2月25日付け記事で,『我が国にもラウンドアバウト交差点が』と題してロータリー交差点が設置された話題を紹介しました。
じつは,このタイプの交差点が兵庫県にもあることをすっかり忘れていました。場所は豊岡市。これまでにそこを通った記憶があるのですが,友人の自動車に乗せてもらっていたので,はっきりと頭に刻まれてはいなかったようなのです。この程そこを通る機会があり,「あっ,そういえば,ここもだ!」と記憶がよみがえってきたのでした。
信号機のない交差点を出て,また引き返してきて,写真に収めました。交差点は6本の道路が交わっています。道路標識にもそのことが明示されています。
見ていると,自動車は交差点に入る前に一旦停止,ゆっくりロータリーを回ってから滑らかに進行方向の道路に出てゆきました。
街中の特異な交差点です。うち2本は国道。生活道路と主要国道が交わっているところです。よく利用するドライバーなら問題なく利用できるでしょう。わたしの場合は,出て行く際一瞬戸惑いました。カーナビの案内では,瞬間的な判断に対応できそうにありません。やはり慣れです。戸惑いはわたしだけではないらしく,それに対応するかのように警察官の姿が見えました。
ここがもしよく利用する道路で,信号機のある交差点だとどうなるか,これを考えるとうんざりします。改良前の交差点はどんな環境だったのか,気になるところです。
帰ってからネット検索で調べると,“壽ロータリー” という名が付いていました。町名にちなんだ命名です。地図標記も,それなりの工夫がなされています。旋回の方向まで矢印で指示されています。
ユニークな風景には,関心を向けておくと世界が広がってるように思えます。欧米風のよき感覚に触れた思いです。