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葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

妊婦に接種するアブリスボが危険だと思う理由

2025-01-23 | 論文
Noteに書いているのですが、

今、妊婦に推奨しているRSVワクチンのアブリスボがとても危険なワクチンではないかと思っています。

というのは、早産が多くて中止になったGSKのアレックスビーの論文


をよく読むと、サプリメントの表に、新生児の死亡数が載せてあるのですが
出産時に生存してその後28日以内に死亡した数と定義してあって、早産した新生児で死亡したのがワクチン群だけであったというデータがあります。

GSKの治験は、参加数がワクチン群がプラセボの2倍になっていますが、
28妊娠週以前の早産で、生まれた後亡くなった新生児が、ワクチンで2プラセボで0、28妊娠週から37妊娠週未満ではワクチン5プラセボゼロです。

すべての早産にすると、ワクチン7人、プラセボ0人でした。
もし、ワクチンのタンパク抗原の影響がないとしたら、プラセボでも3から4人の新生児が死んでいるはずですが、実際はゼロです。



GSKの治験の中止理由は早産が有意に増加したことですが、本当は、早産が増加して、しかも生まれた赤ちゃんが28日以内になくなっているケースが、ワクチン群にしかみられなかったというかなり深刻な副反応のためなのではないかと疑われます。

GSKの治験のプラセボは、食塩水とショ糖、ファイザーの治験のプラセボは緩衝液で、トロメタモール、トロメタモール塩酸塩、精製白糖、D-マンニトール、ポリソルベート80、塩化ナトリウムがはいっていて、明らかにGSKのプラセボよりも悪いものです。

それなのに、早産した割合が少ないのは、ひとつには、参加した妊婦の最大妊娠週数がGSKが34なのにファイザーは36であり、もうひとつは、治験参加国の中低所得国がの割合が、GSKは50%くらい、ファイザーは30%くらいになっていることが理由ではないかとGSKの論文に書いてあります。

36妊娠週数で接種すれば、早産になる確率は格段に減少します。

すでに、日本でも胎児の死亡が2件報告されていますが、このまま続けたら、早産で生まれた赤ちゃんが28日以内に亡くなるケースがでてくる可能性があります。

追記
生後1年間の追跡調査の結果がありました。
GSKのアレックスビー群で18人(0.52%)死亡、プラセボ群で4人(0.23%)死亡になっています。
2.24倍の死亡数です。



治験中止の理由はこれでしょうか。

ラウス肉腫ウイルスの論文を確かめてみる その2

2024-12-12 | 論文

Rous P (April 1911). “A Sarcoma of the Fowl Transmissible by an Agent Separable from the Tumor Cells”. J. Exp. Med. 13 (4):  397–411.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2124874/pdf/397.pdf

1911年の論文のタイトルは「腫瘍細胞から分離可能な病原体により伝染可能な家禽肉腫」であり、この論文が、ウイルスががんを発生させる証拠となっている。

この論文では、鶏から採取した肉腫をろ過して、そのろ液を他の鶏に注射し腫瘍を発生させたことを報告し、これを以て、がんを発生させる病原体がろ過されることを証明し、その後、伝染性のウイルスががんの病因となる例として使われてきた。

この論文以前には、犬やネズミなどでも腫瘍の組織をそのまま移植して、他の個体にがんを発生させる結果は報告されていたが、どの実験でも、ろ過して得られたろ液からがんを発生させることはできなかった。

1911年の論文の実験結果をまとめた図が以下である。




上のチャートで、1st A、2ndA、2ndB、3rdA、3rdB、4thAは、1910年の論文で発表した結果であり、『ラウス肉腫ウイルスの論文を確かめてみる その1』で解説した通り、がんの組織を移植しても特殊な鶏の少数でのみがんが発生していることを説明した。

1911年の論文の結果と、1910年の論文の実験の間に、移植が繰り返されて、特殊な鶏の群では、腫瘍の移植率が劇的に上昇している。

そして、1911年の論文では、腫瘍をリンガー液に分散して撹拌し、バークフェルドろ過器を使用してろ過したろ液を、他の鶏に注射してがんが形成されるかを観察した。その結果、チャートの右下の丸印で示すように、9羽中1羽に腫瘍が発生した。

