葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

炎症, ワクチンそして現代の医療について

2014-09-28 | ホルモンズマターから
炎症, ワクチンそして現代の医療について

2014年9月22日月曜日チャンドラー・マーズ博士

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HPVワクチン有害反応の中核となる症状のひとつに、説明不能と思われるが観察可能な脳の炎症と白質崩壊がある程度含まれることは、当然であろう. 脳の炎症には、多数の異なる名称と診断があり、そのいくつかは領域が特定されている例えば小脳 異常であるが、それ以外にもより広汎におよぶ障害があり、例えば、急性散在性脳脊髄炎(ADEM), 筋痛性脳脊髄炎(ME), 慢性疲労, 多発性硬化症(MS)などの病変としてしられるもの, そしてそれらのかなでも最も新しくおそらくより先見性のある, アジュバント誘発性自己免疫/炎症性症候群、すなわちASIAと定義される一連の病状がある. それは、ワクチンアジュバントへの暴露に関する中枢性および末梢性慢性炎症を意味する.

脳の免疫は特別なのか?

多くのHPVワクチン被害者に脳の炎症が観察されているにもかかわらず、多くの医師、そしてFDAやCDCも、アルミニウムリポ多糖アジュバント賦活ウイルスベクターが神経炎症応答を誘発することを認めることを拒否しているようであり、障害後の患者を途方にくれさせている.

脳の炎症をワクチンの反応と結びつけることを困難としているは、血液脳関門が末梢からの侵入者にたいして頑丈に保護されていると信じ込んでいたからである. 長いこと、脳は、末梢の免疫機能とはほとんど伝達のない「免疫の特権」が与えられていると考えられていた. 実際、血液脳関門が侵入不可能であるという認識はとても強いものであり、脳と身体の分離は、まるでボトルの中の脳と、断頭された身体という具合に考えられているかもしれない.

論理的には、これが本当ではないとわかっている。脳/中枢神経系の免疫と、身体の免疫の間には、クロストークがあるはずである. もし2つの部分がそれほど完璧に分離されているなら、一体どうやって私たちは生存できるのであろうか? 最近になってその論理が一般的になりつつある. ここ何十年かの研究の結果、長く信じられていた脳免疫特権の概念は、完全に間違っていたことが示唆されている. 事実、免疫系は初期の神経発生を先導するだけでなく(それゆえ、母親の免疫機能が重要である)、長期にわたって脳の形態変化に影響を与えている. 同様に、脳からのシグナルは、末梢免疫機能に絶えず影響を与えている.

免疫系は、通常の機能の間も、病気においても、神経系に影響を与えているようである. 慢性感染症や重度の病気は、通常の神経-免疫クロストークのバランスを阻害し、発達中の脳に永久的な構造上の変化を起こし、および/または後の人生における病気を誘引する. 「免疫」シグナル伝達分子の多様性、乱雑性、重複性のおかげで、免疫系および神経系の両者にとって必要である、活性と正確なシグナル伝達経路の複雑な協調が可能となる.

したがって、末梢での栄養状態や毒物への暴露が、身体で中枢神経系の機能に影響を与え、脳の炎症を誘発することが可能であること、そしてその逆の経路が可能であることも、驚くべきことではない.そして、おそらく、それは私たちが理解している以上に影響を与えあっているであろう.

脳の炎症について再考する

ADEM, ME, MS や他の脳の炎症の症例や研究、定義などを読んでいると、末梢における生化学的病変が神経炎症反応に関連しているという考えに、関心が寄せられていないことに気が付く. にもかかわらず、もし、身体中および身体に対して起こることは身体の中に留まることは無いという仮定を受け入れるなら、脳の炎症へのアプローチの仕方を再構成することが可能である.

具体的には、炎症をより包括的にみて、何が炎症を引き起こしたのかだけでなく、その場所に関係なく、何が炎症を慢性的に持続させているのかとも問いかけることができる. もし進行中の末梢炎症反応があれば、たとえ、今ある画像装置の性能では炎症を可視化できなかったり、あるいは脱髄、ニューロンやアクソンの膨張、他の慢性脳炎症を示す徴候を観察するには早期すぎたとしても、同様の反応が中枢神経系内でも起こっているかもしれないと疑うことは慎重を欠くことであろうか? 私は、慎重を欠くことではないと考える.

ワクチンアジュバント: 脳の炎症へ導く道

HPVワクチンそして実際他のすべてのワクチンは、接種者の免疫応答を押し上げるために添加される化学毒性物や金属アジュバントの混合物と、不活性化したウイルスベクターを含有しており、免疫応答の増加は、ワクチン後の炎症マーカーの増加により測定される.これらのアジュバント (データーにより示されている)なしには、接種者の免疫応答の活性化は、ウイルスからの「保護」を享受するには不十分であると考えられている. 免疫応答の強さや大きさは、保護の成功と等しいとみなされる.

このため、過度の免疫応答が、慢性的に継続し、自然系がうまく作動しなくなり最後には「自己免疫」と分類されても、それは失敗や副作用ではなく、極度の成功の一例としてみなされる、つまり、免疫応答が大きいほど、ワクチンは強力である. このように観察することは歪んでいるようにみえるけれども、現行のワクチンパラダイムでは、実際には「副作用」は存在できない. 設計の点からは、炎症、脳の炎症でさえあるべきことであり、強いほど、より良いことになる. さらに設計の点からは、金属や脂質可溶物のアジュバントは血液脳関門を通り抜け、直接脳の炎症を引き起こす.ワクチンが脳の炎症を起こさないとか起こせないということは、無知であり、そうでないというなら、全く怠慢なことで, ただ論理に逆らうことである. 再び、慎重さと安全のために、身体の炎症反応が中枢神経系の何らかの調和反応を開始させるかもしれないと想定すべきではないのか?

