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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

心地よい疲れ

2016-09-10 18:25:15 | よもやま話

ここまでと思ってやりました。
朝早く起きて、庭の草取りです。
妻のあとを受けて、やり切りました。
ここに来て、初めて土が見える庭に出会いました。
2週間もすると元通りです。
束の間の山水を楽しみたい。

風が通り抜けていく。
陽が当たる。
心地よい疲れが残りました。

田舎の暮らしは、やってもやっても終わりがありません。
今まで経験したことがないことです。
どこかに区切りがあるものでした。
エンドレスの仕事は、少しずつ成果が出てきます。
気持ちが穏やかになります。
決して急がないし、当たりのような幸運もありません。
動いた分だけ、何かが変わります。
何事も受け入れられる。あるがままに。

勝ち負けのない戦い。
成功も失敗もない。
あるがまま。
働いた分だけ、少しだけどご褒美のような収穫であったり、
気分転換であったりします。

時間が流れているのを感じます。
都会では、毎日の生活に変化を感じることは少なかった。
変化は、自分の中に生まれてきた。
ほわほわと何事も許せるような優しい気持ちのことである。

夕暮れに 虫の音聞いて またあした

2016年9月10日
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あんたに決めた

2016-09-09 06:42:43 | よもやま話

ふくよかで、福々しい顔に出会いました。
これからも幸せであれと願います。


よく雨が降ります。
一雨ごとに、草が伸びる感じです。
おお、怖いと思います。
いやいや負けてなるものかと頑張ります。

白菜の苗をいただきました。
若い苗の時、虫がつくと、どうしようもなく食べられてしまう。
最初の薬は、成長と共に消えてしまう。
土が乾いたら、薬を土に入れましょう。
もう、冬野菜を植える時期になったのです。

今日のタイトルは、「あんたに決めた」です。
よくぞ、決めてくれました。
あとは、任せてくださいと言ったものの、本当はこれからです。
努力とやさしさ、なにより観察力がないと幸せにできるものではありません。
先にこんなことが解っていれば、どんなにか早く伴侶が見つけられたものなのに。

女の人の「あんたに決めた」は、頭がさがるほど度胸があります。
好きな人は、いたんだけど、あんたの熱意に負けた。
これから、あんたと生きていく。
こうして、幸せ街道まっしぐら。

気付いたときには、あんたでなくてもよかったかな。
いやいや、やっぱり私の眼に狂いはなかった。
あんたで良かった。
でも、今度生まれ変わったら、あんたでない人が良いな。

あんたに決めた。
もう、走りだしちゃったからには、幸せにならなくちゃと懸命に生きてきました。
今でも生きています。
あんたに染まっちゃった。後悔はない。
ここまで覚悟を決めていたのです。
解らないといけませんね。

よくぞ、ついて来てくれました。
これからも、一生懸命。毎日大切にするからね。
当たり前のことです。
あんたは、私です。
他のだれでもない。オンリーワンは私です。

重いけど 全部しょってる あんたです

2016年9月9日

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とんぶりの選別

2016-09-08 07:22:28 | プロジェクトエンジニアー



とんぶり(箒草の一種)の実と茎です。
とんぶりが色づいた頃、干していました。
下に敷いたブルーシートの上にぽつぽつと乾燥するごとに実が落ちました。
乾いたかなと思う頃、雨が降りました。採り入れを忘れてびっしょり濡れてしまいました。



今日のテーマは、「とんぶりの選別」です。
穀物を良品と不良品に選別します。
良品は、実入りは充実していて食用に適しているものを言います。
不良品は夾雑物、未熟粒、被害粒(虫くい、カビ毒)と泥玉などです。

穀物の選別には、粒選別(サイズ)、風選別(風圧)、
比重選別(比重)、色彩選別(色),形状選別(割れ)が使われる技術です。
このサイズ(1-2mm)の穀物の選別は、とてもやっかいです。

濡れてしまったこともあり、私は水選別をしました。
ほとんどの穀物の真比重は、約1.4g/ccです。
空気を含んだ泥玉は約1.2-1.4g/cc(想像)で、
比重選別では選別しにくいのです。
コンバインで刈り取った穀物の選別で石のような泥玉が取れにくい原因です。
炊飯時、溶けて泥となります。

