故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ちょっと、違うんだけど

2016-09-01 06:54:02 | よもやま話


この方を描いていて、どきどきしました。
どんどん違う方向へ筆が進みました。
ちょっと違うんだけど、まっいいか。


奥様の似顔絵(絵手紙)を旦那様に渡す時、いろんな反応があります。
奥様のことを美人だと信じ、愛されているご主人の対応2例。
美人に描けなかった時は、旦那様は不満な顔をされます。
美人に描けたときは、なんでと怪訝な顔をされます。
怪訝な顔とは、あんたは私の妻とどういう関係だと思われるのかな。
これは、奥様のことを美人と想い、愛されている証拠です。

世間的にそんなに美人の部類に入らない奥様を描いて、
似ている場合は、「まんまじゃないか」とご主人は大笑いされます。
もう少し美人に描けとは言われません。

似顔絵は、写真の顔とはちょっと違います。
違って当然です。
こんな表情をする時があるのかな。
と似顔絵本人の方も、苦笑いです。
違う理由は、私が脚色しているからです。
こうだったら良いな、こうなんじゃないかと勝手に決めつけて描いています。

今日のテーマは、「ちょっと、違うんだけど」です。
勘違いされている人のなんと多いこと。
稲穂は実るほど垂れるかな。と逆バージョンの方のことです。
私はそんな人のことを、
「つっかえ棒が後ろに必要な人」と表現します。
よくもまあ、そっくり返っていること。
あんたが偉く見えるのも、周りが押し上げてくれたから。
瞬時の間、神輿の上で、はしゃげるだけなのに。
定年後の姿が想像できない方の一人です。
役が取れた途端、誰も相手にしない普通の人なのに。
近所の集まりや、子ども会の手伝いに来ているのに、
役員の肩書の名刺を出される方のことです。
この地域では、ほとんどの人が個人事業主の社長ばかりだと言うのに。

会議に出席し、議題ごとに最初に発言して会議をぶち壊す偉い人のことです。
偉い人が、しゃべったらもう一般の人は何も言えないことが解らない。
偉い人が言われることは、即結論になってしまうと言うのに。
中味が斬新で唸らせるものがあればまだしも。
どこかの誰かが、以前言った受け売りばかりでは情けない。

あーあ。
ちょっと、違うんだけどの話は終わりそうもありません。
私の対処方法は、「もっとやれ、もっと言え」です。
面白がるしかありません。
じっくり観察して、小説のネタにします。

アフリカの奥地に次から次に援助の手が届きます。
あなたの国は、何をプレゼントしてくれるのか。
気付かぬうちに、補助金慣れになってしまったのです。
ちょっと、違うんじゃない。
では、どうするか。
その国、地域が自立できる技術の伝承や
若い人の留学を進めることをしている国があります。
長い目で見れば、留学先の言葉を習い文化を学び、
その国のファンになり、友人となります。
留学先から帰国した若い人は、やがて決定権を持つ大臣になるかもしれません。
なれなくても、その後も行き来するパートナーになることでしょう。

「ちょっと、違うんだけど」は自分にも言えることです。
お前は人の親面しているけど、ちょっと違うんじゃない。
私は、選択することもできず、お前の子供になってしまったんだと、
子供は思っているかもしれない。
そういえば、あなたの子供で良かったと子供から言われたことがないと、
独り寂しく思うこの頃です。

勘違い 豚木にあがり 降りられぬ

2016年9月1日

2015年2月9日投稿記事「会議の進め方」を参照ください。



コメント
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