室戸岬、月見ヶ浜
エボシ岩
昨夜、室戸岬の月見ヶ浜で、天の川を撮影しました。
天の川は、8月の新月の頃がもっともきれいに見えます。
今の時期が新月の時期です。
新月の前後5日くらいが、天の川を見るチャンスです。
冬の天の川は見たことがあるのですが、夏の天の川は見たことがなくて、どの方角から何時ころに出るのか全く分かりませんでした。
実際に現地で確かめるしかないと思い、室戸岬に行ってみました。
事前の、ネットの情報では、南西方向から、北東の方角に向かって、天の川が天空を横切るように見えるということが分かっていました。
月見ヶ浜で、天の川が見られるかどうか分からなかったのですが、きれいに天の川が見えました。
やはり、南西の方角から天の川が立ち上がっていました。
月見ヶ浜から、灌頂ヶ浜の方向に視線を走らせると、海から、薄い雲の帯のようなものが立ち上がっているのが見えました。
それが、天の川です。
肉眼では、淡い、白い帯のように見えます。
時刻は、午後9時20分頃です。
この時刻よりもう少し、早い時刻のほうがいいかもしれません。
午後8時過ぎからは、海から立ち上がる天の川が見られるはずです。
夜の月見ヶ浜はかなり不気味です。
街灯の明かりと、灯台の明かりがあるので、完全に闇というわけではないのですが、それでも、不気味です。
月見ヶ浜で、天の川を見る場合は、あまり一人で見ないほうがいいだろうと思います。
肉眼では白い帯にしか見えないのですが、長時間露光で写真に撮ると、はっきりと、茶色い天の川が現れます。
撮影データ的には、ISO1600 F2.8 30秒。
ピントはマニュアルですが、ライブビューのあるカメラは、星を拡大してピントを合わせたほうがいいと思います。
基本的には、ピントは無限遠にしておきます。
ソニーα700の場合は、ノイズだらけになって、作品としては使えません。
ブログに掲載するサイズにリサイズすればノイズはあまり気にはなりません。
こういう高感度で長時間露光する場合は、フルサイズの、キャノンとか、ニコンのカメラでないと、作品にはなりません。
いつか、ソニーのフルサイズのα99でも買って、まともな、天の川の写真を撮ってみたいと思います。
室戸岬は、朝日、夕日と、月の名所というイメージで、星に関しては、まったく、PRしていないのですが、国道からすぐ近くで、こんなにきれいな天の川の見られる場所は、おそらく、国内では他にはないはずです。
灯台の光と、街灯の光によって、ジオパークの岩と、雲のようになった波も天の川といっしょに撮影できます。
夏のお盆の頃の夜は、月見ヶ浜で、天の川の鑑賞会でもしたらどうでしょう。
『第4回室戸ジオパーク写真コンテスト』開催。応募締め切りは、2012年9月24日。
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天の川が清流の如く流れ煌いて絶景のポイントなのですね。
高知市内近郊では街の灯りが反射してとてもこの様な天の川にお目にかかることは出来ません。
月見ヶ浜は、街灯の明かりと、灯台の明かりの影響があるので、岩陰から撮りました。
灌頂ヶ浜でも撮れるのですが、月見ヶ浜のほうが岩の並びがよくて、岩を入れて撮るには月見ヶ浜がいいと思います。
室戸スカイラインからも見えるのですが、撮影するのであれば、月見ヶ浜がもっとも適していると思います。