容器にとんぶりの実を入れ、井戸水を入れました。
かき混ぜながら、軽い夾雑物を容器から水と共に流し捨てます。
残ったとんぶりの実にさらに井戸水を加え、
軽いもの(被害粒、未熟粒、殻、どろ等)を流し捨てます。
これを何度も繰り返して、整粒度合いを上げて行きました。
多少、整粒に傷はつきましたが、概ね選別はできたようです。
これを乾かして、とんぶりの製品(穀物として)とすることにしました。

乾燥度合いは、15%以下を目安とします。
多少過乾燥(10%以下)でも割れにくいように思えます。

このような色合いの穀物を色彩選別するのは、困難です。
色の変化(整粒とそうでないもの)が少ないからです。

しかたなくやった「水選別」でした。
意外と上手くいったように思います。
粒のまわりについた汚れも併せて取れたように見えます。
発芽しないか心配です。
気をつけて観察しましょう。

縁側で ひなたぼっこと 豆いじり

2016年9月8日

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五木の子守歌

2016-09-07 07:32:51 | プロジェクトエンジニアー

歌が上手だということは、
歌い始めると誰もが黙り込んで聞いてしまうほどのことを言う。
昨日の八代亜紀の歌がそうでした。
熊本地震の被災地を訪ねて歌った歌の一つが、「五木の子守歌」でした。
この歌は、独特の哀愁があり多くの日本人が知っています。
よか衆と勧進(農奴)の差別的な表現の歌詞である。
八代亜紀の歌は、そんな歌詞の意味をどうこう言うようなことはないほど
心にしみいりました。

人に伝えるのではなく、
人に伝わるのです。
「伝える」と「伝わる」の差は大きいと言えます。

私は、伝える仕事ではなく、「伝わる仕事」をしたいと思います。

今日は、これまでとします。

2016年9月7日

<<五木の子守歌>>

おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃおらんと
盆が早よくりゃ 早よもどる

おどまかんじんかんじん あん人たちゃよか衆(し)
よか衆ゃよかおび よか着物(きもん)

おどんが打死だときゃ 誰が泣(に)ゃてくりゅか
裏の松山ゃ せみが鳴く

せみじゃござらぬ 妹(いもと)でござる
妹泣くなよ 気にかかる

おどんが死んだなら 道端(みちばち)ゃいけろ
ひとの通るごち 花あげる

辛(つら)いもんだな 他人の飯(めし)は
煮(に)えちゃおれども のどにたつ


1950年(昭和25)から10年間、作曲家・古関裕而が編曲した「五木の子守歌」は、
NHKのおやすみ番組の電波にのり、独特のハモンドオルガンの演奏とともに、
地元・五木村が知らない間に、一躍、民謡の花形となり日本の代表的な子守唄として、
全国に知れわたっていきました。とのこと。

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見守る

2016-09-06 08:20:42 | プロジェクトエンジニアー

金魚のハンドバッグを下げた着物のような服を着た女の子です。
お母さんにお願いして撮らせていただきました。
お母さんは、そっと引かれました。


やっと、絵が描けました。
もう出かける時間になりました。

今日のタイトルは、「見守る」です。
認知症の講座に出席したときのこと。
認知症の方には、正面から同じ高さの目線で話かけてくださいと教えてくれました。
そして、決して後ろからは声をかけないでください。
びっくりして逃げようとされますとも。

小さな子どもと話す時、目線をあわせるためにかがんで覗き込みます。
小さな子供は、安心したように話しかけてきます。

同じ目線で話すと良く聞きます。
どうしても上から目線になりがちな経験者です。
そして健常者です。
人の痛みは、分かりにくいものです。

冒頭の女の子のお母さんは、にこやかに見守っておられました。
女の子もにこにこと堂々としていました。
この親有って、豊かな子どもの成長と感じました。

仕事をしていて、「見守る」が、なかなかできませんでした。
先に先に口を出してしまう。
任せると口では言いながら、終わってみれば自分が仕切っていました。

見守る。
見て番をする。事が起こらないよう注意して見る。
じっと見つめる。熟視する。(広辞苑より)

お母さんも、子どもの自主性を尊重するとしながら、
先に言ってしまいます。
有志による「見守り隊」が結成されます。
見守るのは、徘徊老人であったり、子どもであったりします。

どのうちでも、恥ずかしいことを隠そうとされます。
自分の親が、認知症気味であるとは決して言わない。
近所にも、地域にもそのような情報が共有できたら、
徘徊老人も早く見つかるかもしれません。
子供に関する事故も減るかもしれません。
無関心でないことが、「見守る」の基本です。

もう時間がなくなりました。
またの機会にもう一度、考えます。

2016年9月6日
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