葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

「同じ京大薬学出身でも色々」

2020-05-29 | ビデオなど
『新型コロナに対する免疫は粘膜バリア』 学びラウンジ 

フェイスブックで大橋先生が熱帯雨林を散策している写真をみて、梅棹忠夫先生の『サバンナの記録』を思い出しました。
かつてビクトリア湖の漁獲高は、アフリカ大陸に住むすべての人を養うのに十分だったという話


京大薬学→名古屋医学→NIHフェロー ファウチの手先

新型コロナウイルスが単離されているとCDCが嘯くページ

2020-05-29 | 新型コロナ






SARS-CoV-2 Viral Culturing at CDC

                                                                                                         
SARS-CoV-2, the virus that causes COVID-19, was isolated in the laboratory and is available for research by the scientific and medical community.
One important way that CDC has supported global efforts to study and learn about SARS-CoV-2 in the laboratory was by growing the virus in cell culture and ensuring that it was widely available. Researchers in the scientific and medical community can use virus obtained from this work in their studies.
CDC is using SARS-CoV-2 in various ways, including the following:
  • To test serum collected from people who have recovered from COVID-19 to look for antibody that might block viral infections
  • To determine when people shed live virus during the disease.external icon This information has shaped CDC’s guidance on when to discontinue transmission-based precautions for patients.
SARS-CoV-2 strains supplied by CDC and other researchers can be requested, free, from the Biodefense and Emerging Infections Research (BEI) Resources Repositoryexternal icon by established institutions that meet BEI requirements. These requirements include maintaining appropriate facilities and safety programs, as well as having the appropriate expertise. BEI supplies organisms and reagents to the broader community of microbiology and infectious disease researchers.
Some areas of COVID-19 research that public and academic institutions may study with the SARS-CoV-2 strains include:
  • Antiviral research:external icon This includes research aimed at testing the ability of existing or experimental antiviral medications to treat or prevent infection with SARS-CoV-2.
  • Vaccine development:external icon No vaccine is currently available to prevent infection with SARS-CoV-2. Scientists in public, private sector, and academic institutions are developing and assessing vaccine candidates.
  • Pathogenesis research: This includes research to determine the various ways the virus can be transmitted to a host, the severity of illness it causes in a host, how much virus is produced in the body, and what organs the virus can spread to within the body.
  • Virus stability research:external icon This is research that indicates how long the virus can survive under certain conditions, such as how long the virus can survive and remain infectious on surfaces, and the temperatures at which it can survive.
Timeline:
  • On January 22, 2020, CDC received a clinical specimen collected from the first reported U.S. patient infected with SARS-CoV-2. CDC immediately placed the specimen into cell culture to grow a sufficient amount of virus for study.
  • On February 2, 2020, CDC generated enough SARS-CoV-2 grown in cell culture to distribute to medical and scientific researchers.
  • On February 4, 2020, CDC shipped SARS-CoV-2 to the BEI Resources Repository.
  • An article discussing the isolation and characterization of this virus specimen is available in Emerging Infectious Diseases.


Volume 26, Number 6—June 2020    
        
Research
    Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 from Patient with Coronavirus Disease, United States 

Cell Culture, Limiting Dilution, and Virus Isolation
We used Vero CCL-81 cells for isolation and initial passage. We cultured Vero E6, Vero CCL-81, HUH 7.0, 293T, A549, and EFKB3 cells in Dulbecco minimal essential medium (DMEM) supplemented with heat-inactivated fetal bovine serum (5% or 10%) and antibiotics/antimycotics (GIBCO, https://www.thermofisher.comExternal Link). We used both NP and OP swab specimens for virus isolation. For isolation, limiting dilution, and passage 1 of the virus, we pipetted 50 μL of serum-free DMEM into columns 2–12 of a 96-well tissue culture plate, then pipetted 100 μL of clinical specimens into column 1 and serially diluted 2-fold across the plate. We then trypsinized and resuspended Vero cells in DMEM containing 10% fetal bovine serum, 2× penicillin/streptomycin, 2×  antibiotics/antimycotics, and 2× amphotericin B at a concentration of 2.5 × 105 cells/mL. We added 100 μL of cell suspension directly to the clinical specimen dilutions and mixed gently by pipetting. We then grew the inoculated cultures in a humidified 37°C incubator in an atmosphere of 5% CO2 and observed for cytopathic effects (CPEs) daily. We used standard plaque assays for SARS-CoV-2, which were based on SARS-CoV and Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) protocols (9,10).
When CPEs were observed, we scraped cell monolayers with the back of a pipette tip. We used 50 μL of viral lysate for total nucleic acid extraction for confirmatory testing and sequencing. We also used 50 μL of virus lysate to inoculate a well of a 90% confluent 24-well plate.

