幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

何やら哀し  だからこそ

2013年04月05日 17時09分32秒 | ひとりごと
両親、友だち、みんなどんどん老いていきます。
だからこそ、できるだけ
今、できるだけ
優しくしたいと思うのです。




 誰の言葉だったか
いつ頃読んだのか
思い出すことはできないけれど
この言葉はいつも私の中に響いている。


 この言葉を拾った頃も

「ほんとうにそうだ」

 と、思ったけれど
50も半ばを超えて
近頃とみに実感として迫ってくるものがある。


気持ちの中では
両親も友人たちも
皆、ある一定の年齢を保ち続けているような気がする。

出会ったその年齢で記憶され
年を経ているのはわかっていても
まだまだまだ…と思うそんな部分がある。



 が、みな
確実に老いているのだ。


そして
やがて
必ず
止まってしまう。




それが
予期せずに
突然だったりもする。



だからこそ
今日が大事なのだ。

今日を偽り
自分の真実を先延ばしにしていると
結局、後悔することになる。




〝愛する人たちともっと一緒に過ごせばよかった″

〝働き過ぎずに、もっと休暇を取って人生を楽しめばよかった″

〝自分の本当の気持ちに従って生きてみたかった″

〝あんなことを言わなければよかった″


 

死ぬ瞬間に後悔しても遅い。


まずは今日
仕事から帰ってくる夫に
心から
「お帰りなさい」
と言おう。

明後日から行く実家での父の介護に
心を込めて取り組もう。


外国で一人暮らす娘に
「愛してる」
とメールに書こう。







あなたは・・・

あなたは ・・・どうだろうか。



何やら哀し

2013年04月05日 16時46分54秒 | ひとりごと
 待ち焦がれ
      桜咲けば
        何やら哀し


   雛祭りが終われば
   家じゅうの絵や食器などを
   桜の物にする。

   そうして、繁く
   膨らみ始めたつぼみに目をやり
   今か今かと
   その開花を待つ。

   初花を見つけたときには
   心が躍り
   ああ、今年も桜の季節だ、と嬉しくなる。

   なのに
   五分咲きになり
   八分咲きになるころには
   なんだか
   淋しくなってくるのだ。


   もうすぐ桜の季節が終わってしまう・・・


   そう思うからだろうか。



   潔いよいからこそいいのだと
   桜を評する人もいるけれど
   待ちに待って
   ワクワクして
   そのわりに
   桜の季節は短い。
   短すぎる。

   あっという間に満開になり
   あっというまに散っていく。


   物事には必ず終わりがある。

   わかっているけれど
   わかってはいるけれど・・・・・


   そういえば
   昨日4月4日はわが愛犬の命日


   それこそ
   まだ温かい彼女の遺骨を抱いて
   彼女が好きだった公園で花見をした。

   4年前の桜吹雪の中
   彼女は逝ったのだ。


   

   この三月
   春まだ訪れぬ信州で
   娘の愛馬も旅発った。




   娘にとって
   三月、四月と思い出すべき命日が続く。




   外国で一人暮らしをしている彼女から今日来たメール

   「人生の前半は誕生日を覚えることが多いのに
     やがて、覚えるべき命日が増えていくのですね。

    またひとつ 実感として学びました」




   幼かった娘も
   もう確実に大人になっている。


   

   順番道理であるならば
   そのうち
   彼女は
   私の命日を知ることになるのだ。