自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

キアゲハの卵と寄生バチ(9)

2021-11-19 | 昆虫

キイロタマゴバチが卵から出て来るか、卵を一つひとつ確かめているとき、タイミングよく見かけたのがこの場面。まさに穴から出ようとする瞬間! 先に生まれ出たきょうだいはどこに行ったのか,一匹もいません。

 

前脚を突き出して、からだを乗り出そうとします。

 

「よいしょ、よいしょ」。そんな掛け声が聞こえて来そう。

 

前脚が出たものの、なかなか出られません。撮影には慌てることなし、です。

 

下に向かって出ようとします。

 

胸部が出ました。これで大丈夫。

 

無事に出終わりました。

 

こういうふうに撮れるのは稀です。だから生まれ出るときを待つのはたいへん。だからこそ、撮れたときはうれしさがこみあげて来ます。