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日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

地方の麺文化-広島風つけ麺-

2008-06-13 23:05:26 | アラカルト
あるサイトを見ていたら、「広島風つけ麺」と言う麺料理を見つけた(紹介サイトは、クッキングサイトです)。
実際、検索してみると、「広島風つけ麺」を通信販売しているお店が、いくつも出てくる。
その「つけ麺」の内容は?と思ってみてみると・・・。
最近流行りの「つけ麺」の辛いヴァージョンのようだ。
しかし、決定的に違うのは「キャベツ」や「キュウリ」と言った野菜のトッピングがされていることと、「レモン」が使用されていることだろう。

私自身、外食そのものの回数が極端に少ないので、「流行のつけ麺」そのものを殆ど食べたことがない。
そして名古屋の冷たい麺文化といえば、「冷やし中華にマヨネーズ」。
もしくは「ころ」と呼ばれる、冷たいうどんやきしめんが定番となっている(関東方面の方は「冷やしたぬき」のようなモノだとお考えください)。
そのため、一般的「つけ麺」をよく理解していないのだが、過去テレビ番組などで見る限り、一般的つけ麺と冷やし中華を組み合わせたようなモノだと考えている。

広島ではこのような「つけ麺」が、一般的に夏場食べられていたのかもしれないが、全国と言う人気ではないような気がする。
まだまだ、地方には隠れた麺料理があると言うことだろう。
そして、意外にも広島は大阪とは違う「粉モン文化」をもっていると言うことも、教えてもらったような気がした。

それにしても、イロイロなお店のHPに掲載されている「広島風つけ麺」は、どれを見ても美味しそうだし、これからのシーズンにもってこい!と言う気がする。
今週は梅雨の晴れ間で、暑いようだ。
素麺やお蕎麦だけではなく、時にはこんな「つけ麺」もイイかもしれない!と、思ってしまった。

人材の育て方

2008-06-13 18:34:01 | アラカルト
大阪府知事の橋下さんは、府職員から評判が悪いようだ。
昨日の新聞各紙には「職を変えろ」と、府職員幹部(40代後半)との対話会で話したらしい(紹介記事は、産経新聞)。

府知事が代わったことくらいで、職員を辞めるような人はいないと思うのだが、「職場の士気が下がる」理由に、「ハァァ~、こんなことで????」と思うような理由に、ビックリしている。

それが「府庁舎での全面禁煙」だ。
「こんなことで、士気が下がるの???????」と思ったのは、私だけではないと思う。
今や公共の場での禁煙は、当たり前。
人通りの多い繁華街などでは、「歩きタバコ禁止区域」を設けている自治体も、多くなってきた。
喫煙者の権利を侵害しているのではなく、喫煙者の方の権利を守りつつ受動喫煙による健康被害を減らす意味で、府庁舎の全面禁煙がされていると思うし、その様な自治体が当たり前になってきているはずだ。
そんなことすら理解できずに、府職員それも幹部職員をしているのだろうか?
「全面禁煙」と言っても、食堂の一部などでは「喫煙所」などが設けられているだろうし、府民が足を運ぶ窓口などには喫煙コーナーなどがあるだろう。

この幹部職員といわれる方々は、私と同世代。
それなりの社会経験と職場経験を、してきているはずなのだ。
就職そのものも、バブル崩壊後のような氷河期ではなかったにしても、相当厳しい就職戦線を勝ち抜いてきた、学業優秀で将来有望な人材だった思うのだ。
それが、この程度で「士気が下がる」と言ってしまうのは、人材育成が間違っていたのではないだろうか?

最近では「ほめて育てる」と言う人材育成が、もてはやされている。
この「ほめて育てる」といっても、「ほめかた」によっては、何の役にも立たない勘違い人を作ってしまう場合がある。
勘違いの原因は「ほめられること」で、自分を過大評価してしまい自分の実力以上の能力があると、勘違いし大風呂敷を広げてしまうことだ。

もちろんほめ方にも、問題がある。
昨今の「成果主義」で、「結果」に対して「ほめる」コトばかりが、多くなってしまっているのだ。
本当は「成果過程」をほめるべきだろうし、結果が失敗に終わってしまっても、チャレンジしたことや、そのことで学んだコトを評価し、ほめるべきなのだ。
そのためには、キチンと職務内容を理解させる必要があるだろうし、職務に対する「目的意識」を持たせる必要があるだろう。
その「目的意識」をシッカリ持たせることで、「仕事に対する士気が上がる」のだと思うのだ。

それが「府庁舎の全面禁煙」程度のことで「士気が下がる」と言うのは、「仕事に対する目的意識の欠如」でしかないし、そのような幹部職員に若手職員の人材育成は無理なのではないだろうか?
なぜなら「ほめる材料(=職務課題)」を若手職員に与える前に、幹部職員が「ほめる材料」を持ち合わせていないのだから。

公務員の皆さんが、総てこのような方々だとは思わない。
シッカリと行政サービス向上のために働いている方々のほうが、多いはずだ。
それなのに、その様な人たちが評価対象とならないコトもまた、人材育成においての問題点のような気がする。