はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(143)    黄金町ガート下(2) 「権兵衛」

2012-02-19 00:44:08 | 日記




前回の続編であります

はげまるはかなり昔から 黄金町ガート下でしぶとく生き抜いてきた感じの
大衆酒場「権兵衛」さんのドアをガラガラと開けて中に入っていった






「いらっしゃ~い」 とカゥンターの中からはげまるより年上の女店主さん

奥のほうにはもう一人の女性
はげまると同年代ぐらいと思われる

客は誰もいなく はげまる一人である
初めての飲み屋さんに入る時は前にも書いたが
凄く緊張するのである

誰も座っていないカゥンターに取りあえず座った
店の中を見渡しながら
「あの~  ウィスキーの水割りください」

女店主さん
「は~ぃ」
水割りとツマミに 小皿が出てきた
女店主さん
「さっき100苑均一で買ってきたコノ豆 うまいよ~」
とぽりぽり食べながら
開いている袋から 小皿にザラザラと豆を入れてくれた

ここではげまるの緊張感はいっきに消えていった





カゥンターの奥には箸立が見えている
この店はエコの店なのである そう新しい箸なんか置いてないみたいである






二杯目の水割りを飲む頃には はげまる得意のインタビューが始まっていた

この「権兵衛」さんの歴史はもちろん古く 
このガード下が全盛期の頃からここでラーメン中心の飲み屋さんを
営んでいたそうである
女店主
「その頃はねぇ 沢山の沖ナカシ(艀の運搬で働く人達)さんなんかがね
そこの川沿いに船止めてねぇ ~  ラーメン食べに来ていたんだよ
たしかラーメンが30円か50苑の頃ねぇ~  ははは」

「このあたりも4~5年前まではね 「ちょいの間」(またはちょんの間)の
人やら このあたりで働いている女性がねぇ 沢山食べに来たり
飲みに来てたりねぇ」

今は凄く静かで毎日暇しているみたいである







灰皿も昔風で もう  たまりまへんへんなぁ









沢山の置物が飾ってある
全てお客さんからのもらい物だそうだ

とにかく昔もらったのであるが 古くて何年前とかは不明であった





女店主さんにツマミでおひたしを注文した





その おひたし さんです

お会計をしたら 水割り二杯とで1500円であった

はげまるは
「今度はラーメン食べに来るね~」と「権兵衛」を後にした

外に出たはげまるは トタンの壁が延々と続く 黄金町ガート下を
とぼとぼ寂しく歩いて行った







竜宮美術旅館

昨年の秋頃 ここの散策に中に入った事がある
その時は黄金町再生なんだらかんだらと言う企画中で
入場料金500円也を無理やりふんだくられた苦い思い出がある

若いカップル 若い男同士 若い女同士 子供連れの若いカップル
とにかく大混雑  じじぃは一人はげまるノミ

これがですね二階に上がるとですね 各部屋ごとにですね
アートを凝らしているのですよ
しかも各部屋異なる人が担当しているである
廊下は廊下で○○○さんの担当のアートとかで クモの巣みたになっていたり

この旅館はですねぇ
親友の工○君に聞いたら
「お~  あそこはね 昔一階が同伴喫茶(また古いね)でね
二階は連れ込み旅館だったんだぜ~」なんて 酒臭い赤い顔してほざいていたのである

ようするに「ちょんの間」旅館であったそうである

二階に上がると3疊の部屋~4疊半の部屋が4~5室あった
とにかく人が多すぎて写真を撮るのに一苦労した
風呂はもちりん ひとつ 共同風呂だ
このあたりは前に散策した「野毛旅館街」の風呂と同じである







うら若き夢見る乙女がね ひとり真っ白な壁につつまれてね
日本文学でも読みそうな清潔感あふるるお部屋だ

このベットで子供とお母さんの記念撮影を撮るお父さんなんかが
入れ代わり立ち代わり このカットを撮るのに一苦労である






この部屋なんか おとぎ話の世界「私の素敵なお部屋」みたいである
流石若いアーティストは凄い  あっぱれあっぱれ雨あられ

なんですけんど

古い昭和散策専門の はげまるとして一言だけ
言いたいなぁ


あのですね  ここはですね(声が大きくなる)
 男と女30分一本勝負
(一本でも二本でも三本でもいっこうにかまいまへん)
の「ちょいの間」の本場 黄金町ガード下の連れ込み旅館だったんだっちゅ~の。

(尚 
中の写真は沢山撮りましたので そのうち書きますね)
コメント (9)
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