どうして私たちのすべてがワクチンの被害を受けるわけではないのか?

明らかなことは、最も毒性の強いワクチンに暴露しても、ワクチンを接種したすべての人が、少なくとも観察可能な程度の害を受けるのではない. (しかしながら、ワクチン後に健康に見える人たちも、より正確な脳の炎症を観察する道具があったなら、少なくとも急性のそしておそらく進行性の中枢炎症応答がみつかるかもしれないと私は思っている).ワクチン後、特にHPVワクチン後に、大丈夫だったように見える人たちと、深刻な、死にいたることもあるような被害を受けた人たちとは、何が違っているのだろうか?


ワクチン副反応を示す人とそうでない人の根本的な違いは、微生物やミトコンドリアの健全にあるという考えにより傾いている. 実際、すべてのワクチン, 医薬品、環境毒物は、多数の機序で、ミトコンドリアを損傷し、かつ細菌のバランスを変えてしまう.

これらのミトコンドリアの障害に個々人が耐えられるかどうかは、3つの変数のバランスに強く依存している: 1) ジェネティックおよびエピジェネティックな、遺伝子レベルのミトコンドリア機能不全; 2) 生涯にわたる毒物への暴露の頻度と程度;および3) 栄養状態.

これらの変数が、ミトコンドリアを介して、ワクチン後の炎症の程度と慢性度に影響を与える. 特にHPV ワクチンでは、ワクチンのタイミングが、思春期にちょうど入る時期で、ホルモン系が機能し始め、将来の生殖に関する健康へのいまだ認識されていないさらなるリスクを課すかも知れない.

ミトコンドリアと細菌叢

すでに、私たちが何度も書いてきたように、ミトコンドリアは、細胞エネルギーだけでなく、細胞の生死も制御している. 身体のすべての細胞、脳のニューロンも含めて、適切に機能するためには健全なミトコンドリアを必要とする. 健全なミトコンドリアは、栄養素の濃度と密接に関連しており、それは、食事の考慮だけでなく腸管細菌叢のバランスも必要としている.

腸管細菌は、必須栄養素を合成し、食事からの栄養素を吸収代謝し、ミトコンドリアを育てる. 実際、進化の観点から、ミトコンドリアは細菌叢から進化し、生命体の健康を調整する共生関係を築いた. 腸管細菌が乱れると、病原性の感染や慢性炎症が増加するだけでなく、使用できる栄養素が減少する. これだけでも、ミトコンドリアが損傷する可能性がある.

栄養素の欠如および/または毒物への暴露のために、ミトコンドリアが損傷すると、エネルギーを節約し、合理的にできだけ長く細胞を生かすための生化学反応のカスケードが引き起こされる. 生存することが不可能になると、ミトコンドリアの隔離、最後には、死が訪れるが、それはしばしば、よく調節されたアポトーシス(予定死)ではなく、ネクローシス(壊死)による死である. ミトコンドリアが死ぬと, 細胞が死に、組織が死に、器官の機能が損なわれる. ステロイドホルモンの産出が、ミトコンドリアの重要な機能であるので、ホルモン調節不全, 卵巣障害、生殖能力の低下が、若い女性におけるミトコンドリア損傷の具体的なマーカーとなるかもしれない.

ミトコンドリアと炎症

ミトコンドリアは、免疫系の活性化および炎症を調節し、それゆえ、炎症は、ミトコンドリアの損傷のサインであり、脳の炎症でもそうである.ミトコンドリアのシグナル伝達の専門家によると:

細胞危険応答 (CDR)は、進化的に保存された、細胞と宿主を危害から守る代謝応答である. それは、細胞がホメオスタシス(恒常性)を維持する能力を超えるような化学的、物理的、生物的脅威に曝されることでトリガーされる. 結果として起こる、使用できる原料と機能的な能力の間の代謝的なミスマッチが、細胞の電子の流れ、酸素消費量、酸化還元、膜の流動性、脂質の動態、バイオエネルギー、炭素と硫黄源割り当て、タンパク質折りたたみ構造と凝集、ビタミンの入手可能、金属のホメオスタシス、インドール, プテリン, 1-炭素とポリアミンの代謝, ポリマー形成への変化のカスケードを起こす.

危険信号の最初の波は、ATPやADPなどの代謝中間体, クレブス回路中間体, 酸素 および活性酸素種 (ROS)の放出からなり、プリン作動性シグナル伝達により持続される. 危険が消滅したり無効化されると、抗炎症経路および再生経路が組み込まれたシーケンスが活性化され、CDRを逆転し治癒する. CDRが異常に持続すると、身体全体の代謝と腸管の細菌がかく乱され、多数の臓器系の集団的な性能が劣化し、挙動が変わり、慢性疾患が起こる.

