goo blog サービス終了のお知らせ 

葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

ギランバレー症候群とチャイニーズハムスター卵巣細胞由来タンパク質ワクチン

2025-02-21 | 糖鎖
2025年1月24日の厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)で報告されたギランバレー症候群は、シングリックス接種の2例だった。



シングリックスは、チャイニーズハムスター卵巣細胞を使用してタンパク質を合成した組換え帯状疱疹ワクチンである。



歴史的にギランバレー症候群が問題となったのは、鶏卵を使用して培養したインフルエンザウイルスのワクチンだった。

今回、アブリスボでギランバレー症候群のリスクが追加されたが、アブリスボもアレックスビーもチャイニーズハムスター卵巣細胞を使用した組換えタンパクを含んでいる。



ヒト以外の細胞で作ったタンパク質には、ヒトに普通はない糖鎖が存在する。普通にはないけれど、神経の中の方にはあって、この糖鎖を含む脂質に対する抗体や細胞障害性T細胞ができると、ヒトの神経を攻撃するようになる。そういう風に理解している。

細部までは理解していない。


RSVワクチンの抗原はCHO細胞を使って作っている

2025-01-16 | 糖鎖
CHO細胞(チャイニーズハムスター卵巣細胞)で培養した抗原をワクチンに使用することの問題点は、以下のリンクを読むと理解できるかもしれない

ヒトは、CMP-NeuAc水酸化酵素に変異があるので、N-グリコリルノイラミン酸がもともと存在しないが、食物からこの糖鎖が細胞に導入され、この糖鎖をもつタンパクや脂質を作ることがある。これが特に胎児の細胞で亢進されている可能性がある。

RSVワクチンの抗原はCHO細胞で作られるので、N-グリコリルノイラミン酸の糖鎖があり、このワクチンを接種すると、N-グリコリルノイラミン酸に対する抗体ができる。これが胎児に移行すると、胎児の組織を攻撃する可能性があるということ。


N-グリコリルノイラミン酸とN-アセチルノイラミン酸

Chinese hamster, CHO cells N-Glycans
CHO細胞の糖鎖は、N-グリコリルノイラミン酸だけでなくα-Galも結合しているので肉アレルギー(一部の魚も)の発症にも関与する

N-グリコリルノイラミン酸

Neu5Gcの蓄積は腫瘍や胎児組織で亢進しているようであり、取り込み機構は成長因子によって促進されていることが示唆されている 

Most recently, we have shown that human embryonic stem cells can incorporate Neu5Gc from medium glycoconjugates, making them targets for the naturally occurring antibodies that circulate in most humans.3 Our preliminary data also suggest that these antibodies could also be related to diseases in intact humans. Thus, the mechanism by which Neu5Gc is incorporated into human cells is of potentially great importance. Further studies of this process are also relevant both to the ongoing attempts by various groups to incorporate different kinds of unnatural sialic acids into cultured cells (43, 71–73) and also to our efforts to understand how exogenous dietary Neu5Gc gain entry into normal human tissues. In this regard it is of note that Neu5Gc accumulation appears to be enhanced in naturally occurring tumors and in fetal tissues. We suggest that this may be explained by the fact that fluid-phase macropinocytosis is enhanced by growth factors (50–52, 57, 74), which are expected to be very prominent in these two situations. 

https://www.jbc.org/article/S0021-9258(20)76062-X/fulltext

ワクチン打っちゃだめってこと


糖鎖と免疫システム

2023-08-26 | 糖鎖
ポルトガルのポルト大学のサロメ・ピンホ教授の講義




細胞の表面は、膜を形成する脂質やタンパク質に結合した糖鎖でびっしりと覆われている。

異物が最初に細胞に接触するときは、糖鎖となる。

抗体だけでなく、T細胞も糖鎖を特異的に区別している。

直腸がんでは、末端のシアル酸、特にN-グライコリルノイラミン酸が増えている。

他のレクチャーから

糖が2つ結合すると、細胞が集まってくる。
がんの糖鎖で、末端の2つの糖分子の結合の位置が変化している。
α-2,3-とα-2,6-結合の変化が、がんの免疫寛容に寄与している可能性。


