日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

夢と現実-仕事の厳しさ-

2005-05-28 10:49:54 | ビジネス
RS250Yさん、二日続けてのコメントをいただきありがとうございます。
「どれだけ、多くの方に興味を持ってもらえるようなエントリーが書けるのか?」と、いつも不安なんですよ(トホホ)。
基本は「脱力系」なので、肩に力が入らないようにと思っています。

今日の朝日新聞のWEB版asahi.comの土曜日版「be」のコラム「読み・説く」に雑事いとわぬ代理人と言うタイトルで、生島 淳(ジャーナリスト) さんが「メジャーリーグの代理人」について書いていらっしゃいます。
野球だけではなく、最近ではサッカーなども「代理人」という職業が注目されるようになってきました。

野球の場合は、野球経験のある弁護士さんがなったりする傾向が強いようです。
ここ2、3年は、日本でも契約更改で「代理人」として弁護士さんを伴って交渉する選手も増えて来ましたね。
契約交渉以外では、どんなことをされているのか良く分かりませんが・・・このコラムの「代理人」さんは、メジャーリーグの代理人さんですが、日本の場合はどうなんでしょうね?

サッカーの場合は、FIFA(国際サッカー連盟)が認めた「選手代理人資格」が必要となります。
現在、日本では14名(内女性1名)の方々が、資格を取得していらっしゃるようです。
サッカーの場合はFIFAの実施する試験があり、自分の居住している地域のサッカー協会からの推薦が必要だったり、供託金が必要とされたりするようです。
以前は、日本語での受験が出来ませんでしたが、昨今の日本人選手の活躍により日本国内での受験が可能となり、日本語受験が出来るようになったと聞いています。
たとえ「選手代理人資格」を取得したとしても、選手と契約しなくてはビジネスとしては、成り立ちません。
現実的には「代理人」として仕事をされている方は少なく、スポーツビジネス全般に関わるような仕事をされている方が殆どだと聞いています。

このコラムにあるように、「憧れや夢と現実は、大きく違います」。
どのような仕事でも同じですが、スポットライトを浴びるような「華やかな」仕事などありません。
地味~な仕事の積み上げた結果として、(間違って)スポットライトがあたる場合も無い訳ではありませんが、期待しないほうが良いでしょう。
「代理人」だからといって、「選手とマブな関係になって一緒に飲んだり、食事をしたりなどと言うことは、一切ない!」と思います。
「代理人」にとって、一番大切なことは「契約選手が、気持ちよくプレーできる環境を整える」ということだと考えれば、「契約交渉のできるマネージャー」だと考えるほうが良いかも知れませんね。

いずれにしても、「夢と現実の間にあるギャップは、大きい」ということです。