このチャートに載せていない実験でも、ろ液の注射から腫瘍の形成に成功しているが、分散、拡散、ろ過の工程を、40℃で行っても成功しており、はたしてウイルスが40℃でも生存するのかという疑問が残っている。(鶏の体温は41℃)

ろ過に使用したろ過器は、下の写真のようなもので、赤血球や細菌(bacillus prodigiosis)は通さなかったようである。




移植を繰り返したり、高温で保温して威力が増しているので、真菌の可能性も除外できない。

いずれにしても、この論文では著者は、腫瘍が「ultramicroscopic organisms」によるものだと結論できないとし、更なる実験を続けると書いている。






子どもも感染する

2020-03-02 | 論文

江蘇省(上海の北)の複数病院におけるコロナウイルス感染者の調査

80人の患者の性別、年齢、症状等の調査
41人女性、
18歳未満 10人
18歳~24歳 15人
25歳~49歳 27人
50歳~64歳 19人
65歳以上 9人

18歳未満内訳
4歳 1人
6歳~8歳 2人
11歳~13歳 6人
14歳 1人

5組の家族が含まれている


SARS-CoV-2の起源が武漢華南海鮮卸売市場ではないという研究発表

2020-02-24 | 論文
査読前のプレプリント


解釈:SARS-CoV-2のゲノムバリエーションは、SARS-CoV(2003年のSARS)やMERS-CoV(中東呼吸症候群)に比較して、依然として小さい。系統疫学的解析によると、武漢華南海鮮卸売市場のSARS-CoV-2ソースは、他所から移入されたものである。混雑する市場が、SARS-CoV-2の流通を促進し、2019年12月上旬に全市に蔓延させた。さらに、系統疫学的方法により、ヒトヒト間感染の特定の方向、海外の感染ケースのソースを明らかにした。

Interpretation Genomic variations of SARS-CoV-2 are still low in comparisons with published genomes of . Phyloepidemiologic analyses suggested that the SARS-CoV-2 source at the Hua Nan market was imported from elsewhere. The crowded market then boosted SARS-CoV-2 circulation and spread it to the whole city in early December 2019. Furthermore, phyloepidemiologic approaches have recovered specific directions of human-to-human transmissions and the sources for international infected cases.


法医病理学者は、乳幼児突然死のケースではワクチン接種歴にもっと注意しなくてはならない

2020-01-01 | 論文

ワクチン接種後の乳幼児突然死:法医解剖ファイルの調査
東海大学

ヒブワクチンが報告されたケースが一番多かった

3日以内に死亡した3つのケースで、脾臓とリンパ節に、血球貪食症候群に類似する血球貪食が観察された

赤血球、白血球、血小板が活性化したマクロファージに貪食されていた




CINの治療ワクチン

2019-11-21 | 論文
CINが治療できるワクチン

これらのワクチンは、抗体ではなく、HPVに特異的な細胞傷害性T細胞を産生するので、既にHPVに感染しCINとなっている細胞を攻撃でき、治療が可能となっている。CINと診断された人が受ける治療ワクチン。

(1)TSワクチン


(2)MVA E2ワクチン


(3)VGX-3100ワクチン



治験フェーズ1は、2008年に始まっていた。




子宮頸がんワクチンの正しい使い方はこれだったのか?

2019-11-18 | 論文



97歳の皮膚がんの患者にガーダシル9を2回接種し、その後、患者の皮膚がんに11ヵ月にわたって直接注射した。
がんに最初に注射してから11ヵ月以内にすべてのがんが消失、再発していない。



トル様受容体アゴニストを使用した婦人科がんの治療の可能性
サーバリックス、イミキモド 、CpGオリゴDNAなど。




J Am Acad Dermatol. 2019 Jul 29.
Intralesional versus intramuscular bivalent human papillomavirus vaccine in the treatment of recalcitrant common warts.



米国 サーバリックス後の抗NMDA受容体抗体陽性ポッツ

2019-11-13 | 論文
2017年2月の論文

サーバリックス接種後に、ポッツを発症。抗NMDA受容体抗体陽性であるが、脳炎の症状はない。免疫調節療法で改善したが、免疫調節療法を停止後に再発。
ワクチン接種後のポッツが自己免疫疾患であることが示唆される。


Mehlsen医師のポッツ論文