案外、周りの肉付きの良さに比較し唇が小さかったですね。
この男、酒造りを一手に引き受けているのだと言わんばかりの好男子です。
おかげ様で、美味しい酒をいただけます。
今日のテーマは、「男の色気」です。
女性に聞いても、しっくりとした答えは返ってこないようです。
ウフフとにこやかな顔をされてはぐらかされてしまいます。
「色気」と「色香」の違いはなんでしょう。
色気とは、愛嬌。おもむき。風情。異性の気をひく性的魅力。
色香とは、女の(あでやかな)容色。おんなの色気。(広辞苑より)
肉体的なことを書こうとすると、十人十色でさまざまな見解が予想されます。
筋肉質が良い。ぽっちゃりしてお布団のような安心感が良い。と意見が分かれます。
男にも、女にもはらはらドキドキさせてくれる人のことではないでしょうか。
言葉では、言い表せない切羽詰まった何かです。
いい女の前では、息がつまりそうです。
いやいや今日は、「男の色気」です。
下町の銭湯で、工事現場で背中いっぱいの刺青を見たことがあります。
近づきがたい印象でした。
話してみると、案外やさしかったりして、二度驚きました。
今日は特に風情について書きたいと思います。
ダンディー(dandy)とは違う。
バイオレンス(violence)とも違う。
たたずまい(佇まい)のようなことでしょうか。
生き方みたいなものでしょうか。
男の生き方に色気を感じる。
一生懸命であり、愚痴は飲み込み、
実は、人生を楽しんでおり、心が広い男のことでしょうか。
「生」を感じさせてくれる男のことでしょうか。
男の色気は、その人のこだわりのことのようにも思います。
いきざま。
壮絶であろうが、ひょうひょうであろうが、生きることに一生懸命な男のことでしょう。
仕事の時の真剣なまなざし、仕事が一段落してくだけた表情の
OnとOffの違いが鮮明であること。
なにより大事なことは、たいせつなものを守るためには、
とことん闘う(努力する)ことを選ぶ男のことではないでしょうか。
きっと、自分に打ち克つことを選ぶ。
そんなに頑張らなくてもいいわ。
と女性はいいます。
怪我でもされたら、あとが面倒だもの。
と口ではいうものの。うふふです。
まだまだ修行がたりないようです。
雄狸 雌を追いかけ 事故に会う
2016年9月13日