古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

大豆、黒大豆を移植しました。

2011年07月03日 01時39分51秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
         
 珍しくキュウリに卵を産んだ虫がいます。そこで写真に撮って様子を見ることにしました。道子さんが害虫図鑑で調べて「どうも夜盗虫みたいだ」といいました。害虫図鑑には卵とか幼虫とか蛾の写真などがズラーッ! と掲載してあり、一生懸命調べてくれたのです。でもウジムシぞろぞろの写真を根を詰めて見ていくのはあまり気分のいいことではないので、そのあと裏山や庭を歩いて花を愛で、気分を回復するといいます。ぼくはムシ研究の本は無視しています。
 その卵ですが「二ミリくらいのウジムシになってる」と前夜言われたので見に行ってみるといません。幼虫はキュウリはかじりません。夜盗虫は柔らかいものしかかじれないのです。どこかに行ったか。ムカデかだれかに食べられてしまったか。
 ちょっと雨が降って畑は苗立てした大豆・黒大豆を移植するにはちょうどいい状態です。植える畝を耕運機で一度耕しました。これをしておくと今の時期でも雑草を十日は遅らせることができます。苗は播いて12日目でしっかり育ち、移植にちょうどいい高さ太さです。去年は雨が降り過ぎて苗立てに失敗しましたが今年は理想的です。
 去年並みに黒豆は100本超、大豆は200本超を植えて水をやりました。畝幅は150センチ。苗は大豆が40センチ、黒豆は50センチ間隔で、一本植えです。大豆をこの畑でつくりはじめた最初の2年は、直接二本播きしました。(100坪のハトの防鳥ネットを張りました)収穫も30キログラム近くありました。でも味噌をつくり煮豆にして食べる程度なら15キログラムで十分です。枝豆用も植えてあります。
 さてもう一つの豆『小豆』ですが、これは道子さんが毎年大変に苦労する作物です。畝は去年並みに10メートルで二畝つくり、これから播きます。今年は2ミリ角のムシを防ぐネットを張ってみようかと言っています。というのは小豆は特に無農薬栽培がむずかしいのです。無農薬有機の小豆は、小豆の味がなんともいえずおいしいですが、つくるのは不可能に近いです。
 それでも去年はずいぶん頑張っていささか収穫でき、ゼンザイをつくってお客さんにも食べてもらいました。並々ならぬ苦労を披露しながら。ところが春先になって保存しておいた小豆を出してみたら……。ムシが食い荒らしています。あれだけ苦労して収穫し、豆はしっかり日に干し、トウガラシを入れた瓶に保存していたのに。どこに卵が潜んでいたのか。三合余り残っていた小豆は捨てるしかありませんでした。道子さんがどんなに落胆したか。ぼくに『必殺誘蛾灯』でもつくる智恵があれがいいのだけど……。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする