故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

巻き込むと分かつの違い

2016-09-26 05:33:37 | プロジェクトエンジニアー

京都永観堂で見た地蔵さんです。
何も言わないけれど、にこやかに包んでくれてるようでした。


お前、馬鹿だね。
本当に馬鹿だね。
私にとっては、最高の褒め言葉です。

今日のタイトルは、「巻き込むと分かつの違い」
仲が良い4人がいました。
気が合って、バンドを組みました。
曲を作り、路上ライブに一生懸命でした。
いつしか認められるようになり、最初はラジオに、次にテレビに出るようになり
彼らは、メジャーになりました。
それから、4年経ちました。

メンバーの一人が解散しようと言いました。
時代が、変わり彼らはテレビに出なくなっていました。
メンバーのリーダーだけは、売れ続けていました。
ある人は、田舎に帰り家業を継ぎたい。
またある人は、大学に戻って医学の道を究めたい。
最後のメンバーは、俳優になりたいと言います。
リーダーは、あんなに仲が良かったのに、どうしてこんなことになったのか。
いつからだろうか。と思い始めます。
数か月後に彼らは解散し、各々の道をたどり始めました。

リーダーが求める音楽感は、彼らの成長と共に飛躍的に伸びて生きました。
次から次に作るバラードはファンの心をわしづかみにしました。
でも、他のメンバーは、そんなものを目指していたんじゃないと思い始めました。
一時のあがきのような青春のため息を伝えたかったのです。

リーダーは決断をしました。
巻き込むのはやめよう。
あの時代の4人では、もうなかったのです。
それぞれの道を見つけたのです。
家業を継いだ人、医者になった人、俳優になった人も
それぞれ今でも音楽を楽しんでいます。

あの時代、4人は自分たちの造る音楽で、喜びを分かち合っていました。

リーダーは今でも、彼の音楽でファンを痺れさせています。
彼は表舞台から消えるように、今では若い歌手に彼が作った楽曲を提供しています。
どの歌も、心に滲みるものでした。

「巻き込むと分かつの違い」について、書いてみました。

私は、今悩んでいます。
いつもの飲み仲間に、私が企画したイベントに参加してほしいとお願いに行きました。
仲間内で時々飲む分には良いけれど、まったく知らない人と交流のためとは言え、
参加をするには歳をとり過ぎたから。別のイベントの準備があって忙しいから。
そうなんです。人にはそれぞれの事情と都合があります。
その事情を乗り越えても一緒にやる理由がないのです。
私は、さらに求めることをやめました。

喜びを分かつことが出来なくなったら、別の仲間を探した方が良いのです。
そして、またいつもの飲み仲間とあったことを話して気軽に飲んだら良いと思います。

遊んだね 幼な友達 今昔

2016年9月26日

2016年8月3日投稿記事「去る者は追わず、来る者は拒まず(Part3)」
参照ください。ハイライトの部分(記事)をクリックすると記事が出ます。





コメント
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