煮終わったワタの靭皮です。
これを簡単に水洗いします。
問題は表皮です。これは紙料には不純物です。できるだけ除くのが望ましいので,ふつうはアルカリ剤で煮る前に蒸してから除去します。しかし,その手間がたいへん。それで,今回は表皮ごと離解・叩解することにしました。結果,表皮を繊維ごとミキサーに入れ,ごく小さくしたうえで流し去る必要が出て来ます。
細かくなった繊維を裏漉し器に入れてきれいに水で洗います。不純物をできるだけ流し去るようにします。
こうして取り出した繊維が下写真のもの。これが紙料となります。
あとは漉く工程になります。