蛹化後,10日と6時間が経過。たまたま見たら,なんとすでに羽化してネットの内部にとまっていました。指を触れると,翅をバタつかせてせわしなく動き回りました。6時間前,翅の紋様や毛が見えたということは羽化寸前だという印だったのです。
確かにセセリチョウのなかまです。
表側の紋様は,まちがいなくキマダラセセリのそれです。
初めての観察にして,貴重な記録が残せました。いつかまたキマダラセセリの幼虫に出合えたら,羽化場面を激写したいですね。それから,産卵風景と卵を写したいなあ。
蛹化後,10日と6時間が経過。たまたま見たら,なんとすでに羽化してネットの内部にとまっていました。指を触れると,翅をバタつかせてせわしなく動き回りました。6時間前,翅の紋様や毛が見えたということは羽化寸前だという印だったのです。
確かにセセリチョウのなかまです。
表側の紋様は,まちがいなくキマダラセセリのそれです。
初めての観察にして,貴重な記録が残せました。いつかまたキマダラセセリの幼虫に出合えたら,羽化場面を激写したいですね。それから,産卵風景と卵を写したいなあ。
このところ,カラムシ群落の幼虫たちがその後どうなったか,気になっていました。草が刈り取られていたらがっかりだなあと思いながら,とりあえず確かめに行ってみました。
すると,刈り取られずそのままの状態でした。「よかったー! ほっ!」。蛹を探すと,巣の中で蛹が1つ見つかりました。それで綴った巣を頼りにして探していくと,簡単に見つかり始めました。次々に,というふうに。基本は,巣の中で蛹になるということなのです。
たまたま,羽化して間もない個体も見つかりました。下写真には2頭の成虫が写っています。
上写真中,右側に写っている個体を接写してみると……。
巣からはみ出して,釣り下がっている蛹もありました。なにか事が発生して,こうなったのでしょう。
結局,採集して帰ることに。みんなで20個体程でしょうか。1個体ずつ確かめて,羽化を待ってみようかなと思っています。置くところは我が家と勤務先のミュージアム。ミュージアムではもちろん展示飼育します。
これだけあれば羽化瞬間を撮るのはそう困難ではないはず。たのしみがまた1つ増えました。