浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-03-24 00:05:28 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

              12、二種の観察

764、生存の貪欲にとらわれ、生存の流れにおし流され、
      悪魔の領主に入っている人々には、この真理は実に覚りがたい。

765、諸々の聖者以外には、
      そもそも誰がこの境地を覚り得るのであろうか。
      この境地を正しく知ったならば、煩悩の汚れのない者となって、
      まどかな平安に入るであろう。

師(ブッダ)はこのように説かれた。
修業僧たちは悦んで師の所説を歓喜して迎えた。
実にこの説明が述べられときに、六十人の修業僧は執着がなくなって、
心が汚れから解脱した。

〔二種の観察の〕まとめの句
真理(諦)と、生存の素因と、無明と、諸々の形成力と、第五に識別作用と、接触と、
感受されるものと、妄執と、執着と、起動と、諸々の食と、動揺における振動と、
物質的領域と、真理と苦とで、十六である。

〈大いなる章〉第三おわる

まとめの句
出家と、つとめはげむことと、みごとに説かれたことと、スンダリカと、マーガと、
サビヤと、セーラと、矢と、ヴァーセッタと、コーカーリヤと、ナーラカと、
二種の観察と―――
これら十二の経が「大いなる章」と言われる。


              ~ 感謝・合掌 ~


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