備考)結合の違いというのは、以下の図参照
ヒト型がα-2,6で、鳥型がα-2,3 これだと全く違うものとして認識される



イメージとして、糖鎖は、畳の上に大の字で寝ている人
タンパク質は、横向きに丸くなって寝ている人(胎児型)

大の字で寝ているうえに、手足を自由に動かすことができるので、認識されやすい。
水酸基がたくさんあり、接着性が高い。


糖鎖がなぜ問題なのか

2023-08-21 | 糖鎖
バイオ医薬品における糖化が、医薬品の品質に重要な影響を与えることを説明しているビデオ

バイオ医薬品には、ワクチン、抗体医薬、融合タンパクなどが含まれ、それらに結合する糖鎖が、医薬品の有効性や安全性に関与している。

このビデオでは、抗体に結合する糖鎖の分析の精度を確認するために、基準となる抗体を世界各国の医薬品会社や大学に送付し、それぞれの分析法により解析した結果をまとめ、各分析法の問題点を解説している。


この図では、抗体のS=S結合付近にある糖鎖の種類によって、この抗体が体内に留まる時間、抗体依存性細胞媒介細胞障害、補体媒介細胞障害が増減することを示している



この図は、抗体の糖鎖にシアル酸やαガラクトースがあると、免疫原性が高いため安全性に問題があることを示している。


シアル酸の一つであるN-グライコリルノイラミン酸のウィキペディア
英語版
Even though Neu5Gc is not known to be produced by any mechanism in the human body (due to lack of genes), our bodies do interact with trillions of microorganisms that are capable of complex biological reactions. Neu5Gc is reported to be found in concentration in human cancers, as well as in fecal samples, suggesting that humans ingest Neu5Gc as part of their diets.  Uptake is thought to be by macropinocytosis, and the sialic acid can be transferred to the cytosol by a sialin transporter.  It is possible that the immune system then recognizes the molecule as foreign, and that the binding of anti-Neu5Gc antibodies may then cause chronic inflammation. This assumption has yet to be concretely proven, however.[4]  Further studies have shown that humans have Neu5Gc-specific antibodies, often at high levels.[3]  Feeding Neu5Gc knockout mice Neu5Gc-rich diets along with anti-Neu5Gc antibodies (attempting to mimic a human system) causes systemic inflammation in the mice, and they are five times as likely to develop hepatocarcinomas.[9][10] However, a study released in September 2018 found no evidence that exposure to higher levels of anti-Neu5gc antibodies increased colon cancer risk.[11] The increased values of anti-Neu5Gc antibodies in patients with hypothyroidism/Hashimoto's disease raise the possibility of an association between anti-Neu5Gc antibody development and autoimmune hypothyroidism.[12]

日本語版
N-グライコリルノイラミン酸
CMP-Neu5Acのアセトアミド基に酸素原子を1つ付加する酵素であるCMP-Neu5Ac hydroxylase(CMAH)が作用することでCMP-Neu5Gcが合成される。ヒトの糖鎖にはNeu5Gcは遺伝子レベルで存在しないことがわかっている。250 - 300万年前にCMAHの遺伝子のエキソンが消え、フレームシフトしているためである。これはヒト以外の生物ではNeu5Gcが病原体の感染に関わっていることが多く、様々な哺乳類を家畜化する際に家畜と同じ病原体には感染しにくくなるためという説が支持されている。(ヒトにおけるNeu5Gc欠損による腸チフス毒素の結合の増加が腸チフス感染時の病態進行の原因である
免疫にも関わっており、ブタなどの生物から臓器を移植した場合はNeu5Gcが含まれる糖鎖に対し抗体を生産し、攻撃を始める。これが異種間臓器移植の最大の障壁になるとも言われている。Neu5Gc自体は毒ではなく大量に経口摂取した場合はほとんどが吸収されずに体外に排出される。 

