6月13日(土),夕方。残った2個体のうちの一方が,どうやら羽化間近な様子。からだ全体が黒っぽくなって,今羽化してもおかしくない状態になっています。
6月14日(日)。午前0時30分。6時間,「羽化はまだか,まだか」と待ち続けたものの,その気配なし。日曜日は所用が入って,出かけなくてはなりません。 それで,止むを得ず寝ることに。
早朝に目が覚めて,蛹の様子を確認。まだ羽化していない! 5時48分撮影の写真が下のもの。 腹部の背が白っぽくなっているのは,皮と本体との間に,空気層ができているからです。これで,いつ羽化への準備がしっかり整ったことになります。
6時59分。 下写真は,羽化直近の最後の写真です。
7時05分。一瞬蛹に目をやると,微妙な動きが! 細かい動きはわたしの裸眼ではちょっとわかりませんが, このときはなにか虫の知らせのようなものがあった気がします。「あっ」と思い,大急ぎでカメラの電源とフラッシュっをオンに。そこから懸命に撮りました。
殻が割れ,成虫のからだが下向きに出始めました。黒と白が斑になった触覚。ヤマトシジミの,この昆虫ならではの特徴です。触覚が現れ,複眼が見えてきて。
脚が出てきて。
7時05分。 翅が現れ……。からだを反転させて,上方向に向きかけました。
7時06分。 翅をすみやかに広げなくてはなりません。ほんのすこし歩いて移動。「この空間で翅を伸ばそう」と決めたようです。成虫は静止しました。羽化が始まってからこの時点までで,1分余り。
なんとラッキーな目撃! まず,わたしが起きているときの出来事であるという点,次に在宅時の出来事だったという点,さらには,羽化の瞬間わたしの目が蛹に向いたという点に感謝。こんな好条件が重なることは,度々あるものではありません。
お蔭さまで,納得のゆく画像が得られました。残るはあと1個体。