炎症を抑制すること

多くの炎症を促進させる経路の一つを阻害することで薬理学的に炎症を抑制することが、好ましい治療法方だと、我々は本能的に考える. けれども、この方法は、ミトコンドリアの損傷を追加し、さらに腸管細菌叢のバランスを変え、免疫をさらに活性化するだけで、ミトコンドリアや細菌の健全を回復することには役立たないかもしれない. 緊急の急性のケースでは、これは正当な方法であるかもしれない、この場合には、即座の、たとえ一時的にでも、炎症を抑えることが必要とされている. しかしながら、炎症を短期間抑制したことによる利益は、ミトコンドリアの損傷を増やし、慢性および/または進行性炎症のリスクを増やしたことで無効化される. 全体のプロセスが、医療のもぐらたたきとなるリスクがあり、医薬品売り上げのメリットがあり、長期に及び炎症性病状の痛みを伴って生きる人々には惨憺たるものである.

障害を受けたミトコンドリアが炎症性経路を活性化し、ワクチン、医薬品そして環境毒物がミトコンドリアの損傷を引き起こすという事実を鑑みれば、おそらく、腸管細菌の健全性とミトコンドリアの全体的な機能を回復することを考え始めなくてはならないであろう. そして、話は多少それるが、たぶん、持続する炎症は自己炎症性反応ではなく、進行中のミトコンドリア機能不全の徴候としてみる必要があるであろう.

(訳注:記事の中の意見には、その意見のベースとなる論文へのリンクが付いています)

スイス・シークレット・ダイエット

2014-09-26 | 治療法など
デンマークの被害者の方が、スイスのクリニックの指導の下、実施しているダイエットに関しての本です。

The Swiss Secret to Optimal Health

日本のアマゾンへのリンク

アマゾンUKのリンクでは、中身が数ページ読めます


英語の本ですが、外国人に理解しやすい英語だと思います。

各章のタイトルは

1 スイスの自然療法を理解する

2 食物の治癒力

3 治療リスト

4 ドクターRauのやり方

5 タンパク質を見直す

6 スイスのデトックスダイエット

7 フードアレルギーを理解する

8 一生続けられるダイエット

9 ホリスティックな食品貯蔵室

10 ドクターRauの7日間集中治療

11 肝臓を洗浄する

12 体と心のQ&A

レシピ(本全体の40%がレシピです。ビートルートとか、日本で手に入り難い材料もあるようです。ビートルートは、インドの被害者の方もお勧めしていました。)

ミトコンドリア機能不全 ヨーロッパでの治療

2014-09-26 | 治療法など
ミトコンドリア機能不全の治療


デンマークの被害者の方からの情報です。

ミトコンドリア不全の観点から、慢性疲労症候群を治療している英国ウェールズの医師のブログです。


Myhill: http://www.drmyhill.co.uk/


今年の4月に出版した英語の本へのリンク


とても大切な治療法ということです。

ミトコンドリアが機能しているかどうかの検査をしてから、サプリで治療するようです。

リン脂質交換療法

2014-09-19 | 治療法など
リン脂質交換療法


デンマークの被害者2名が、ロンドンでこの治療を他の食事療法やサプリと一緒に受けて、改善したということです。

英文へのリンク

スイスのクリニックの指導の下に、同様の効果のあるサプリを、他のデンマークの被害者であるサラはとっています。
イスラエルのYehuda Shoenfeld先生の推薦する治療法だと聞きました。



殺虫剤、保存剤、重金属やいくつかの医薬品などの化学物質は、体脂肪に貯蔵されて、特に脳や、神経系や免疫系の機能を阻害し続ける. それらは、2つの経路からのみ、体から排泄可能であり、そのひとつは、肝臓から胆汁へ、その後腸に入り、もうひとつは、汗によるものである (他の唯一の経路は、解決策とはならないが、母乳である).

脂質交換は、数十年にわたって特に東欧で行われてきた方法であり、大豆由来の油性物(商標名Lipostabil やEssentiale)を、静脈内注射か経口で投与される. 神経変性疾患, 心血管疾患, 肝障害、腎不全、自己免疫疾患などの広範囲の疾患における効能と安全性に関する詳細な文献がある.それに類似した多くの治療法と同じく、西欧やアメリカでの医学界では注目されなかったが、近年、医薬品開発科学者が薬剤が、それを薬剤の送達システム、すなわち細胞に薬剤を迅速に運ぶ手段として使用することに再び強い興味を示している.

しかしながら、ここ6年間、麻酔医が、注射された脂質が強力な効果を示す可能性に気がつき、それを様々な臨床の場面で使用している.彼らはそれをリピッドレスキュー(局所麻酔中毒の救命処置)と呼んでいる. 創始者のひとりであるGuy Weinbergによれば、
そのような単純な製剤である脂肪乳剤が、明確な薬動力学と機序で、様々な薬剤による重度の臨床毒性を迅速に逆行させることができることは驚くべきことである. Anaesthesiology 2012; 117

アメリカのあるグループは、様々な疾患におけるリン脂質交換の可能性を見出し、細胞膜を解毒する効果的な手段へと開発した. これは、現代において、劇的に重要なことである。なぜなら、それらの毒素群である
· オルガノホスフェート やオルガノ塩素殺虫剤
· 難燃剤 (PCBs, PBBs)などの関連化学物質
· 鉛や水銀などの重金属
はすべて脂肪に溶け、脂肪細胞の中か細胞膜のどちらかに溜まることになり、そこで生命の重要なプロセスを撹乱する. 脂肪細胞の中では、それは貯蔵施設であるから、毒素群は実は比較的反応性が低く従って安全であるが、それらが危険となるのは細胞膜である.

