きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

南海トラフ地震後の室戸市の人口動態予測

2014年01月05日 13時52分20秒 | 日常
南海トラフ地震が起こった場合、室戸市の人口がどれほど減少するのか予想してみます。

これは、あくまで、個人的な予想なので、実際にはどうなるのかは分かりません。

今から、10年後、つまり、2024年に起こると仮定します。

室戸市の人口は、毎年、400名程度減少しています。現在、15,000人程度です。

10年後には、今の減少率で計算すると、11,000人になっています。

その時に、南海地震が起こると、津波、建物の倒壊によって、人口の20パーセントが死亡すると仮定します。つまり、地震の直接の犠牲者は、2,200人程度になります。

怪我人は、死亡者の2倍と仮定して、4,400人。

避難生活で、食糧不足、水不足、毛布、衣服の不足、怪我人の治療ができない、薬がないことなどによって、怪我人の死亡が2,000人。病死が1,000人。

南海地震が発生してから、1週間後に、生存している人間は、11,000-5,200=5,800人。

5,800人のうち、高齢者は、30パーセント程度。

この、5,800人は、長期避難場所にたどり着けた人と仮定しているのですが、現在、長期避難場所がどこなのかは分かっていません。

今、地震が起こると、現実的に、避難所がどこなか分からないので、生き残った人たちはどこに行けばいいのでしょうか。

個人的には、お寺に逃げ込みます。

室戸三山は、山の上にあるので、津波の心配はありません。

民家よりは、お寺は頑丈に造られているだろうから、地震の揺れでの倒壊はないのではないかと期待します。

境内も比較的広いので、キャンプをすることはできると思います。

お寺は避難場所に指定はされていないですが、自主的に、食糧、水、燃料の備蓄をしておいてほしいと思います。


過去の南海地震の場合も、お寺は、避難場所になっていたのではないかと思います。

避難所では、食糧不足で餓死する人たちもいるはずです。

自治体は、スーパー、食品メーカーと、契約をして、食糧を融通してもらうよですが、それは、道路が完全に使える状態の場合を想定しているのですが、現実的には、道路は全く使えません。

食糧の流通は数か月間止まります。

食糧は、空輸するしかありません。

食品メーカーと、契約するのではなくて、農家と契約するべきでしょう。

調理もしなくて、簡単に食べられて、栄養のある食べ物といえば、芋です。

水で洗って、焼けば、すぐに食べられます。

芋はある程度の期間、保存はできます。

ことに、室戸市は、南海地震では孤立し、救援は、もっとも最後になるだろうと思います。

山の上にある農家には、芋の備蓄をお願いしておいたほうがいいのではないかと思います。


南海地震を生き延びたとしても、その後の生活の基盤を失った人は、生活の再建のために、室戸市外に出ます。

生き残った5,800人のうち、30%が、室戸市外の親類を頼り、あるいは仕事を求め、市外に出ます。

室戸市に留まって、生活を再建しようと思う人は、5,800-1,750=4,050人。4,050人のうち高齢者が、1,200人。現実的に、室戸市を再建できる、労働人口は、4,050-1,200=2,850人。この人数で室戸市を再建しなければなりません、

10年後に南海地震が起こったことを想定して、この数字です、

20年後に起こったとしたら、生き残った人の数はさらに減少しているはずです。

こういう、現実に起こる危機をまず、きっちりと、イメージすることが大切です。

生存者を少しでも多くする対策を今まさに、何よりも優先して行うべきです。












 人気ブログランキングに参加しています。このブログを気に入ったらクリック御願いします。
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログへにほんブログ村