日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「花を手向けに」再録

2019年10月03日 | 日記
 今年の3月22日に詠んで、「とくに佳くも悪くもない、並みの出来です」と書いた歌ですが、同じ道を歩くたびに思い出し、読み返してみると、なかなかいい調べの歌だなと思います。

この道に 倒れし人の 幾たりや 花を手(た)向けに 夢(いめ)愛(うつく)しむ
(昔から多くの人が行き交ったこの道で、幾人かは命を落としたことでしょう。その人たちのために、咲き初めた花を手向けとして、見果てぬ夢を偲びます)

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