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ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

【映画】『ライオン』

2017-04-18 08:36:22 | 映画
邦画の「3月のライオン」は見逃してしまったが、こっちの「ライオン」は見に行くことができた。
「実話は小説より奇なり」
25年前にインドのはしっこの小さな駅で兄とはぐれて、回送列車に乗ってしまい2日間。
たどり着いたカルカッタの町で放浪の末、施設に収容された少年サル―。
運よく引き取ってくれたのははるか遠くのオーストラリアの養父母であった。
オーストラリアタスマニアで立派に成長したサル―は、大人になって、友人の家でインドの揚げ菓子を見て、突然兄のことがよみがえる。
少しずつ、生き別れたインドの母と兄のことが思い出され、何とか自分のルーツを知りたいとグーグルマップで自分の家を探そうとする。
住んでいた町の名前もうろ覚え、自分の姓さえわからない。
駅の横に大きな給水塔があったこと、汽車で2昼夜の距離を走ったこと。
石運びをしていた優しい母、頼りになる大好きな兄、幼い妹。
もう一人の義兄弟との葛藤や、愛しんでくれる養母(ニコール・キッドマン)を裏切りたくない気持ちの中、恋人とも別れて、インドの家族を求める気持ちにさいなまれるようになる。
グーグルマップを調べつくして2年?サル―はついに!
映画でめったに泣かない私も最後まで涙をこらえて見続けた。
最後の最後にライオンの意味が判明します。
お勧めの映画ですね。
4/7近江八幡、4/12背割堤に写真を追加しました。

DVD映画『あん』

2017-02-11 17:44:19 | 映画

2/10、難聴サークル2月の例会はDVD上映会。
桜が満開、店長1人でやっている小さなどら焼きの店の張り紙を見て、おずおずと樹木希林演じる徳江が雇ってくださいと訪れる。
徳江が小豆の声を聴きながら優しく丁寧に作る餡子は絶品。
店も大繁盛するが、徳江にはある事情があり、そして、客足が途絶える。

 ねぇ、店長さん
 わたしたちにはこの世を見るために、聞くために生まれてきた
 だとすれば、何かになれなくてもわたしたちは
 わたしたちには 生きる意味が、あるのよ

印象に残った言葉でした。
重度障害者だって、凡人だって、生まれてきただけで意味があるんだ。
樹木希林の孫の内田伽羅(もっくんの娘)もたどたどしくも初々しく中学生を演じてます。

この映画を見たら、みんな餡子が食べたいと言っていて、私も帰りしに御座候を買って帰りました。


映画『恋妻家宮本』

2017-02-08 20:47:32 | 映画

空き時間があったので速攻徒歩で字幕付を見に行った。
妻の書いた離婚届を見つけてしまう冴えない国語教師役で阿部寛が出演。
家の中の様子とかどこでもあるよな佇まいで、ファミレスの食事メニューで迷い尽くす気持ちも共感できる。
原作は重松清なのでストーリーは素直でわかりやすい。
産まれた息子の命名のシーンで、首が座った赤ん坊抱っこ!なわけないやろとツッコミどころもあるけど、阿部寛のオロオロぶりや教師として一生懸命な姿はなかなか。
得意げに料理するところはいかにも阿部寛だ。
人は自分が正しいことを主張したがるけど、優しいことを言い募るほうがいいのね。
ま、しかし、50歳で再び夫婦愛を確認なんてのはやっぱりできたお話だ。
最後にファミレスで吉田拓郎の歌をみんなで順に歌うのも面白かったです。

映画『殿、利息でござる!』

2017-01-25 19:56:38 | 映画

市民会館で上映されたので見に行きました。
前売券を買いそびれたけど、昨日ローソンでチケットを買えた。
以前は邦画には日本語字幕が付いていなかったが、今年から付くようになってうれしい。
昨夏の障害者団体アンケートに、「市民会館で上映の邦画は日本語字幕版があるものはそれで上映してください」と記入したからかなと思っている。

江戸時代後期、貧困にあえぐ仙台藩の小さな宿場町の商人や百姓たちが、自らの咎めや破産も厭わず、大金千両(現在の価値でおよそ3億円)を工面して仙台藩に貸付け、その利息で藩から負わされる荷役を賄おうとする。
実話を基にした磯田道史の原作の映画化である。
古文書を読み解く磯田先生の解説が好きなので、映画も面白かった。
仙台藩の若き藩主役で羽生結弦が爽やかに出てきたり、磯田先生もチョイ役でワンシーン顔を出している。

映画『海賊と呼ばれた男』

2016-12-19 21:09:35 | 映画

近くのTOHOシネマで『海賊と呼ばれた男』の日本語字幕付上映がかかったので、昨日見に行った。
字幕付は4日間あるものの、1日1回しか上映しないので、昨日しか行ける日がなかった。
Yahoo映画レビューでは特に評判が良いというほどでもないが、なんせ岡田くんは地元ひらパー園長さんだし(笑)
岡田准一主演の映画は全てひらパーのパロディポスターが作られている。
物語は百田尚樹のベストセラーの映画化で、題材は出光興産創始者の一代記である。
Yahoo映画レビューの低評価のコメントは、原作と比べると薄っぺら、ダイジェストみたいというのが多く、高評価のコメントの良かったvsつまらないの両極端にわかれていて、これは自分で見てみんと。
私は原作も読んでいないし、白紙状態でみたから面白かったんだと思う。
特に中高年にはわかりやすい展開、会社愛一途、全社一丸の話はウケるんでは。
戦争を挟んでの石油利権を巡るやり取りや、ごり押しの男一徹?な生き方など、原作の圧倒感には及ばないとしても、岡田准一の特殊メイクの老け演技も様になっていてよくできた映画です。
公開当初よりはじわじわと評価が上がっているのもさもありなん。