英語版ウィキによると、N-グライコリルノイラミン酸に対する抗体が、橋本病の患者で異常に増えていると報告があるということで、以下が該当する論文。




橋本病は、HPVワクチンの副反応としてよく報告されていたが、新型コロナワクチン接種後にも大量の報告がある。




多発性硬化症でも、ノイラミン酸に対する抗体が高くなっている




 ミエリン関連糖タンパク質に対する抗体(特にIgM)は末梢性のニューロパチーに関与していることが知られている[24]。これはミエリン関連糖タンパク質に抗原性の高い糖鎖が付着していることによるのかもしれない。抗体の存在は病態のマーカーともなりうるし、また、治療の対象ともなると考えられる。 

免疫システムにおける糖鎖の役割

2023-08-19 | 糖鎖
自然免疫では糖鎖が圧倒的に使用されている
自然免疫を惹起した後に、獲得免疫が動き出すのだとすると
ウイルスで自然免疫が惹起できなければ、獲得免疫は動き出さない

獲得免疫で、免疫原性が解っているものも糖鎖が多い










糖鎖の役割については、この人の一連のビデオがわかりやすい

例えば、マイナスに荷電した糖鎖、水分子が分極して結合、その水分子にプラスに荷電した細菌が捉えられる


他のビデオでは、プラスに荷電したヒストンとマイナスに荷電したDNAが結合しあうなど、身体の中では電気的な力がよく働いていることもわかる

以前紹介したが、新型コロナワクチンのプラスに荷電する脂質の免疫原性が強いことは実験で示されている


HPVワクチンの有効性に疑問

2022-12-04 | 糖鎖



このウィキペディアの部分の最後の2行に、
「酵母で発現させた組み換え(リコンビナント)タンパク質は、ヒトにおけるものとは異なるマンノース修飾パターンを受けている[5]。このリコンビナントタンパク質と正常に生体内で作られるタンパク質との違いはワクチンの有効性に影響を与える可能性がある。」

と書いてありますが、この意味わかりますか?

ガーダシルのHPVタンパク質は、酵母で発現させて作られています。このタンパク質に結合している糖鎖は、ヒトに感染したHPVタンパク質の糖鎖とは異なっています。

糖鎖の部分は免疫原性が高いので、その部分に対する抗体ができやすいと考えられますから、ガーダシルワクチンで作った抗体は、酵母の糖鎖を持つタンパク質に対しては有効ですが、実際に人間が感染しているHPVのタンパク質には結合しないんじゃないかって話です。


もう一つ付け加えると、mRNAワクチンで作ったタンパク質には、ヒトの糖鎖が結合していますから、仮にこの糖タンパク質に対しての抗体ができたとしても、細菌やHIVウイルスの糖タンパク質には無効かもしれないってことでしょうか。

蛇足ですが、HIVウイルスのgp120の糖鎖はマンノース型なのだそうです。HIVってヒトの生体内で増殖しているのに、どうしてマンノース型なのでしょうか。調べてみないと。腸内カンジダにでも作らせているのでしょうか。

ウイルス学すべてが蛇足なんでしょうか。

血管壁表面の糖鎖

2020-01-20 | 糖鎖


細胞性免疫と液性免疫の違い?

http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/14495
糖タンパク質糖鎖に対するモノクローナル抗体を効率よくとるための免疫方法の検討をおこなった。抗原としては糖鎖のがん性変化のひとつであるbisecting N-acetyiglucosamine構造をもつオボムコイド(OVM)をとりあげた。OVM全分子を通常のフロインド完全アジュバントでくりかえし感作する方法では糖鎖を認識するモノクローナル抗体をとることはできなかった。またOVMをリポソームニ重膜に挿入する方法でも同様であった。これに対してOVMからプロナーゼ消化により糖ペプチドを調製し,アジュバント活性をもつリピドAを共存させたリポソームに共有結合した抗原を感作したマウスからは高率に糖鎖と反応するモノクローナル抗体をとることができた。しかしながらこれらの抗体はいずれもサブタイプはIgMであった。


