浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-03-27 00:07:04 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四 八つの詩句の章 

            二、洞窟についての八つの詩句

772、窟(身体)のうちにとどまり、執着し、
      多くの(煩悩)に覆われ、迷妄のうちに沈没している人、
      ―――このような人は、実に〈遠ざかり離れること〉(厭離)から遠く隔たっている。
      実に世の中にありながら欲望を捨て去ることは、容易ではないからである。

773、欲求にもとづいて生存の快楽にとらわれている人々は、解脱しがたい。
      他人が解脱させてくれるのではないからである。
      かれらは未来をも過去をも顧慮しながら、
      これらの(目の前の)欲望または過去の欲望を貪る。

774.かれらは欲望を貪り、熱中し、溺れて、吝嗇(りんしょく)で、
      不正になずんでいるが、(死時には)苦しみにおそわれて悲嘆する、
      ―――「ここで死んでから、われらはどうなるのだろか」と。


              ~ 感謝・合掌 ~





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