先入観からの誤診 その4

2020-05-28 | 新型コロナ


北海道で2月14日に市中感染としてPCR陽性が発表されたケース
1月31日に発症している

クラミジア・ニューモIgGが陽性



新型コロナの肺炎は、膜直下の下葉優位のすりガラス影だと思っていたが

2月4日のCT 外来で治療

2月11日 救急外来受診 入院


以下は、ダイヤモンドプリンセス号の患者のCT、所謂典型的な新型コロナウイルス肺炎とされるもの

例えばBMIが130を超えた人が仰向けで長時間寝たきりでいると、肺のCT像はどうなるのだろうか

希望の灯

2020-05-28 | 新型コロナ
『コロナ騒動の原点は、PCR検査 ゴジラvsモスラの世界』 学びラウンジ

今回も、素晴らしい内容でした。

そういえば以前ツイッターでとしえちゃんが「ばかだから、若いころジュリーが好きだった」と書いていたことを思い出しました。


エクソソームの役割について、面白い論文が多数でています


エクソソソームは節足動物からヒト細胞へのダニ媒介フラビウイルス感染の新規モードとして機能し、ウイルスRNAおよびタンパク質の脊椎動物神経細胞への伝播を促進する 

Exosomes serve as novel modes of tick-borne flavivirus transmission from arthropod to human cells and facilitates dissemination of viral RNA and proteins to the vertebrate neuronal cells


オリゴデンドロサイトにおける単純ヘルペスウイルス1型の伝播における微小胞の役割

Role of Microvesicles in the Spread of Herpes Simplex Virus 1 in Oligodendrocytic Cells


単純ヘルペスウイルス1型感染細胞によって放出された細胞外小胞は、STING依存的な方法でレシピエント細胞のウイルス複製をブロックする 

Extracellular Vesicles Released by Herpes Simplex Virus 1-Infected Cells Block Virus Replication in Recipient Cells in a STING-Dependent Manner


ヘルペスウイルスはウイルス病理発生のために宿主のエクソソームを乗っ取る

Herpesviruses hijack host exosomes for viral pathogenesis

ガーダシル接種後 26歳女性死亡 南アフリカ

2020-05-27 | ガーダシル症例

2017年9月4日、1回目のガーダシル接種。
接種後、腕のしびれがあった。
2017年11月8日、2回目のガーダシル接種。
接種部位のわずかな反応、腕の痛み、頭痛、吐き気が一日続いた。
2018年3月12日、3回目のガーダシル接種。

リンパ節炎、吐き気、めまい、腕の痛み、発赤、腫れ、四肢の疼痛。
脳炎、発作、入院。

2018年4月2日、死亡。



先入観からの誤診 その3

2020-05-26 | 新型コロナ
4月23日に紹介した、英国在住シリア人医師の記事を再掲します。

病院の上級医師は新型コロナウイルスの感染を疑わず、薬を使用せずにサポートだけで2週間治療する予定だったが、医師である患者は抗生物質の処方を依頼し、12時間後に劇的な回復をした

4月23日付で英国保健省の新型コロナ治療に関するページには、マイコプラズマと黄色ブドウ球菌の感染に対する注意が喚起されている



4月6日、病院で勤務中に体調の不良を感じ、同僚に体温を測定してもらったところ38.5度であった

上司に自宅で隔離するよう言われ、7日間自宅にいた。すぐに良くなると思っていたが、7日後の4月13日悪化し、倒れ、救急車で病院に運ばれた
症状が悪く、死を覚悟していた

病院に到着したとき、自分の測定値はそんなに悪くなく、酸素飽和度も下がっていなかったが、体調はとても悪かった

担当医師は、アセトアミノフェンを静注し、帰宅させようとした
自分の経験では、若い人は酸素飽和度が低下しなくても、注意が必要であるとわかっていたので、医師にそう伝えた
若い人は、数値が良くても、突然倒れることがあり、一度そうなったら助ける時間がないと伝えた。医師は、入院を認めた

入院の1日目、コンサルタント医師は、新型コロナは熱が下がるのに14日かかるのでサポートすると言った
翌日、抗生物質を静注するよう頼んだ
12時間後、魔法のように、熱が下がり、胸痛が無くなった
生まれ変わったようだった
4日目、医師に、退院させるよう頼んだ
経口抗生物質を処方してもらった

発病から2週間後の4月20日、体温は平温に戻っているが、息切れの症状はまだ残っている







先入観からの誤診 その2

2020-05-25 | 新型コロナ
英国の中で、新型コロナによる死亡率が高かった地域は、もともと肺炎で亡くなる人が多かった地域である

英国肺基金の統計ページから

2008年から2012年の(イングランド、スコットランド、ウェールズの)地方自治体ごとの肺炎による死亡の相対リスク





BBCのサイトから

4月24日までの新型コロナウイルスの死亡率が高かったイングランドとウェールズの地方自治体上位60




地方紙の記事から
3月1日から4月17日までの全ての原因の死亡率


4月1日の新型コロナウイルス感染発症の見積もり



先入観からの誤診 その1

2020-05-24 | 新型コロナ

欧州で新型コロナ感染の大流行が可視化されたときの患者ゼロにあたる38歳の男性を診察した医師の話し

熱、咳、息切れ発症の2週間前に食事を一緒にした同僚が、その食事の日の2週間前に中国(武漢がどうかもわからない)から帰国したというだけで、一応PCRしてみるかとテストして陽性だったから、新型コロナと診断されてしまっている
他の肺炎との鑑別診断もなし
接触者も多数検査され、その中で13人が陽性となり、スーパースプレッダーという烙印が押された


