自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'21秋 虫の目レンズは友 ~マムシグサ~

2021-11-11 | 植物

ここは落葉樹の林です。地表には枯れ葉が積もり,その下は腐葉土がたっぷり。そこに生えているのがマムシグサです。久しぶりに見ました。今の時期,赤色に熟した実が異彩を放っています。葉は枯れかかっています。辺りを見回してもこのすがたと色を持ったものは他にありません。

 

西に傾きかけた陽が横から射し込み,枯れ葉の上に木の影が長く伸びています。秋ならでは,林ならではの光景です。

 

カメラの向きを少し変えました。暗くなりかけているので,どんよりと曇った感じです。

 

この種子が落ちて,マムシグサは分布を拡げます。何年もかけて殖えていきます。ところで,ここに生えてきたきっかけは何だったのでしょう。