近頃度々見かけるようになったのが,このタイワンタケクマバチ。全身が真っ黒。ヒマワリ畑に行くと,必ずとよいほど見かけます。
ヒマワリの花は向日葵と書くように,太陽とともに語られる情熱的な花。そこにタイワンタケクマバチがいます。
もっと近寄って。ちょっとピントがボケました。残念!
このとき,なんと隣りのヒマワリの茎にクマゼミが飛来。とまってじっとしています。撮りたい! ところがちょうどバッテリー切れ。どうしようもありませんでした。
近頃度々見かけるようになったのが,このタイワンタケクマバチ。全身が真っ黒。ヒマワリ畑に行くと,必ずとよいほど見かけます。
ヒマワリの花は向日葵と書くように,太陽とともに語られる情熱的な花。そこにタイワンタケクマバチがいます。
もっと近寄って。ちょっとピントがボケました。残念!
このとき,なんと隣りのヒマワリの茎にクマゼミが飛来。とまってじっとしています。撮りたい! ところがちょうどバッテリー切れ。どうしようもありませんでした。
自動車に乗って道を走っていると,遠くに黄色い色模様が見えました。なんとなくヒマワリという感じがしました。それで,近くに行ってみると,まさにヒマワリ。大きな田二枚にヒマワリがぎっしり。人影なし。好条件です。
ヒマワリは盛りを過ぎていましたが,昆虫を探すとセイヨウミツバチがいました。近づいて撮影。
太陽を連想するにぴったり。
ミツバチは花を替えます。その度に後を追って撮影。
シルエット風の姿が撮れる位置に来ました。
暑い暑い日中でした。
ツツジにアゲハという組み合わせは度々ありますが,そんなに頻繁に見かけるわけでもありません。
ですから,タイミングよく見かけたら,撮り損ないのないようにしなければがっくりする結果になるかもです。吻が花の奥に伸びています。
吸蜜を終えると,パッと舞い上がりました。このときはまだ吻が伸びたまま。
なんとか撮れました。
花はどっさりあるのに,どんどん吸蜜するというわけではありません。
アゲハはどこかに去って行きました。
アオハナムグリはツツジの上お得意先。ハナムグリにとって,大層なご馳走があるようです。そこには盛んに飛び回っている風景があります。
蜜を得た後,花から離れるときは共通の行動があります。それで,飛び立つ瞬間を撮ることが簡単にできます。まず飛び出しやすい位置にやって来ます。
予感どおり,飛び立とうとしました。脚先が花弁から離れる瞬間です。
パッと花弁から離れました。
内側の翅をなんともうまく使っています。重そうなからだなのに,なかなか機敏な動きだと感心。
わたしの今年の撮影テーマの一つが,飛翔する昆虫です。まずはアオハナムグリに感謝。
蕊にゴミでも付着しているのかな,そう思ったらなんと昆虫。小さすぎて,そして頭がまるで見えなくて,さっぱり正体がわかりません。脚の様子からハナバチのなかまとでもしておきましょう。
脚に花粉が付いています。長めの触覚がわずかに見えます。
こんな昆虫が訪れているだなんて。こんな昆虫が花に関心を示しているだなんて。冬の昆虫観察はおもしろい!
ケブカクロバエは,我が家のサザンカに来る昆虫の代表格といえます。冬にとても強いハエのようです。頭を蕊の根元に入れているときは,近づいてもまったく気づきません。そうかといって,不用意にこちらが動くのは危険。あくまで,そっと,そっと。葉や花が揺れるだけでも警戒心を呼び覚まします。
花弁に上にとまっていました。こういう場合はほんとうに撮影はむずかしくなります。なにしろ,わたしの動きが視野の範囲に入るのですから。
それをなんとか至近距離近くで撮ろうとすると,たいへん,たいへん。
晴れて穏やかな日だと動きは素早くなります。この日もそうでした。魚露目でこの程度に撮ることができたら,わたしには上々です。
ツマグロキンバエの行動を至近距離から撮りたいのですが,なかなかシャープな画像が得られないままです。これはメス。
冬でも暖かめだと,動きがはやいのでなかなかです。適当に寒いと,活動が鈍くなります。そこが狙いめです。たくさんの蕊があると,死角ができてしまって今一つです。何度も繰り返して初めて,なんとか納得のゆく画像がものにできると思いチャレンジを繰り返しています。
頭部に花粉がわずかに付着しています。このときは時間をかけて蜜を舐めていました。カメラの角度を変えようとしたのですが,うまくいきませんでした。
やっと花の奥から出てきて,満足気なツマグロキンバエです。おいしい蜜にありつけたのでしょう。
まだ当分,ツマグロキンバエを追おうと思っています。
できることなら,うんと近くから昆虫の活動ぶりを撮りたいというのがわたしの基本的なスタンスです。
ケブカクロバエが懸命に吸蜜中のようなので,もちろん,このスタンスで迫っていきました。吻の様子が見えます。このときのワーキングディスタンスは2,3cmといったところ。蕊の間にからだを置くと,葯や柱頭にからだが自ずと触れます。送粉と受粉が同時に進行します。花の気持ちを察すると,飛び上がって喜びたいところでしょう。
もっとレンズを近寄せました。こうなると被写界深度が極端に浅くなってぼんやり。ただ,からだに付着した花粉がよくわかるのはありがたいところ。
ケブカクロバエはこの行動に夢中なので,撮影は簡単。
花粉の運ばれ方,蜜の効果のほどが手に取るように理解できます。
やった外に現れました。
これは後日撮影したものです。
冬は活動する昆虫の絶対数が少ないため,クロバエはいってみれば我が物顔のように吸蜜に勤しめます。よい季節に生きています。
サザンカを訪れる昆虫にはホソヒラタアブもいます。
ホソヒラタアブは非常に注意深く,動きが慎重です。臆病といってもよいぐらいです。外敵を常に気にしているのでしょう。この写真は花に着地する前に葉にとまった瞬間をとらえたものです。この日は花では撮れず。
後日,なんとか撮ったのが以下の写真です。これはもう萎れている蕊です。
後を追っていると,こんなふうに蕊の根元を舐めるときがありました。
花から花へ。
さらに後日。蕊の根元付近の花弁を舐めていました。
ホソヒラタアブは生き生きとくらしています。
今冬はケブカクロバエがよく目にとまります。このケブカクロバエはあちこちを回ってきたようで,相当に花粉が付着しています。
このクロバエはじっと蜜を舐めていました。吻をなんとか撮りたくてその瞬間をじっと待っていました。
やっとそこから出て来ました。柱頭には花粉が付いています。
と思ったら,また戻りました。からだは葯にも柱頭にもしっかり触れています。
そこに別の個体が登場。
そのクロバエはさっさと去りました。しかし,この個体はまだまだ蜜源を舐めていました。
撮影のチャンスというものは待ち続けたいものだなあとここでも思いました。