はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(261)     「都寿司」   野毛

2013-07-18 01:30:46 | 日記
ここんとこ寿司と言えば回転寿司しか行ってないなぁ
残り少ない人生である
生きているうちに回転しない高級寿司屋さんに
ふらりと一人で入って
渋い木のカゥンター座って、
周りを、ねめるように見渡し
いきなり、そこの一番偉い板さんに向かって

「お~ぃ  オヤジ~  ここで一番ウマイ寿司でも握ってくれ~ぃ」


なんてほざいてみたら
気持ちいいだろうなぁ~





これなら出来るがね~






野毛では老舗の高級寿司屋さんとして有名である「都寿司」さん
はげまるは15年位前に二度ほど入った事がある

「都寿司」さんは、はげまるがよく通う野毛では隠れた名店
(隠れてねえか)
安くてウマくて野毛界隈深夜の重鎮が集う焼鳥屋
「鳥剛」さんの2~3軒隣にある







開店前に通ると、よくネコちゃんが
「お~ぃ  早くなんか魚でも喰わせてくれにゃ~」
と待っているのを目撃したりする






先週の事である、はげまるが夕方あたりから野毛で
魚をツマミで軽く一杯>焼鳥屋で重く一杯>違う焼鳥屋で重く一杯
>バラ荘でへろへろの一杯

そう、かなり出来あがってヘロヘロ状態の時である
野毛の徘徊三人衆のひとり、宮○さんから携帯にメールが来た
「今野毛ですか? よかったら「都寿司」さんで8時ごろ
 待ち合わせしませんか」





なんでぃ
高級寿司屋さんとして有名である「都寿司」さんに行くなら
前日に連絡でもくれたらいいのになぁ
それなりに、前の日から飲まず食わずで用意周到準備万端ととのえて
今日の酒地肉林に備えたのになぁ
(肉林はないか)

ほんと宮○さんは毎度の突然だもんなぁ~
これからは宮○さんを突○さん(突然さん)と呼ぶ事にするか


中に入ると、若主人がはげまるを優しい笑顔で迎えてくれた
突○さんから突然連絡があったみたいである
ここの若主人は最近、突○さんから紹介されていた

気楽にカゥンターに座って少し話していると
突○さんが
「おまたせ~」
と入ってきた


はげまるは居酒屋と焼鳥屋さん二軒をハシゴしているので
お腹はぱんぱんである

テナ事で軽い酒宴と相成り、飲み物は冷えた吟醸酒





ガリをツマミに、きりっとコクのある冷えた吟醸酒を口に含むと
酔いが一瞬さめるくらいウマい

(穴きゅう  アナゴとキュウリの巻物)





目の前のウィンドウに見えていたやや大きめなアワビを
若主人がさばいてくれた
アワビの刺身






ワサビをアワビの刺身に乗せて、醤油に少しつけて口にいれる

コリコリした触感がもう
たまりまへんへんへん あたまへん
(出ましたよ~)





アワビを焼いたもの

「ひゃ~~~」
最高のお味だ





なにしろお腹は満杯であるので
少しずつ握ってくれる優しさがうれしいなぁ






ヒラメの昆布締め





見ればわかる イクラの軍艦





最後に本日の〆である
かんぴょう巻き

かんぴょう巻きを食べるとその寿司屋の技量が分かると言われているが
まさにその通り
海苔といい、酢飯といい、かんぴょうといい
握り方といい、絶妙なバランス、
口に入れると海苔の香りがお口いっぱいに広がり
噛んでみると海苔と酢飯と酢飯の隙間に微妙にはいりこんでいる空気と
かんぴょうとで絶妙なハーモニーを奏で
お口の中で分離する

かんぴょうを噛み切る時の触感は抜群である
(かんぴょうは九州のなんだらかんだら産だそうだ)

う~ん 流石の流石
噛むと全体が、ぐにゃ ねちゃとなり
口の中でぜんぜん分離なんかしない
回転寿司のかんぴょう巻きとはかなり違うなぁ
(あたりまえだ)





はげまるがえらくかんぴょう巻きに
感動しているのを見ていた宮○さんが、
母へのお土産で頼んでくれたオリである

家に帰って早速母に食べさせてあげた
母もそのお味に感動したのは言うまでもない






翌朝しらふになって又食べてみた

うまいなぁ

寿司屋のオリに入っていた本物の笹の葉






「本物の笹の葉なんて・・・・ 久しぶりに見たなぁ~」

宮○さん 取材ありがとうございました。


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