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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

イノコズチと訪花昆虫たち(2)

2016-10-21 | 昆虫と花

ハラナガハバチでしょうか,小さな花でも貴重な栄養が得られるのでしょう。


オスグロハバチでしょうか,花に関心を持って動き回っていました。 

 


ヤマトシジミのペアがいました。越冬態はどうやら中齢から終齢にかけての幼虫のようです。となると,産付された卵が孵化して,育っていくうちに冬を迎えるというわけです。時期的にはちょうどタイミングが合います。

 


ヒメカメノコテントウの食べ物は,幼虫も成虫もアブラムシ。しかし,このイノコズチではアブラムシは見かけませんでした。

 


ミナミヒメヒラタアブが訪れました。小さいので目に付きにくい! そんなヒラタアブにぴったりの量だけ,イノコズチは花粉を提供しているのでしょう。


ハナバエのなかまがやって来ました。さすがの嗅覚! 


口吻をぐーっと伸ばして,蜜源を求めている姿が光っています。受粉に立派に役立っているのです。 

 
わずかな時間しか観察していませんが,地味な花にもこれだけの昆虫が訪れていることがわかります。花弁でアピールしなくても,色やかたちや匂いで招いているのです。結果受粉に成功して,結実して,熟して,引っ付き虫になってあちこちに運ばれます。植物の繁殖戦略の妙が見えてきます。 

 


「空の駅(余部鉄橋)」「湯村(温泉)」を訪ねる旅

2016-10-21 | 旅行

10月21日(金)。久しぶりに但馬にある「空の駅(余部鉄橋=あまるべてっきょう)」と「湯村(温泉)」を訪ねました。

市の福祉関係組織で企画された高齢者対象のバスの旅に,同行ボランティアとして協力。気持ちのよい一日を過ごせました。参加者が楽しんでいただけたのがなにより。ということで,以下,わたしが見た風景を写真でご紹介します。自然の風物詩は撮っても風景写真を撮ることは少ないので,なんだか妙な感じがしました。

鉄橋は地表から40mの高さにあります。高い,高い。


そこから見る景色は,いかにも谷あいが日本海にぶつかっているという風。両者がせめぎ合っているというか。


穏やかなはずの天気なのに,海から吹き上げる強い風は止むことがありません。波が大きな音をしきりに響かせて,岸に叩き寄せていました。下写真は,地上40mの位置から金網越しに魚眼モードで撮影しました。


かつて,ここから回送列車が強風にあおられて転落。大事故につながった痛ましい出来事が忘れられません。

湯村へ移動中,たくさんの方の携帯やらスマホやらに,「鳥取県で地震!」という防災メッセージが入り,びっくり。震度6弱。被害がなければよいのだが,と思わず祈りました。

湯村はテレビドラマ『夢千代日記』のロケ地として名の知られた土地。田舎の湯の町といった風情が漂っていました。


足湯の風景も名高い風物詩。田舎の湯の町といった風情が漂っていました。


温泉卵は名物。生卵を買って,自分でゆで卵をつくって下さいというわけです。10分でできるとか。


湯村の橋の上で撮影中のこと。ちょうど,余震があったようで橋がブルブルッと小刻みに震えるのを体感。「あっ,地震だー!」と感じました。その瞬間に撮ったのが下写真。川にいる錦鯉まで写っています。


ざっと,こんな一日でした。じつは,一週間後にまた同じようなコースで旅に出かける予定なんです。