日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「人の手をとり」1首

2020年04月26日 | 日記
 老母の見舞いにいけない日々が、続いています。夢で会いにいったものか、母が会いにきたものか、母の暖かい手を握ったまま、ゆっくり目覚めてきました。手に残ったぬくもりが、切なく、嬉しく、いつまでも消えません。

したはしき 人の手をとり 
あたたかき 
夢より覚めて 名残の惜しき
(夢で会いにいった母の暖かい手を握ったまま、ゆっくり目覚めてきました。手に残ったぬくもりが、いつまでも消えません)

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