私たちの身体のすべての膜、実際にはすべての生命の膜は、二層の油分子 (リン脂質二重層)からなり、その二層は互いにスライドすることができ、適切に機能する、たとえば分子を細胞の中へ取り込んだりあるいは細胞の中へ入れないようにするためには正確な組成が必要とされる.これが、動物性脂肪やプロセスした脂肪を取りすぎることが私たちの健康に悪いという所以であり、「必須脂肪酸」が必須である所以である.

治療の1番目の有効成分は、細胞膜の中の油分であるリン脂質である. これが静脈注射されると、迅速な交換がおこり、注射された脂質が細胞壁の中へ入り、そこに元からある脂質が置換されれ、細胞壁から追い出された脂質と一緒に、何種類かの毒素も排出される.文献によると、一回の治療で、全細胞脂質の少なくとも5% が置換されると示唆されている.

この治療の2番目の成分はグルタチオンである. このアミノ酸は重要な抗酸化剤でり、肝臓の解毒システムの中心的な成分である.それは、植物学者が胆汁分泌促進物質と呼ぶものでもあり、胆汁の産生を促進する. それを、同じ注射針を使って、2回目の注射として投与し、その目的は、リン脂質膜から放出された毒素を血流中で掃き集め、それらに結合して、それを付着させたまま排泄されることである. グルタチオンは胆汁の流れを促進する役割もあり、腸では、毒素が再び吸収されないようにする役割を有する. 私も含め多くのものがグルタチオンの静脈投与を何年間も使用しており、リン脂質交換で使用される大量の2グラムを使用しても、有害反応をみたことはない.(訳注:インターネットの検索では、稀な副作用の報告あり)

これらの2種類の薬剤の組み合わせは、新しい治療法であるが、それぞれの成分の安全性は、とても良く証明されており、先のアメリカのグループは、その組合わせの治療を数千回おこなっているが、重篤な有害反応はなく、しばしば劇的な利益がある. この治療の主要な対象は、神経毒性疾患であり、多発性硬化症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、自閉症が含まれる. また、慢性疲労症候群や線維筋痛症、ライム病、他の慢性感染症、関節リウマチでも良い結果が報告されている.初期の東欧の研究は、心血管疾患や他の自己免疫疾患、重度の肝臓や腎臓の疾患、他の重度の感染症でも良い結果を報告している.

この処置に関して、我々は医療的な効能は主張しないが、化学物質の毒性を示している人(明らかに毒素を除去することに役立つであろう)や、肝臓の解毒能力が低減しているギルバート症候群に罹患しるなどの、解毒や排泄に問題がある人たちに、この治療を第一に提供している.

ビタミン B6で脳の炎症を抑制する

2014-09-17 | 治療法など
ビタミン B6で脳の炎症を抑制する

2014年9月16日火曜日
チャンドラー・マーズ博士

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ワクチンへの有害反応の中で、脳の炎症はしばしば特発性のもの、すなわち原因不明のものとみなされている。ワクチン関連の脳炎の原因となる可能性のあるものは多数あり、ウィルスベクター、神経毒性アジュバント、あるいは、すべてのワクチンに含まれている反応性がないと誤認されている混合物などが挙げられる。しかしながら、原因が何であれ、中枢神経系内で炎症が始まるやいなや、炎症性応答それ自体が、際限なく進行し、慢性、進行性かつ神経変性の二次的な病態を発症させる可能性がある。


慢性的な脳の炎症は、身体の他の部分での炎症と同じく、いまや、病気の主要な原因のひとつと考えられている。脳内では、慢性的な炎症が、アルツハイマー、認知症、パーキンソンをもたらしていると考えられ、一方、身体の慢性炎症は、心臓病、2型糖尿病、うつ病、多数の自己免疫疾患と関連付けられている。すべての炎症性疾患の中心には、ミトコンドリア機能の不全がある。ミトコンドリアは、細胞の生存や他の多数の機能を調節するものとして、免疫反応、すなわち炎症を制御する。ミトコンドリア は、薬剤や環境中の毒性物質により大変損傷されやすく、適切な機能のために食事からの栄養素に非常に強く依存している。毒性物質がミトコンドリアの経路を攻撃したり、あるいは栄養不足がミトコンドリアの機能を低減すると、ミトコンドリアは免疫系を活性化して、炎症カスケードを刺激する。これらカスケードは、毒性物質への暴露が取り除かれたり、栄養が復元するまで継続する。

脳内では、神経ミトコンドリアとミクログリア (脳免疫細胞)が炎症を調節する。ミトコンドリアのように、これらのミクログリアも食事からの栄養素に大きく依存している。われわれが以前記事にしたように、ビタミンB類は中枢神経系の機能に特に重要である。新しい研究によると、ビタミン B6 が脳の炎症の主要な調節因子であることがわかった。

ビタミンB6と脳の炎症


ビタミンB6 (ピリドキシン>ピリドキサール5’ –リン酸塩)は、100種類以上の酵素にとって必須の補因子である。それは、必須アミノ酸のトリプトファンの代謝(分解)にとって大変重要である。トリプトファンは、セロトニン (一般的な健康と胃腸運動) およびメラトニン (睡眠ホルモン) の合成に必要とされる。トリプトファンの代謝が妨害されると、神経伝達物質の活性を妨害するだけでなく、海馬(学習と記憶)、基底核(運動、意欲、意志)、小脳(運動調節やバランス)などの脳の重要な領域での細胞死すなわちアポトーシスを導く可能性がある。

