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葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

2003年のSARSについて ドイツ編

2020-07-26 | 新型コロナ
ドイツのフランクフルトの患者に関して、
WHOの記録によると

3月1日 26歳のシンガポール在住女性がシンガポールの病院に呼吸器症状で入院。2月21日から25日まで香港のメトロポールホテルの9階に滞在した。(この患者の話しを元に作られたフィルム予告編 ユーチューブリンク https://www.youtube.com/watch?v=hm_aaHGbBrU

3月15日 午前2時、シンガポールの保健省はWHOの職員に、緊急テレコミュニケーションで、シンガポールでSARSの最初の2例を治療した32歳医師が、医学会議出席後、ニューヨークからシンガポール行きの飛行機に搭乗し、フランクフルト経由でシンガポールに帰国予定。飛行機に搭乗する少し前に、シンガポールの医師の同僚に症状を報告、この同僚が保健省に通告した。WHOは飛行機便を特定し、医師、その妻30歳、義母62歳を隔離した。彼らがドイツの最初のSARS症例となった。


ドイツのコロナウイルス同定論文で、患者とサンプルの欄には以下のように書いてありました。

患者1号は32歳の男性医師。2003年3月3日から9日まで、シンガポールで香港から来た非定型肺炎患者を治療した。男性医師患者の病気は、ニューヨーク滞在中の3月9日(Day1)、突然の発熱(39.4°C)で始まった。Day4、乾性咳と咽頭痛と胴に紅斑を発症。シンガポールへの帰国便のトランジット中、ドイツのフランクフルト空港で隔離され、フランクフルト大学病院にSARS疑い(Day7)として入院した。


WHOの報告と、論文の患者の記載を比べながら読んでいると、重症度や緊急性の温度差を感じます。3月15日にWHOはワールドアラートを出しているにも拘らず、同じ飛行機便の乗客も隔離したという話もないわけです。ドイツ語だと見つかるのでしょうか。それより、ニューヨークで騒ぎになっていないのも不思議です。

参考例
中華空港112便は2003年3月15日の国際定期便で、72歳のSARS患者が他の20人の乗客と2人の乗務員を感染させた。

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