自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アカタテハの蛹,ひさしぶりの出合い

2015-10-15 | アカタテハ

ひさしぶりといっても,アカタテハの成虫は時には見かけているものの,蛹は久し振りです。そんなわけで,今日10月15日(木),昼休みのウォーキングで見かけた話題を一つ。

昨年も同じ時期に同じ場所で見ているので,「今年も同じように見るだろうな」という予感がありました。農道を歩きながら,土手の一部を覆うカラムシ群落を見ていくと,目に入ったのが巣繕いをする終齢幼虫でした。からだをすっぽりと葉の表面に出しているのはめずらしいことです。そんなことをすると,外敵の目に触れてしまいます。すっかり油断しているように見えました。


ほんのしばらく観察していると,やがて閉じられつつある葉の中に入っていきました。これが往路に見た光景です。


復路見てみると,またからだを反転させて巣を閉じようとしていました。


近くのヤブマオ(アカソ?)を見ると,葉が一枚閉じられて巣状になっていました。


 

「ははーん,蛹が入っているな」と思って,中を覗きました。やはり,そのとおり! 特徴ある白っぽい体表が目に入ってきました。ひさしぶりにお目にかかりました。


アカタテハの越冬態は成虫です。この蛹から羽化した個体は,そのまま越冬することになります。今の時期アカタテハの蛹を見ると,秋の深まりを感じます。わたしのウォーキングは,こんなふうに観察が適当に入り,じつに気ままそのものです。ひたすら歩くというのは,わたしには似合っていません。

 


最新の画像もっと見る