すべてが順調に機能しているときは、トリプトファンはセロトニンとメラトニンへの基質(原料)となる。過剰分のトリプトファン は分解して、私たちのほとんどにはナイアシンとして知られているニコチン酸やニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)、すなわちビタミン B3を副産物として与える。ナイアシンは、多数の生理機能において不可欠な栄養素である。この経路からナイアシン代謝が欠如すると、重要な疾患を引き起こす可能性があり、例えば、うろこ状の皮膚病変、妄想、混乱などにより特徴付けられるペラグラが挙げられる。ナイアシン合成の欠如に加えて、ビタミン B6 が不足し、トリプトファン経路が妨害されると、トリプトファンの分解が不完全となり、キノリン酸と呼ばれるものなどの、神経毒となるいくつかの代謝物を生成する。

キノリン酸は、脳の中で拮抗するものがないと、強力な持続性の神経毒となる。それは、ROS (ミトコンドリアの酸化型ストレスや損傷を示す活性酸素種) を生成し、NMDAグルタミン酸受容体 (脳の主要な興奮性神経伝達物質) をアポトーシス(細胞死)に至らせるまで過剰に活性化し、その間中、過剰なグルタミン酸を除外する脳の星状細胞の能力を妨害する。そのサイクルが一度開始されると、キノリン酸は自身の放出と他の神経毒素の放出を増強し、脳の炎症と損傷を継続させる。

ビタミン B6が適切に存在すると、NAD+ やナイアシンと異なり、キノリン酸は、トリプトファン代謝の最終産生物とはならず、この経路の自然な副生物であるキノリン酸により開始された損傷は、2つの神経保護因子であるキヌレニンやピコリン酸によって相殺される。ビタミン B6 は、キヌレニンアミノ基転移酵素やキヌレニナーゼ酵素にとって不可欠である。これらの酵素は、神経保護化合物であるキヌレニンやピコリン酸の生成に必要である。 キヌレニンは、 NMDA 受容体を阻害してキノリン酸がそれを使用できないようにすることで、キノリン酸の細胞毒性を阻害し、一方、ピコリン酸は脳における主要な金属キレート剤(除去剤)である (ワクチンの副反応において大変重要でる可能性がある)。すなわち、ビタミン B6 は、脳と身体において炎症と抗炎症のバランスを制御している。

ビタミン B6 が神経保護薬であることがどうやってわかるのか?

これは、キヌレニン経路に関する研究が始まった1970年代(おそらくもっと早く)から公知であった。けれども、なぜか1990年代になるまで再び認識されることはなく、ここ10年の間、環境毒素や医薬品毒素と腸ミトコンドリアの関係として注目されるようになり、ミトコンドリア損傷が明らかにされた。

全身および脳の炎症において、ビタミン B6 (および他のビタミンB類)が重要であることを示す研究が過去10年の間に発表されるようになった。ビタミン B6 代謝における欠陥が、通常の抗けいれん薬には耐性があるがビタミン B6によって治療可能な発作性疾患に関連付けられている。 ビタミン B6 は、アルツハイマー患者における脳の萎縮を抑制する。ビタミン B6 が少ないことが、ハンチントン病に関する酸化ストレスにおいて重要な役割を果たしていると考えられている。さらに興味深い研究のひとつは、ビタミン B6を使用することで、細菌性髄膜炎に関連する海馬のアポトーシスを予防することある。

細菌性髄膜炎は、死亡率と罹患率の高い生命を脅かす病気である。生存した患者のうちの50%ほどが、難聴、発作、認知困難、感覚運動障害などの重篤な神経性障害を罹患している。細菌は、脳の皮質および海馬領域を攻撃する。海馬の細胞死は、学習や記憶喪失と関連している。げっ歯類における細菌性髄膜炎の実験では、研究者は、神経毒性のキノリン酸に対して、B6依存性性キヌレニンおよびピコリン酸代謝へのトリプトファン経路を調整することで、ビタミン B6 の補充が海馬のアポトーシスを予防できるかどうかをテストした。結果は成功した。ビタミン B6 の補充が、トリプトファン – キヌレニン 経路により制御される神経保護因子を増加することにより、脳の炎症と海馬のアポトーシスを低減した。単なるビタミンの補充により、驚くべき結果が得られた。


まとめとして

トリプトファン代謝およびキヌレニン 経路は、炎症が顕著な疾患プロセスにおいてその関与が示唆される。ビタミン B6 は、炎症性および抗炎症性免疫反応の間の適切なバランスを保持することに重要であろう。現代の栄養欠陥(カロリーが高く栄養価の低い食事)、営利的農業(グリフォセート農薬に使った作物は栄養価が低い)、エストロゲン様医薬品、環境的暴露 (エストロゲン類はビタミン B6を阻害する)では、私たちの多くがビタミン B6不足であると考えられ、その結果、常に一定の炎症の下で機能している。他のビタミンB類とともに、ビタミン B6 の補充が必要であるかもしれない。

疾患、医薬品、ワクチン副作用により脳の炎症を罹患している個々人は、ビタミン B6 が炎症カスケードを低減し、生活の質を向上させるかもしれない。それがトリプトファン代謝に直接影響を与えることを考えれば、ビタミン B6 は脳の健康に重要であると考えるべきである。

シャーロッテからのメール

2014-09-14 | 治療法など

ビタミン B1 欠乏症について

サラの検査の結果は、ビタミンB類はすべて異常がありませんでした。
スイスのクリニックが用いている検査でも、異常がなかったのすが、もしかしたら特別な検査法があるのかもしれません。

