クビキリギスの噛む力は想像をはるかに超えたものです。昆虫だからとか,バッタだからとか,そんなやさしい話ではありません。いったん噛みついたら放さないほどの威力があると思ってよいでしょう。その被害に遭ったのがわたしですから,確かだと思っていただければ。
撮影していると,そんな強さを感じる場面が何度かありました。大顎が大きく開きました。
開いたままの状態が長く続くことはありません。それでこの程度の深度の写真しか写せません。それでも噛む力の一端が伝わってくるのではないでしょうか。
横方向から撮りました。頭部に占める顎の大きさが印象に残ります。
クビキリギスを観察するときは,この顎を見逃したくないものです。ただし,からだに触れる際はくれぐれも顎の近くに指を近づけないように。