欧州心臓学会のサイトへの投稿 2020年3月25日


私はイタリアでの最初のCOVID-19患者を診察しました。それが、国家緊急事態の引き金となりました。患者は38歳の健康な男性で、基礎疾患はありませんでした。2月18日土曜日にコドグノ市の救急治療室を訪れました。症状は、熱、咳、息切れでした。抗生物質が処方されましたが、家に帰されました。その晩、呼吸困難と高熱で再び救急を訪れました。内科に入院し、抗生物質と酸素マスクが装着されました。

2月20日、患者は呼吸不能となり、私は呼び出されました。患者はCTの測定中で、肺はひどい状態で、非典型肺炎でした。私は患者を集中治療室に移動させ、挿管しました。そこで、彼の妻と話し、午前11時30分ごろで、彼女は2週間前に、その2週間前に中国から戻った同僚と食事をしたと言いました。私はコロナウイルス感染を疑い、すぐに上司に鼻咽頭スワブの検査を要求しました。患者はコロナウイルス検査の国の検査基準を満たしていませんでしたが、重症であったので、とにかく検査することに決定しました。正午に、ミランにサンプルを送りました。

検査結果を受け取る前に、患者を隔離することに決めました。しないことのリスクがあまりに大きかったからです。私と看護師たちは、患者と一緒に自分たちも隔離し、すぐに保護装具を身に付けました。この迅速な反応が、私たちが感染しなかった理由です。

午後9時に、陽性の結果がでました。私は病院の院長に伝え、院長は危機状況であると宣言しました。ロンバルディア群のチーフと政治家にも報告し、国家緊急事態が宣言されました。コドグノ病院はロックダウンされ、救急は30キロ離れたロディの病院へ送られました。

私は隔離病室で36時間働きました。他の医師を暴露させたくなかったからです。その後、帰宅し、隔離し、自分の検査結果を待ちました。 症状が無く、結果は陰性でした。家に3日いた後、病院に戻り、それから毎日勤務しています。

このような事態を経験したのは初めてです。とてもたくさんの患者が来ており、その多くは若く健康な人たちです。仕事は過酷で、食事も飲み物もなしに一日14時間という長時間にわたります。時間がもったいないので、休憩をとりたくないのです。一日1,2回水を飲みに行き、一日1回、トイレに行きます。その時、すべての保護装具を脱ぎ、病室を出、戻った時にまた同じことを繰り返さなくてはなりません。また、感染するという危険の下、働いています。

身体だけでなく、心理的にもとても困難です。私たちはみな大きなストレスを感じています。けれど私たちがしなくては誰もしないでしょうから、続けなくてはなりません。家に戻っても、病院で見た光景について考え続けています。この状況に終わりがないのではないかと恐れます。すべての人の安全を心配します。患者、友達、親戚、そして自分自身。途中で投げ出すことはできません。リラックスできません。

検査については、まず患者の家族、そして患者に接触したすべての人をテストしました。病院では、救急室と病室で患者の近くにいた他の患者を検査しました。4日後に、すべての医師と看護師を検査しました。今は、数が多すぎるので、症状のあるものだけを検査します。大量の検査は、検査が本当に必要な人の結果がでるのを遅らせます。スワッブは多くの偽陰性の結果を生み出します。おそらく20%くらいです。抗体の血清テストが全体としてはより感度が高いですが、最初の数日の感染は検出できません。下気道からの吸引物の検査が考えられますが、それは侵襲的で挿管していない患者にはできません。なのでスワッブが現在の所最良のものです。検査結果がなくても、患者が熱、咳、息切れ、レントゲンで肺浸潤があれば、陽性とみなされるべきです。

私たちは病院ないを再編成し、集中治療ベッドを3倍に増やしました。この病気の驚くべき点は、患者の数が非常に多いことです。すべてを入院させることができません。軽症の患者は、自宅で遠隔医療により治療しています。

大変な緊急事態に直面しています。多くの人が重症で、その一部の人は重篤な呼吸器の急性発作を乗り越えることができません。家族は病院に来ることができず、愛する者たちと一緒にいることができません。患者は1人でこの体験に耐えています。これはとても悲しいことです。私たちはずっと患者と一緒にいますが、私たちは他人です。それは患者にとって同じことではありません。

もう同じ生活には戻らないでしょう。


他の情報源から
ガーディアン紙

2月14日に家庭医を訪れ、インフルエンザの薬を処方される。症状が改善しないため、2月16日病院に行く、2日後の2月18日に救急室に行くが、中国との関連がないので一度帰宅させられる。