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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

思えば遠くへ来たもんだ

2016-09-19 06:09:29 | よもやま話

防人に付いて来ました。
まさか自分がこんなに遠いところへ来るなんて思いもしなかった。
あなたといるから何にもいらない。


今日のタイトルは、「思えば遠くへ来たもんだ」です。
百舌鳥の里から、雁がやってくる土地に来ました。

故郷では、雨があがると、板塀から湯気が上がっていました。
雨混じりの雪になりました。
軒にできたつららからしずくが落ちています。

女の人は、晩秋に付けた白菜を今朝も樽から出してきました。
ほかほかのご飯にのせて、あなたがもりもりと食べています。
日本を守ることがどんなことか分からずにやってきました。
こういうことだったんだと、少しだけ分って来ました。

明日は、くらくらするような陽が照り付ける砂浜の島に行くかもしれない。
あなたは、少し塩っけのある豆腐を肴に飲んでいます。
作戦は、実行されるらしい。
もうすぐ、あなたは船に乗りますね。

思えば遠くへ来たもんだ。
それなのに、あなたはもっと遠くの海へ出かけます。

いいわ、私は猫ちゃんと待っています。
御無事で。

こんな風に思っているのか解りません。
防人に嫁いだ娘のことを思い書きました。

腹を据え 武運を祈り 送りだす

2016年9月19日

<<投稿後の感想>>
自衛隊員の妻になった娘は、二年の間に3回引っ越しました。
都度訪ねますが、いつもにこにこと元気です。
これからも何度となく引っ越すことでしょう。
コメント
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