サポニン・アジュバント

2019-11-26 | 糖鎖
MPL以外に、細胞免疫作用を示すアジュバントとして宣伝されているサポニンの資料です。



QS-21 elicits a robust antibody and cell-mediated immune response and is a potent activator of Th1 and CD8 T cells.
『QS-21は、抗体および細胞介在性免疫応答を強力に誘発し、Th1およびCD8T細胞の強力な活性作用を有する。』


『アルデヒドの部分がアジュバント活性サイトとして特定されている』

Structural differences in glycosylation or acylation patterns distinguish the saponins from one another and can affect their biological activities.

『糖鎖あるいはアシル鎖のパターンの構造の違いが、生物学的活性に影響を与えうる』


多発性硬化症とB型肝炎ワクチンについて考える

2019-10-11 | 糖鎖
多発性硬化症の患者の髄液中に、高マンノース型糖鎖に反応する抗体が検出されたという報告



高マンノース型糖鎖は、酵母(yeast)が作るタンパクに結合している。


ワクチンの抗原の生成に酵母を使ったワクチン、ガーダシルとB型肝炎ワクチン
多発性硬化症の有害事象報告突出





中途半端な技術を使用して作られたワクチン サーバリックス

2019-10-10 | 糖鎖

サーバリックスに使用されたHPVL1タンパク抗原の生成に使用されたタンパク発現系は、糖鎖のパターンと生産率に問題があるため、未だ改良が続けられています。

サーバリックスに使用された細胞は、Sf9細胞でしたが、SfSWT-4細胞は糖鎖のパターンが改良されています。

この論文では、生産率を改良するために、アポトーシスを阻害するタンパク質バンキリンを産生する遺伝子を組み入れています。



62歳女性に思春期特有の症状、自己抗体強陽性

2019-10-06 | 糖鎖


抄録

症例は62歳の女性である.上気道感染後に急性発症の自律神経症状,感覚障害,四肢腱反射消失を認め,筋力低下を認めなかったことから,急性自律性感覚性ニューロパチー(acute autonomic and sensory neuropathy; AASN)と診断した.血清中の自己抗体の検索を行ったところガラクトセレブロシド(galactocerebroside; Gal-Cer)とリン脂質(phospholipidic acid; PA)の混合抗原に対する抗体が強陽性であった.AASNについては病態に関連した自己抗体が明らかでなく,病態を考える上で貴重な症例と考えられた.


上気道感染後の手足の感覚異常、歩行障害、尿閉、便秘。 
四肢の位置感覚の喪失による歩行障害、および起立性低血圧、便秘、膀胱障害に代表される自律神経障害。

帯状疱疹ワクチンでのアナフィラキシーでα-Galと関連が示唆されるケース

2019-03-25 | 糖鎖

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0091674916314555

Anaphylaxis after zoster vaccine: Implicating alpha-gal allergy as a possible mechanism

帯状疱疹ワクチン接種後にアナフィラキシー反応が起こった患者が、米国南東部でダニに刺された後の牛肉や豚肉のアレルギーの原因として知られるアルファ・ガルに感作していたことで、これらに感作している人は、ゼラチンや他の家畜由来製品含有のワクチンにアレルギー反応を示すという機序を報告している2017年のレター

To the Editor: In the Southeastern United States galactose-a-1,3-galactose(alpha-gal) sensitivity has emerged as a cause of red meat allergy that is causally linked to bites from the lone star tick.1 Alpha-galsensitivity often presents with delayed anaphylaxis after con-sumption of red meat, with lesser degrees of reactivity to milkand gelatin. Gelatin and other nonprimate mammal–derived products are common excipient ingredients in several vaccines,2,3andit has been postulated that patients with alpha-gal allergy mightreact to these vaccines.4 A patient in our clinic with a documented history of red meat allergy since November 2008 required emergency department treatment and epinephrine administration on receipt of live


抗原は糖鎖だったのか?