チャンドラ(マーズ博士)は、ビタミンBを取ってから改善している人が何人もいるといっていましたが、もしかしたら、何か他のことも一緒にしているのかもしれません。食餌や他のサプリなどです。どれが改善に一番貢献したのかはわかりません。
1つずつ試していけばわかりますが、そんな時間的余裕はありません。

サラの場合、S-アデノシルメチオニン(SAM)の問題で、メチレーション(メチル化)がうまくいっていないようです。

ロンドンに、デミアン・ダウニングという医師がいます。彼は、デンマークのガーダシルの被害者の少女2人の治療に成功しています。とても高価なIVによる治療です。彼女たちには、イギリスの研究所(Acumen)の試験で、アルミニウムなどの毒性の金属が何種類か高いレベルでみつかりました。それは特別な方法で、デンマークでは知られていません。その研究所は、イギリスのクリニック専用で、予約がいっぱいのようです。

デンマークから最初にそのクリニックへ行った少女は、学校へ行けるようになりました。それ以前は、いつも失神して、また麻痺や、他に20以上も症状がありました。疼痛、めまい、ブレインフォグなどですが、今は友達とパーティにいったり、自分の部屋を2年ぶりに片付けられたり、ゴルフもできるのですが、まだ完全ではありませんが、治癒に向かっています。

ロンドンでのIV治療と同時に、少女は栄養療法とサプリを取っていました。ですから、何か1つのことが功を奏したのではないと思います。私はロンドンのクリニックにメールを出しましたが、返事がもらえません。多分、前払金を払って予約しないとだめかもしれません。


フランスのAuthier博士が、私の家庭医に協力してくれるといいました。Authier は、サラが「小径線維神経症ニューロパチー」ではないかと疑っています。

http://www.treatneuro.com/archives/7285

でも私の家庭医は、フランスの医師と連絡をとって治療するという気概がありません。

マクロファージ性筋膜炎は、ワクチン接種の後、18ヶ月から24ヶ月経たないと、検査できません。筋肉の中で、成長していきます。それは、三角筋の細胞診をします。デンマークでそれができるのかわかりません。
Authier医師は、もしマクロファージ性筋膜炎であれば治療が可能であるといいました。

もし、Sin Han Lee や Shaw/Tomlenovic が言うように、HPVのウイルスによるものなら、それはとても危険で、血液脳関門を通り抜けます。
私にも誰にもわかりません。私はただの母親なのに、研究者にならなくてはならないのです。

リーキーガットがあったかどうかは、スイスのクリニックに去年の8月に入院したとき、腸を通過できる細菌であるクレブシエラ・ニューモニエ(肺炎桿菌)が見つかりました。これは、スイスの医師が治療しました。サラは、2回目の注射の後からずっと腹痛がありましたが、今はよくなっています。その治療は、プロバイオティクス(腸内有益菌)を使うもので、アメリカのGarden of Life 社の"Primal Defense" でした。

サラの治療

サラは、最初に血液検査をしてから、治療を始めました。
S-アデノシルメチオニン(SAM)が大切だと思っています。
サプリは、Methyl Guard 180 Veggie caps, Thorne, USA でした。
歩き方が、改善しました。
今は、グルタチオン、製品名Eumetabol(ドイツ)も飲んでいます。

スイスの医師のアドバイスで、グルテンフリーの食事を6週間しましたが、サラにはなんの改善もありませんでした。
今は、全粒粉をつかって、白い小麦粉は使いません。黒いライのパンやお米、キノア、コーンを食べています。
肉と野菜(豚肉は全く食べません)を週に100グラムだけ、鮭とマグロは重金属の汚染の心配があるので食べません。

野菜とフルーツのスムージー、ニンジン、きゅうり、果物をおやつに食べています。でも、4時以降は、生のフルーツや野菜は食べません。

豆類をたくさん食べています。

サラは、3週間牛乳をやめました。改良がなければ、醗酵したものや、ライスミルクなどの牛乳の代替品をとりました。


クリームは大丈夫です。ヨーグルトなどの醗酵品は、一日おきでした。
蜂蜜は大丈夫ですが、砂糖はだめです。精製していないキビ砂糖をすこしだけとっていますが、これは、数ヶ月たったあとです。
ナッツ類アーモンドなどは食べられます。

食物のアレルギーには気をつけてください。サラはアレルギーはありませんでした。ほんのすこしだけ、バナナとニンニクにみられましたが。これは、個人によりますから。

ミトコンドリアは、このワクチン被害においては重要です。マーズ博士もそういっています。
サラの場合、それは明白なことです。

ATPと Co Q10 の検査値はとても低かったです。酸化的ストレスがあり、還元型グルタチオンが、酸化型に比べてとても少なかったと思います。これらは、欠乏しているかどうか、実際に測定しなくてはなりません。
Plothe 博士は、すべての患者に、グルタチオンを投与しています。IVで投与することもあります。

ロンドンのダウニング医師も、急性の症例ではIVでグルタチオンを投与しています。

Lipid Replacemant Therapy (脂質置換療法)も、Lipid REScue TherapyとしてIVで投与できますが、これも急性のケースでだけのようです。

粉末のLRT NT Factor ATP energy powder で十分だと思います。これは、長期間にわたっても、副作用もなく、危険もありません。ミトコンドリアには大切な治療法です。
わたしが理解する限りでは、脂質はとても重要です。置換とは、脂質が細胞内のミトコンドリアに入って、そこにある古い脂質を置き換える(デトックス)ということだと思います。


