草が刈り取られた山麓。ようやく草が伸びようとしているとき,キタキチョウが地面付近を舞っていました。産卵行動とみて,わたしは観察開始。
思ったとおり産卵を始めたのです。メドハギに産み付けられます。それまでメドハギを見かけていなかったので,「もう茎が出てきたのだろうか」と思いつつ,確認。地面から数センチしか伸びていない茎に,ちゃんと産卵。よくもまあ見つけたことよと感心。
それから一週間ばかり。孵化が始まりました。
殻から出終えると,さっそく殻を食べます。
できるだけ近寄って撮影。顎も見えます。
卵殻を食べるのは習性。
母親からの贈り物をしっかり口にしていました。
小さないのちの,見事なことよ。