本牧の通りから見晴らしトンネル方向に歩くと
昭和で時間が完全に止まってしまったような小さなお店がある
駄菓子屋さん風なのであるが 駄菓子屋さんではなく
お菓子類はほとんど置いてない
二年程前に ここで紙風船を買った
5個で100円 そう一つ20円である
家に帰ってその紙風船を膨らましてみたら
子供の頃の香りがふ~っと蘇る
年に一度位 母に頼まれてここで買い物をしているのであるが
実は 駄菓子屋さんではないのである
では 何屋さんなのだと不思議になると思う
実は ゴムヒモとかボタンとか糸とかを売っている店なのである
昼間はよく店先にブルーのシートがかけられていて
何が中に入っているのかは解らない
特に真夏の時期などはいつもブルーシートが掛けられている
そう 謎だらけの店先なのである
先日そのブルーシートが掛かって無かったので 写真を撮った
昭和の年代物の箱の中には 色々なボタンとか糸とか針なんどが
が沢山入っている
きっと箱の中には昭和の時代からしぶとく売れ残っている
ボタンとか糸なんかが箱の中の昭和の空気と共に
のんびりしているのかもしれない
箱をそおっと開けて 中に鼻先を入れてクンクンクンと昭和の匂いを
嗅いでみたいものである 犬だったら平気なのになぁ
そ~だ 今度犬のぬいぐるみでも着て来て
犬のふりをして
わんわんわお~ん クンクンクン とやってみる事にするか
昔の学生服で見たようなボタンなんかも見える
店の名前はどこにも書いてない
昭和で時間が止まってしまった感じの不思議なお店のお話でありました。
<追加>
ゆたかさんからのコメントで お店の名前は
「大久保糸綿」だそうですよ