映画『君の名は』

2016-10-05 21:17:15 | 映画
例によって日本語字幕付は朝の9時からで、急いで駆け付けた。
興行収入大ヒットのアニメである。
背景画が美しいというのもあって見に行った。
東京と岐阜、場所と時を越えて2人の高校生男女の心が日ごとに入れ替わって、やがてお互いに惹かれあっていく。
途中で彗星出現のSFチックな場面を挟み、心の入れ替わりがなくなり、記憶が薄れていく。
君の名前も思い出せなくなって、それでも、お互いを忘れられず、時は過ぎゆく。
ハッピーエンドにならへんやったらどうしてくれんねん!と思いつつ、最後はちゃんと出会うことができてホッ。
それにしても、水彩の背景画がよかった。
水彩の基本は遠くの景色は淡くぼんやり、手前の景色は濃くしっかり、そして、建造物、雲、樹木、人物、もののすべてに影がある。
影を描くことで立体感と奥行きが出る。

その後、眼科行って目の検査(ドライアイ?眼精疲労肩こり頭痛)して、書道教室やらで、本日もフル回転。
回転している間は不思議に元気なもん(笑)

市民会館の映画

2016-10-01 17:59:48 | 映画

市民会館では1~2カ月に1度、半年遅れの邦画が手ごろ料金で上映される。
映画館で見逃したものなど見てみたいなと思うけど、日本語字幕が付かないのであきらめていた。
7月頃、市役所から難聴サークル宛のアンケート用紙が来て、サークル活動状況のほか、意見を書く欄があったので、
「市が主催で上映する日本映画の東宝作品などは、日本語字幕付フイルムの配給があるはすなので、これを上映してください。
市が配布する市制記念DVDなどには字幕を付けてください」と書いておいた。
今月号の広報を見ると↓

ちゃんと、実行してくれたんですね。うれしい。見に行こうっと。

映画『ハドソン川の奇跡』

2016-09-29 20:44:14 | 映画
9/26 空き時間をやりくりして見に行った。
映画レビューは高得点。
川に浮かぶ飛行機の翼の上ですくむ乗客のニュースはおぼろに憶えているが、アメリカニューヨークのハドソン川で起こった航空機事故の実話を元にしている。
真冬の川に不時着(墜落=調査委員会の主張)するよりは近くの飛行場へ引き返せたはずだと、英雄視の機長は委員会で問い詰められる。
155人の命を危機にさらし、高価な飛行機を失ったわけなので、本当に両方のエンジンは不能になっていたのかが争点になる。
機長(トム・ハンクスも年取った?)は最初から最後まで沈着冷静ではあったが、結果が出るまで苦渋の胸中だったろう。
エンジンに鳥が突っ込むというバードストライクの事故ってよくあるらしい。
平気で飛行機乗ってるけど、やっぱり、飛行機って怖いもんなのだ。
実話に基づくリアルティ、事故のスリル、救出の感動、追い込まれても常に冷製な機長に下される結果はいかに!
面白い映画要素が揃って外れるわけがない。

映画『後妻業の女』

2016-09-28 13:42:26 | 映画
日本語字幕付は朝いちばんの上映しかなく、寝坊の身なのにあわてて駆け付けた。
Yahoo映画レビューは評価があまり高くなくて(私としては3.8以上なら安心して見られる)迷っていたが、まあ、見てみんことには面白いかどうかはわからんし、TOHOシネマカードの6回見たら1回無料が使えたし。
結果、笑えて面白かったです。
ま、関西語圏以外の人にはえぐくて付いていけへんかも。
大竹しのぶも豊川悦司も体当たりで熱演。
騙された9番目の夫元教授の次女役の尾野真千子もやっぱり存在感あり。
原作はあの関西青酸連続事件の前に書かれているので、後妻業というのは昔からあるんでしょう。
結末が納得できないという感想もあるけど、金と女の欲がある限り悪もんははびこるってこと。
どなたも自分の身に降りかからんことを。

映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』

2016-08-03 18:12:06 | 映画

11階の風の広場

ステーションシネマのあるグランフロントのノースゲイトビルで、ヒマワリをスマホ撮りしてたら、「お時間あればアンケート受けてもらえませんか?」とビルの管理スタッフから声をかけられた。
風の広場や天空農園は緑の空間や風が気持ち良くて好きな場所で、映画待ちの5分ほど答えて、お礼にクオカードもらった。

レディースデーのせい?夏休みのせい?立地のせい?シアターはほぼ満席で、前から2列目のかぶりつき席だった。
以前、前席で酔ってしまったことがあり、気分悪くならずによかったけど。
だれでも知ってる名作「ローマの休日」は、アメリカの戦後を吹き荒れた赤狩り(共産党員狩り)で有罪判決を受け、映画界をも追放された脚本家のトロンボが他人の名前を借りて発表したものである。
正義の名を借りて他を認めず、モノ言えぬ世の中(ネットでも)になっていくのって怖いね。
最初の20分くらい、配役の顔と名前がゴチャゴチャして筋がようわからず。
トランボは偽名を使ってでも家族のためにB級映画もいとわず書く書く、書いて書きまくる。
敵役のヘレン・ミレンもプライド高く好演しているが、奥さん役のダイアン・レインがいいなぁ。
好きな俳優さんです。
トランボ原案の「黒い牡牛」や「スパルタカス」は中学生のころ、授業の一環で体育館で上映されたので懐かしい。
カーク・ダグラス役の俳優もよく似てる。
ローマの休日のグレゴリー・ペックもけっこう好きだった。