夕方、ふとテレビのチャンネルがあった番組を見ていたら「これからのマーケティングって、科学の分野になるのかな~???」と思う番組に出会った。
それが「サイエンスZERO」だった。
内容は「チャンス発見学」という、10年ほど前から研究が始まったらしい工学。
キーワードとなる言葉、事象などを総てピックアップをし、関連付けていく中で、新たなモノ・コトを見つけるということの研究らしい。
ゲスト教授のお一人のHPを観ていただければ、その一部が分かるかもしれない。
私がマーケティングや広報などの仕事でよく使う「イメージのマップ(と勝手に呼んでいる)」ととてもよく似ているのだが、私の場合はとにかく思いつくままランダムに挙げていくことで、関連性を見つけていくという方法。
この「チャンス発見学」は、インタビューやアンケートなどで登場する「言葉」や、地震などの発生地を総て拾い上げ、頻度などの違いから「日ごろ見落としがちな点を発見する」コトを主眼に置いている。
もちろん、総てデータ化され整理された状態で、PCの画面に登場するところまで研究が進んでいるようだ。
注意していただきたいのは、データ化された内容といっても某官僚たちが作り上げるような、自分たちの都合の良い数字の羅列ではなく、あくまでも客観性のある分析による「言葉や事象のデータ」である。
この話を聞いていて、思い出したコトがある。
それは12、3年ほど前話題になった、「複雑系」という言葉と本だ。
今では本は絶版になってしまっているようなのだが、「複雑系」という「一見何の関連性の無いモノ・コトであっても、何かを介することで関連性を生み、モノ・コトを動かしていく」という概念だったように記憶している。
私には、難解すぎてこの程度の理解しかできなかった(トホホ)。
もともと、この「複雑系」という本の著者は米国・サンタフェ研究所と言う研究機関の方が書かれた本であり、サンタフェ研究所の創設には「原爆研究」の中心であった米ロスアラモス国立研究所とも関わりが深い。
すなわち、元々は物理などの理工系的発想によって、研究された学問だといっても良いのだ。
私のように、「物理なんてとんでもない!!」と言う人間とは、水と油のような世界でもあるのだ。
だからこそ、この「チャンス発見学」にとても興味を覚えたのかもしれない。
個人的には「PCでの分析なんかに、人の感性が負けてはいられない!」と言う思いがより一層強くなったのだが、「見落としがちな、些細なモノ・コトを見つけ出す」という、マーケティングでは当たり前のことを、再認識させられてしまったのもまた事実だった。
制作費が膨大に必要となる「大河ドラマ」にお金をかけるより、このような良質な番組にお金をかけて、ゴールデンタイムに放送してもらいたいものだ・・・。
それが「サイエンスZERO」だった。
内容は「チャンス発見学」という、10年ほど前から研究が始まったらしい工学。
キーワードとなる言葉、事象などを総てピックアップをし、関連付けていく中で、新たなモノ・コトを見つけるということの研究らしい。
ゲスト教授のお一人のHPを観ていただければ、その一部が分かるかもしれない。
私がマーケティングや広報などの仕事でよく使う「イメージのマップ(と勝手に呼んでいる)」ととてもよく似ているのだが、私の場合はとにかく思いつくままランダムに挙げていくことで、関連性を見つけていくという方法。
この「チャンス発見学」は、インタビューやアンケートなどで登場する「言葉」や、地震などの発生地を総て拾い上げ、頻度などの違いから「日ごろ見落としがちな点を発見する」コトを主眼に置いている。
もちろん、総てデータ化され整理された状態で、PCの画面に登場するところまで研究が進んでいるようだ。
注意していただきたいのは、データ化された内容といっても某官僚たちが作り上げるような、自分たちの都合の良い数字の羅列ではなく、あくまでも客観性のある分析による「言葉や事象のデータ」である。
この話を聞いていて、思い出したコトがある。
それは12、3年ほど前話題になった、「複雑系」という言葉と本だ。
今では本は絶版になってしまっているようなのだが、「複雑系」という「一見何の関連性の無いモノ・コトであっても、何かを介することで関連性を生み、モノ・コトを動かしていく」という概念だったように記憶している。
私には、難解すぎてこの程度の理解しかできなかった(トホホ)。
もともと、この「複雑系」という本の著者は米国・サンタフェ研究所と言う研究機関の方が書かれた本であり、サンタフェ研究所の創設には「原爆研究」の中心であった米ロスアラモス国立研究所とも関わりが深い。
すなわち、元々は物理などの理工系的発想によって、研究された学問だといっても良いのだ。
私のように、「物理なんてとんでもない!!」と言う人間とは、水と油のような世界でもあるのだ。
だからこそ、この「チャンス発見学」にとても興味を覚えたのかもしれない。
個人的には「PCでの分析なんかに、人の感性が負けてはいられない!」と言う思いがより一層強くなったのだが、「見落としがちな、些細なモノ・コトを見つけ出す」という、マーケティングでは当たり前のことを、再認識させられてしまったのもまた事実だった。
制作費が膨大に必要となる「大河ドラマ」にお金をかけるより、このような良質な番組にお金をかけて、ゴールデンタイムに放送してもらいたいものだ・・・。