2019-03-25 | 糖鎖

https://www.jacionline.org/article/S0091-6749(00)68940-6/fulltext

若かりし頃の中山先生の論文

MMRワクチンに含まれるゼラチンが原因でアナフィラキシー反応が発症する問題を、ウシ由来ゼラチンから、加水分解したブタ由来ゼラチンに変更して、アナフィラキシー反応が顕著に減少したという報告。

Change in gelatin content of vaccines associated with reduction in reports of allergic reactions

Anaphylactic reactions after administration of measles, mumps, and rubella combined vaccine were first identified as gelatin allergy by Kelso et al.1 Beginning in 1993, anaphylactic reactions were increasingly reported after administration with gelatin-containing vaccines in Japan.2, 3, 4 IgE antibodies against gelatin were detected most frequently from patients with anaphylactic reactions and less frequently from those with urticarial eruptions.4 We analyzed the prior immunization history of acellular pertussis vaccine combined with diphtheria and tetanus toxoids (DTaP) among patients with gelatin allergy and suggested that the gelatin-containing DTaP may have a causal relationship to the development of gelatin allergy.4 Among 6 manufacturers of DTaP in Japan, two have never used gelatin in the production vaccine. The remaining 4 manufacturers no longer use gelatin, and since February 1999, all DTaPs used in Japan are free of gelatin.

The current measles vaccine contains human serum albumin, gelatin, or both as a stabilizer. Kitasato has chosen to produce live attenuated vaccines by using gelatin as a stabilizer to avoid the potential risk of pathogenic contamination in human serum albumin. Concern over gelatin allergy, however, led Kitasato to change the gelatin from native bovine gelatin to hydrolyzed modified porcine gelatin (Prionex; Pentapharm Corp) in 1998. Prionex gelatin, porcine skin collagen hydrolyzed in the low pH solution and treated at 145°C for 1 hour, showed lower binding activity to IgE antibodies against gelatin (data not shown). Measles and mumps monovalent vaccines with Prionex were introduced in September 1998.

We analyzed the postmarketing clinical adverse reactions before (June 1994-August 1998) and after the introduction of vaccines with Prionex (September 1998-December 1999). The results of the number of reported patients with allergic reactions are shown in Table I.


遺伝子組み換えワクチンのどうしようもない欠点

2018-08-20 | 糖鎖

子宮頸がんワクチンの抗原を開発したZhouとFrazerによる1993年の論文

抗原のL1タンパク質の糖化についての考察

タンパク質の発現系として、CV-1細胞(サルの腎臓由来)とHaCaT細胞(ヒトの表皮角化細胞由来)で行ったもの

 

 

実際に使用されたワクチンの発現系は、酵母(ガーダシル)と昆虫細胞(サーバリックス)であった

糖化(glycosylation)は、哺乳動物細胞に比べて、酵母や昆虫細胞で発現したものは、性質が悪くなる

https://slideplayer.com/slide/10378410/35/images/79/FIGURE+10.15.jpg

 

例えば、C型肝炎ワクチンの抗原を、昆虫細胞で作ると、哺乳動物細胞で作るときに比べて抗原性が強くなるという報告がある。

Here, we report that a soluble form of HCV E2 (sE2) produced in insect cells possesses different glycosylation patterns and is more immunogenic, as evidenced by the induction of higher titers of broadly neutralizing antibodies (bNAbs) against cell culture-derived HCV (HCVcc) harboring structural proteins from a diverse array of HCV genotypes.

(J Virol. 2016 Nov 14;90(23):10486-10498.)

 

糖化が異なることで抗原性が変わるということは、糖化した部分がエピトープになっているということ

では、こうやってヒト以外で発現した抗原にたいする抗体が、果たして、実際にヒトを介して感染した病原体に有効なのかどうか。

 

 

基礎研究に従事するリウマチ膠原病内科医の先生のサイト

自己免疫疾患に対する糖鎖修飾治療という新たなフィールド

http://autoimmunedis.jugem.jp/?eid=29