南海地震が起こった場合は、室戸市の国道は寸断されてしまう。交通手段は、基本的に徒しかない。川が何本かあり、橋は落ちてしまうと考えると、川の中を歩いて渡ることになる。車が道路を走れるとしても、川は渡れなくなる。こういう場合には、自転車が有効になる。自転車なら担いで川を渡れる。
救援物資は、室戸市の場合は、室戸広域公園に運ばれてくる。その他の場所にヘリコプターが飛んできて、物資を落としてくれるわけではない。室戸市は東西に長い。羽根、佐喜浜から広域公園まで歩くとなると時間がかかる。自転車なら、一時間で、15キロ程度移動することができる。
怪我をした人、高齢者は、第一次避難場所からは動くことはできない。身体が動く人が自転車に乗って食料と、毛布などを、室戸広域公園に取りに行くことになる。室戸広域公園が長期避難場所になったとしても、多くの市民はそこにだどりつくことはできない。一家に一台自転車を所有するべき。