go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

パーク獅子吼(ししく)で獅子を見る

2012年04月28日 | インポート
前の記事で紹介した桜の鶴来樹木公園の近くにパーク獅子吼があります、ゴンドラで一気に上がると獅子吼高原に行くことが出来ます。
パーク獅子吼は八重咲の桜が満開で見頃で奇麗でした。
画像
画像



ここにはゴンドラ乗り場の近くには造りもの館、獅子ワールド館、獅子頭を製作する知田工房などがあります。
昨日訪れたのは獅子ワールド館です、日本各地の獅子頭やアジアのめずらしい獅子頭のコレクションが展示されています、入場は無料でどなたでも見学が出来ます。
画像
画像



ここ鶴来町は桐材の産地で、桐下駄や桐たんすで一時は名前の知られたところでした、近年需要が減って桐を生産する人も減っています。
この館に入って一番に目につく大きな獅子頭があります、日本一大きな夫婦獅子頭です、緋色は雄で金色が雌となっています。材料はアラスカヒノキと台湾杉でひとつの木塊から彫られています。
画像
この作者は同じパーク獅子吼に工房を構える知田清雲氏です、清雲氏も初めは桐ダンスを作っていたのですが加賀獅子頭を収める桐箱を作っているうちに中に入る加賀獅子頭を製作することに熱意を燃やし製作に励んだそうです。
今では日本各地より製作依頼があり、明治期、江戸期の古い獅子頭の修復も手掛けています。




加賀獅子頭、桐材で製作し軽く作っています、200年以上の歴史のある加賀獅子頭の特徴は目は八方睨み、一角、牙があり、大きな耳です。
画像



岩手県の遠野地方の鹿舞いの獅子です。
画像
画像



台湾の獅子頭です。
画像



飛騨の古川の夫婦獅子頭です。
画像




中国の獅子踊りでご覧にった物も有るでしょう。
画像
画像
画像




めずらしい韓国の獅子です、着物に韓国の民族衣装の特徴が出ています。
画像





ちょっと怖い感じのインドネシアの物ですが、獅子頭と云うよりも魔よけの踊りの仮面のように見えます。
画像
画像
画像




その他に館内には日本各地の獅子頭や世界のめずらしい物まで数多く展示されています。
画像
画像
画像




最後にここの変った地名の獅子吼(ししく)の起源について、霊峰白山を開山した泰澄大師が開山のため白山に登った登山口の白山堂がこの山に有り、ここで行をして尾根伝いの宿(しゅく)で行をしながら登ったと伝えられています。

宿(しゅく)は山中の修行の場所だと思います,野宿をして修行を重ね登って行ったのだと思います。
その宿(しゅく)は登山口の白山堂、仙の堂、胡麻堂、浄行堂の四宿です、「ししゅく」と呼んでいたのですが仏教の経典に有る「獅子吼」をあてはめて現在の名前になったと伝えられています。







最後まで目を通していただいて有難うございます。