はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(148)   戦前からの立ち飲み屋酒店「浅見本店」  南区

2012-04-12 01:36:48 | 日記
この散策は銭湯散策の時に書いた記事であります

南区で戦火をまのがれた凄い立ち飲み屋酒店がある
すこし加筆しましたが 横浜散策に加えました


では 本文に入ります


前にも書いたが  湯上りの一杯はいい
特に初夏の一番風呂銭湯を堪能した後の  一杯はいい

立ち飲みの多くは カウンターがあり  オープンテラスぽい所もある
客の大多数は じじぃである (はげまるも含む)
じじぃに  オープンテラスと言う言葉は似合わないから  まあ外の縁側で大宴会
外から丸見え  もちろん中からも外が丸見え  この開放感がいい

じじぃで銭湯から出てですね
家に帰ってですね
しっかりおしゃしてですね
さあ~てと どこかの渋いバーテンダーがいる
バーにでも行くか

なんていう輩は  まあそんなには いないのではないか

まあ銭湯帰りは 気楽 安い 立ち飲み これですね
なにしろ座らない 椅子が無いのである (あたりまえだ)
伝票も無い 現金引き換え  そう物々交換の世界であり 当然 無銭飲食も無い
ちょっとした寿司屋さんとか バー 等では 帰り際は
「いゃ~ ご馳走さん 旨かったよ」とか  「いい時間過ごせたよ~ありがとう」
なんて気を使わなくてよい

勝手に カゥンターに残っている小銭を ポケットにチャラチャラと入れて
無言で出て行けばいいのだ
これで若いおね~さんでも 立ち飲みしてたらいいな~  なんて心底思うが
そういう場面には マダ一度もお目にかかったことは無い
これが残念だ 

てなことで 八幡町通り商栄会にある「丸花」に続き
渋い立ち飲みを  もう一軒紹介といきますね







「浅見本店」
この立ち飲み駕できる酒屋さんは  永楽湯から近い 歩いて5分ぐらい
横浜橋商店街の入り口から徒歩2分である
建てられたのが  ぬぁんと ぬぁんと 明治時代 今から100年前だそうだ
外の一枚看板は 横浜では知る人は知る 有名な看板である






近づいて行きます  と言っても EOS50D のズームレンズを望縁側に回しただけである






はい  昼間の写真であります   











まだ4時ごろで 外は明るい  カウゥターは凄い一本の木で造ってある
前回は もっと夕方 暗い時に来た その時は満員状態であったが 今日は客も少なく
のんびり いい時間を過ごしたのであります
<参考  カメラ仲間さんへ  ここからは リコーGX100撮りです>




100年モノの天井  昭和銭湯によく見られる 吊り上げ天井ぽい





棚やら他にも 酒 酒 酒がぎっしりと並らべられている
というより ありとあらゆる酒が壁に 張り付いている 






神棚がみえる  100年モノだ





はげまるの酒のツマミ  野沢菜 50円
ウィスキー水割りを  のんびり飲みながら 野沢菜を口に入れる
さくさくぽりぽり   いいですね

この他 写真の野沢菜が入っていた小さいプラスティックと同じ容器に
マグロ切り身二切れ  イカ刺し二切れ  白菜漬他 いろいろあり
すべて ぬぁんとぬぁんと 50円

なんたって100年の立ち飲み暦がある店であるから
先日 隣で飲んでいたはげまると同年代ぽいじじぃが
「ばっきゃろ~  うぃ~っ  俺なんかよ~ 親父の背中におぶられてよ~
 うぃっ
爺ちゃんと三人でここに来てたんで~ぃ」

そうなんです 親子三代 立ち飲み一筋

「なにしろよ~座って飲んでいるとよ~
全然飲んだ気がしなくてよ~ じぇんじぇん酔わないだよ~~ん」

思わず 「あっぱれ あっぱれ」








なんていう事は 創作のうそですがね






利休の酒看板  その下の  バドワィザービールの看板
年代モノである 外枠の金属が錆びている






この看板 何しろ店の女主人の 子供の頃からあったそうだ

歴史の重さを感じながらここ「浅見本店」で立ち飲みしていると
そこいら有料歴史博物館なんか
「お呼びでねぇ~」

て感じになる
「う~ん  おそれいたしました」
   の一言なのであります。
コメント (12)
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