サラは、去年の8月にスイスのクリニックに2週間いた間、毎日IVによる治療を受けました。それ以外ではIVはしていません。2013年3月に2回目のワクチンのあと、悪化がはじまり、何をしてもその悪化はすぐには止められませんでした。IVの治療のあと、快復はみられませんでした。去年の秋は、ずっと悪化していました。私たちが望む以上に、症状は長く続いています。忍耐強く待つことが最も大切なことです。

治療は、時間がかかり、また、それぞれの被害者にあった治療法は違うと思います。

サラにも、軽度の記憶喪失がありました。例えば、私たちはどこに行ったのと聞くと、サラは知っているはずです、私たちは1時間半ほど外出しただけですが、答えられませんでした。家から500メートル歩いていっても、そこがどこだかわからなくなることもありました。それは、痛みや疲労のせいかもしれませんが、脳への損傷のためかもしれません。でもこの記憶喪失は、かなり前のことでした。
治療は、お金の問題もあって、不公平だと思っています。

震振のある患者は、フィジオの診断を受けるべきです。筋肉が震えるのを止める、トリガーポイントがあって、フィジオが示すことができるはずです。それは、イギリスの方法で、Bobarth´s principles といいます。(私は、作業療法士の免許を持っています)。

サラは、脚が、突然動くことがありました。それから、筋痙攣もありましたが、それは外からはみえず、サラが感じることができるだけでした。痛みを伴うものです。筋肉を伸ばして、脚を暖めることですこしよくなりました。それらは、今はなくなっています。スイスクリニックでの治療のおかげだとおもいます。けれど、今でも、サラの筋肉はとても緊張して痛みます。痛みのスケールの1から5で、脚の筋肉の痛みは、3です。

その治療は、中国のきのこレイシ混合物、ホメオパシーの薬、HPV用ノソードでしたが、どれが良かったのかわかりません。


ガーダシルとバルトネラ菌 記事のコメント欄から

2014-09-08 | ガーダシル症例
コメント 1.
ジャッキー

私は25年間前に、軽度の筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と診断されました。米国とドイツでライム病の検査をして陽性でしたが、イギリスの医療機関はその結果を認めませんでした。中略 この病気は、エイズのように人に作られた病気だと思います。

回答

バルトネラは感染症で、人工のものではありません。ほとんどの医者はそれを認識できるように訓練されていません。私が話した小児心臓医は、僧帽弁逸脱症にかかわるバベシア(寄生性原虫)のことをまったく知りませんでした。事態をより複雑にしているのは、これらのブニアウイルスがかなり一般にみられるようになってきているので、ライムや同時感染症の人から輸血を受けたら、複数の生命を脅かす疾患や、死のリスクを受けるということです。これらの病原体をチェックすることは、費用がかかります。心内膜炎、多発性硬化症、慢性疲労、萎縮病などに罹るリスクを阻止するために、輸血の前に血液をテストすることを世間は要求するでしょうから、その病期が存在しないことにして、病院と医者が訴えられないようにしているのです。


2. キム この話はとても興味深いです。2010年8月、私の娘は11歳で、ガーダシルHPVワクチンを接種しました。数日以内に、頭痛/偏頭痛、脚のすね/耳部痛、吐き気、腹痛がありました。彼女の健康は全体的に悪化し続けました。数え切れないほどの回数小児科医のところへ行き、救急病棟や多数の専門医にも行きました(神経科医、耳鼻咽喉科医、胃腸科医)。その間ずっと、ライム病(その時点ではバルトネラ菌については聞いたことがありませんでした)ではないかと自問し続け、また健康が悪化し始めた時期が一致していたのでガーダシルHPVワクチンへの副作用について聞きました。すべての医者は、ライム病を完全に否定し、ワクチンの副作用かどうかんついても反論しました。娘は突然胸と太股にバルトネラ菌の発疹を発症しました(多数の紫/赤色の妊娠線のように見えます)。医者はバルトネラ菌の発疹については何も知らず、ただの伸展線だと保証しました。その診断は納得できませんでした。私たちの娘は健康で、体重も完璧で、年齢相応で、とても活発でした。週に4時間ダンス教室に通い、その上に、競技リアリーダーもしていて、毎週数時間激しい運動をしていました。2010年9月以降、彼女の症状は徐々に悪化しました。2011年3月には学校に行くことも他の活動もできなくなり、寝たきりになり完全な障害者となりました。2011年6月、私1人で何時間もの調査をして、ダニ媒介病の検査を自費で行うことにしました(私たちの保険会社はダニ媒介病の特殊研究室で行うテストはカバーしませんでした)。マイコプラズマとバルトネラテストの陽性値がきわめて高いという結果がでました。陽性のテスト結果と、とてもはっきりとバルトネラ菌の発疹が身体のかなりの部分を覆い、感染が活発であることを示しているにもかかわらず、フィラデルフィア市のCHOPDiagnosticCenterは娘がバルトネラ菌を有さない(過去に露出されただけである)と主張しました。そしてその代わりに他のものであると誤診しました。最終的に、娘はLLMD(ライム病に通じた医者)により、これらの2つの病気の診断とライム病の臨床診断を受けました。彼女は改善していますが、高名で熟練したLLMDにより治療を受けているにもかかわらず今も(2013年11月)慢性的に病気です。ダニ媒介病で一旦慢性的に病気になると、健康を取り戻すのには長い時間がかかります。私はいつも、ガーダシルHPVワクチンが娘の病気の発症に関わっていたのではないかと思っていました!今やっと知ることができました。盲目的にワクチンを接種させることに気をつけてください。医者のワクチン計画書にサインする前に自分自身で調査してください。

