春の嵐

先週末には爆弾低気圧の通過で日本列島は大雨や強い風に見舞われました、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
折しも桜が満開を迎えていた地方では無情の嵐で折角の花が散ってしまって残念なことでした。
また、この週末にお花見を予定しておられた方には気の毒でしたがこれも自然現象ではどうしようもありませんね、私はお花見のシーズンになると心に浮かぶ句があります。

明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかわ

親鸞聖人が９歳で出家する時に詠んだと云われている有名な句です、世の中や人生の無常を桜の花にたとえて詠んだ句です。
金沢の周辺の桜は先週末から満開を迎えていましたが、私のウォーキングのコースの桜は嵐に遭ってもあまり散っていませんでした。

桜の花の話題から外れますが先週末に釣り仲間で恒例になっている春の渓流釣りで白山麓に行って来ました。
土曜日は夕方から荒れ模様の天気になる予報でしたが、出発する時は曇り空でしたが明るい天気でした。
林道の残雪の上を歩いて１０時半ごろに谷川で糸を垂らしたのですがその頃から風が強くなって竿が風にあおられてポイントにキープすることが出来ません、雨も降り始めてきたので釣りはそこでやめました。

すこし時間が早かったのですが、いつも定宿にしている民宿に入って冷えた体が温泉に浸かってホッとしました、この民宿は近くのスキー場が３月末で営業停止してから暫く休業になっていますが、特別にお願いして有ります、私たちの他の宿泊客はなく貸切です。
今夜はぼたん鍋で近くで捕れた猪の肉をいただきました。

この近くの友人が雪解けの後にいちばん初めに芽が出た行者ニンニクを差し入れしていただきました、新鮮な物を味噌をつけて食べましたがツンとくる辛さがなんとも美味しかったです。

今日はまともに釣りが出来ず釣果も岩魚が数匹でしたが、宿の亭主が岩魚をアライ（刺身）下さって、残った骨を焼いて骨酒を造って下さいました、天然の岩魚の骨酒は甘くておいしかった。

その晩から日曜日のかけて強い雨が降っていましたので、釣りを諦めて何回も温泉につかって昼ごろに帰りました、番狂わせの週末だったけれどそれはそれで楽しかったです。

ご訪問ありがとうございました。