松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

原爆ドーム目先に料亭、被爆地の心 逆なで

2015年10月04日 | 日記
 広島市中区の元安川に浮かぶ「料亭かき船」が原爆ドーム近く(約200m)へ移転新築して9月29日から営業を開始しました。
 「かなわ」は1963年から移転先の南約400m先の元安川にかき船を設置して料亭を経営。しかし、治水上の問題で中国地方整備局から移転を求められ、市が予定先への移転を認めた上で、昨年12月に同局が河川法に基づき占用許可をだしました。
 移転に反対する会の市民団体は、「移転先は世界遺産の原爆ドーム近くで、世界遺産条約に基づくバッファゾーン(緩衝地帯)内にあるのだから、かき船を設置する場合には世界遺産委員会の同意が必要」と主張しています。
 世界遺産の登録に決定的な影響力を持つイコモスの国内委員会は「原爆ドームのバッファゾーンは、単に周辺の景観を規制し整えるゾーンというだけでなく、この遺産の持つ鎮魂と平和への祈念の意味との深いつながりをもったエリアとして認識されるべき」だと広島市長に懸念を表明しています。
 日本共産党広島市議団は、6月議会で「バッファゾーンは利用や開発が制約されるものであって、そこに、新たな開発と言えるかき船移転は考えられない」と追及しています。
(今日のあかはた新聞抜粋)

 世界で世界遺産に認定後、開発行為で取り消された場所も有ります。今回の問題で広島が取り消されたら誰が責任を取るのでしょうか。
 早急な対応が求められます。

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