日暮れ時です。穏やかな一日の終わりで、ショウリョウバッタ(メス)がゆったり過ごしていました。気温が下がって来ているので、動きが鈍いのです。もういのちが絶える頃です。産卵を終えたでしょうか。
後を追いながら撮影しました。
ヒトの影がありありと見えているわけではありません。ただ、シルエット風のものがなんとなくそちらに移動しているだけなのです。なのに、ヒトを見ているように見えるところが愉快です。
ヒトと共生しているのです。直前、公園でチョウセンカマキリやらツチバッタやら、トノサマバッタやらを虫かごに入れている少年に出会いました。中を見せてもらいながらしばらく話をしました。お父さんが「帰るときには逃がしてやろうね」と子に話しかけました。
昆虫がゆたかに観察できる公園。すてきです。