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「食べること」の大切さ-今日のニュースから-

2005-05-31 11:50:06 | ライフスタイル
「我慢比べ、やめましょう」にコメント及びトラックバックを下さったsabuさん、ありがとうございました。
本当に、男性のファッションが変わるためには、いくつもの「既成概念」を打ち破る必要がありそうですね。

さて、今日の新聞及びYahooのトピックスから気になるニュースを、ピックアップしたいと思います。
まず、共同通信が伝えている男女とも高いやせの死亡率 中高年、標準体格の倍以上と言うニュース。
時代とともに「美の基準」が変化するとは言いますが、1960年代から始まった女性の「痩せ型指向」はとどまることを知りません。
また、欧米型の食事が中心になってきたことで「肥満」そのものが、悪とされてきています。
もちろん「肥満」による弊害は、様々な病気を引き起こすこと等既に認知されていることですが、どうやら男女を問わず「痩せている」ことも、プラスではないようです。
どうも、日本人の性質なのか?「体に悪い」と言われると、危険因子を取り除く努力を際限なくしてしまうようです。
「ほどほど」ということが、苦手なのでしょうか?

そして、その関連記事としてキリンウェルフーズの20年前に比べて、若い女性の"やせ"は2倍近くに!というデータが出ています。
痩せている女性は増えているとは思うのですが、個人的にはやや違和感があるのです。
それは、若い女性の体型についてです。
「ローライズ」と呼ばれる、股上の浅いパンツスタイルがここ2・3年流行していますが、本当に「足長・美脚」に見せてるのでしょうか?
むしろ「ずん胴・足短」のようにしか見えないのですが・・・。
体全体は痩せてきているのに、プロポーションと言う意味では「???」なのです。
女性らしい体型と言うよりも、幼児的体型と言いますか・・・。
「痩せている」ということと「ナイス・プロポーション」とは、別だと思うのですが・・・どうでしょう?
彼女たちの食生活を見てみると、不安がよぎります(オバサンの余分な心配ですけど)。

そんな記事とリンクするように、今日の毎日新聞には人類の食・現在と未来 栄養・食、解き明かすと言う特集記事が、掲載されています。
一言で「食べる」という行為をいうことは、簡単なことなのかも知れません。
ただ、そこに関わることを考えたり文化としての「食」を考えると「ひとの根源」のような気がします。
だいぶ前「個食」ということが話題になりました。
「食べる」という行為に+αがされた時、初めて「栄養」や「文化」というモノが加わるような気がします。

「地産地消」ということを含めて、「食」というモノを考え直す時期がきているのかも知れません。