~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
一、欲望
769、ひとが、田畑・宅地・黄金・牛馬・(ぬひ)・傭人(やといにん)
婦女・親族、その他いろいろの欲望を貪り求めると、
770、無力のように見えるもの(諸々の煩悩)がかれにうち勝ち、
危ない災難がかれをふみにじる。
それ故に苦しみがかれにつき従う。
あたかも壊(やぶ)れた舟に水が浸入するように。
771.それ故に、人は常によく気を付けていて、
諸々の欲望を回避せよ。
舟のたまり水を汲み出すように、それらの欲望を捨て去って、
激しい流れを渡り、彼岸に到達せよ。
~ 感謝・合掌 ~