古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

気合を入れて草刈りをします。

2011年07月21日 00時13分13秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
             
 この写真は去年の畝間潅水です。ちょうど今ごろ第一回の畝間潅水をしています。太いほうのパイプを全開して、田んぼのように水を入れます。いわば畝間を全部水びたしにしています。写真でいえば右上の丸い水栓から畑の全部の畝間を水が流れ、手前の溝から外に流れています。
 今年はちょうどいい時期に台風が来て、畝間潅水をしなくてすみました。それとこの畝間潅水をすると、下のおうちの畑が水びたしになるのです。この田んぼは水が漏ってしまい、水を支えきれません。そこで今年は太いパイプでなく、40ミリのパイプで畝間ごとに走り水をする部分畝間潅水にします。今年は大豆、黒豆などの畝が水栓に近いのでやれそうです。
 大豆・黒豆の苗を移植し、水をやり、畝間の草を削ったりレンゲ堆肥の切り返しをしたりで、7月の草刈りが遅れていました。きのうの夕方から土手の草刈りに手をつけました。畑のまわりの土手内側を幅1メートルの遊歩道にしているのですが、そこを刈るとバッタなどいろんなムシがいっぱい飛びます。「ムシの巣窟になってる。こりゃー、草刈りに気合を入れないと大豆などがムシにやられるぞ!」と思いました。
 鳥取県の浜村温泉の近くに鹿野温泉があり、国民宿舎の山紫苑があります。そこに泊ったとき、おいしいと評判のお米を売っていました。「毎月2回畦の草刈りをして減農薬でつくっている」と書いてありました。いま(7月20日)に刈る。15日たった8月5日に刈る。そしてお盆過ぎの8月20日に刈る。9月5日に刈る。……。なかなかきびしいですなー。
 去年の冬植えた彼岸花の球根が二年目の今年は増えているはずで、10月はじめには咲くでしょう。だからお彼岸過ぎに草を刈ると土手に映えるはずです。草刈りに精を出すことにします。なお道子さんはアセビを煎じてそれでヌカを練り、『アセビ団子』をつくって畦間や草むらに置いています。それが食べられているのでコオロギなどが食べているものと思われます。
 コイモの葉っぱを食べるセスジスズメは相変わらず出没しています。鉛筆大の太さのムシも毎日のように見つかり、見つけ次第踏み潰しています。ゴマが生長し、50センチを越えてきました。もうすぐ100センチを越え、150センチくらいになります。そして鉛筆の太さのクロメンガタスズメガの幼虫がとりつきます。これは見るとゾクッとするような姿をしています。いまネットで調べたらこんなかわいい質問をしている人がありました。
「ゴマにつく大きな幼虫はアゲハチョウになるのでしょうか。もしそうなら近所の子にあげようと思います」⇒『クロメンガタスズメガ』とちゃんと答えている人がいました。この幼虫はフンをし、それをゴマと選別するのは大変なのです。だから道子さんは黒ゴマをつくりません。金ゴマをつくって、最後はピンセットで選別します。なおぼくらがご近所を散歩して自家菜園を見まわっている範囲では、このあたりで今年ゴマをつくっている人はいません。わずかに東条町のとどろき荘の裏に一軒。
 有機無農薬で家庭菜園をやる人には、草もムシも勢いの盛んになる夏です。
コメント
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