ヘルペス・ウイルスと漢方医 私見

2014-09-04 | 資料
ガーダシル被害者の方が、EBウイルスについて言及したので、メモ的に書いておきます。

線維筋通症の奥さんを完治に導いている方のブログ「線維筋痛症からの脱出 」で、ヘルペスウイルスが痛みの原因だったと書かれています。

この方の主治医は、関西の漢方医の松本先生 のようで、松本先生のブログを読むと、膠原病(全身性自己免疫疾患)を、免疫を強化すること、抗体のクラススイッチを起させること、最後は、免疫寛容を達成して完治させる治療をなさっているようです。

病気の原因は、外来の異物(細菌、ウイルス、化学物質)であり、細菌とウイルスは抗生物質とワクチンで制覇されたので、残り化学物質は、自然後天的免疫寛容で共存しようという考えのようです。


ヘルペスウイルスは、例えば、水疱・帯状疱疹ウイルスもそのひとつで、初期感染で、水疱瘡になり、その後ウイルスは身体の中に潜伏し、免疫力が落ちた時に活性化して帯状疱疹を発症させます。

神経細胞に潜伏するようです。

「線維筋痛症からの脱出」のブログでも、痛みがひどくなったり落ち着いたりするのが、ヘルペスウイルスが活発化したり潜伏したりするためではないかと書いてありました。


VAERSの被害者のデータでも、HPVワクチンで、ヘルペスウイルス感染が陽性だった人が多数います。

エプスタイン・バール・ウイルス検査陽性 20件
単純ヘルペス血清学的検査陽性 24件
サイトメガロウイルス検査陽性 10件


帯状疱疹 82件
口腔ヘルペス 36件


他のウイルスでは
パルボウイルス感染3件でした。

細菌感染は、21件でした。

追記しておきますと、先週YouTubeで見た「サイレント・エピデミック 」というタイトルのビデオで、ワクチン製造過程の精製操作では、ウイルスの不純物は除去していないということです。

つまり、他の動物や昆虫を使用してワクチンを製造した場合、それらの生物がウイルスに感染している場合、そのウイルスもワクチンに含まれていると考えられるようです。

有名な事件として、1950年代にポリオワクチンにSV40というサルに感染するウイルスが混入していたことがあげられていました。

アクネ菌と腰痛 私見

2014-09-03 | 資料

HPVワクチンの話ではないのですが、細菌と疼痛の関連で調べていた時に、椎間板ヘルニア後の慢性腰痛の原因のひとつが、アクネ菌の感染ではないかという研究を見つけました。

新聞の記事を訳していたのですが、すでに日本語に訳されていました。

「慢性腰痛を抗生物質が治す 」

この記事関連のサイトのコメントで、ライム病感染の最初の症状が、背痛ということでした。


マイコプラズマと線維筋痛症 私見

2014-09-03 | 資料
Sanevaxのガーダシル被害者の症例のページで、コメントしている人がいました。

アメリカのカリフォルニアに炎症性関節炎や線維筋痛症を治すことができる先生がいるそうです。

リバーサイド関節炎センター

この先生によると、線維筋痛症の患者の半数は、マイコプラズマ(真正細菌)が感染しているということです。
健常者だと感染している率は10%程度だそうです。

先日紹介した、関西の漢方の松本先生の症例では、抗ヘルペスウイルス薬を使用して痛みが半減していました。

イスラエルの自己免疫学者は、自己免疫にかかる前に、必ず感染症があったと言っていました。

興味深いことです。



グラクソスミスビーチャムのライム病ワクチン

2014-09-01 | 資料
ライム病ワクチン:何が起こったのか、何を学ぶべきか?
グレゴリー・エイ・ポーランド

英文リンクへ

概要

この記事は、米国で認可された唯一のライム病を予防するワクチンを撤退へと導いた出来事を再考するものである。ワクチン撤退へと導く最大の問題となったのは、以下の複数の事象の組み合わせのようである;ワクチンの抗原である細胞表面タンパクAが自己抗原として作用し、その結果関節炎を誘発したという分子擬態仮説により火が付けられたワクチン安全性問題;ワクチン反対派により掲げられたワクチン安全性に関する問題点;ワクチン費用;ワクチン接種スケジュールの困難およびブースターが必要である可能性;集団訴訟; 病気のリスクに関する不確かさ;および公衆の需要が低いこと。この記事は、これらの事象から学んだレッスンを再考し、ライム病ワクチンの候補となるものは近い将来には米国内で開発、治験および使用されないであろうから、リスクにある人々を保護しない状況であることを提言するものである。

この記事では、ライム病ワクチンの米国の経験、および認可された唯一のワクチンの市場からの撤退を再考することに努める。米国では、ライム病のワクチンは、米国食品医薬品局(FDA)により認可され、約4年間国民に使用された。第2のワクチンの候補の製造販売承認の申請をサポートする治験の第3相試験も完了していたが、許認可のためにFDAに提出されることはなかった。 ライム病ワクチンへの公衆の支持を減少させた多くの事象と、集団訴訟とが重なって、製造会社は、販売量が少ないことを理由に、市場からその製品を自発的に撤退することに決めた。この短い記事で、これらの問題が何であったか、この経験がライム病ワクチンの開発分野に如何に影響を与えたのかを考察する。