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赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 



前回からのつづき)

1日目の夕食は片町にある赤玉本店で金澤おでんをいただきました。店舗は新しく小奇麗で女性客も多く、やや想定と異なり面喰らいました。もちろん味は確かでしたが。



一番搾りとの相性も当然ながら上々であります。おでんは勿論のこと御造りもおいしゅうございました。




そして宿ではまた幹事としてやらかしてしまいまいました。ホテル泊だった前回に続いて、今回はいわゆるゲストハウス泊だったとはいえ、おっさん4人の旅なのにまたもやダブルベッド登場。やむなくじゃんけんで勝った人が一人ベッドで寝て残りは座敷で雑魚寝となりましたが、もう呪われているとしか思えません。参加者の方々にはこの場を借りてあらためてお詫び申し上げます…。しかしもう1組の外国人の若者たちの騒々しかったこと(笑)



翌朝は早朝に起きてバスで輪島に移動しました。NHK朝ドラ的には「黒歴史」かもしれない「まれ」の舞台ということもあり個人的には諸々楽しみにしていたのですが、能登半島を北上するにつれ段々と雲行きが怪しくなり…。



輪島漆会館のところでバスを下されるとそこはとんでもない暴風雨で茫然と立ち尽くします。外を歩いている人の傘がおちょこになるような状況でとてもではありませんが外出する気力がわきません。



それでもしばらく雨がおさまるのを待っていたのですが一向に和らぐ兆しも見えず、やむなく近場、道の向こうに見えるお土産屋さんに移動します。



そちらの休憩スペースでいただいた金箔コーヒー。少しでも加賀らしいものをということで。



多少雨が和らいだこともありランチへ向かいます。当初「海亭 のと吉」で昼食を取るつもりで事前に予約の電話をしたところ、電話にでたおばちゃんに「予約なんてなくても全然大丈夫!」と言われたのでそれならと当日向かおうとしたら「今日は貸切です」とあっさり言い放たれさすがに閉口しました(わざわざ顛末をブログに載せるくらいにはおっさんの食べ物の恨みは恐ろしいですよ(笑))。とはいえ、やむなく急遽飛び込んだ「漁師の店こだわり」のお料理(ブイのたたき丼(1000円)にミニ刺身のトッピング(300)等をつけたものだっと思います)もご覧のとおり文句のつけようのないものでしたので良しとします。



そういうわけで結局観光らしい観光もできず失意のうちにバスで夕方に金沢に戻り、駅前でバスを降りてそのまま北陸新幹線で首都圏に戻ります。



帰りの晩飯は駅弁「利家御膳」(税別973円)で旅を締めくくりました。今回も楽しい旅でしたが、何せ宿の件の粗相では皆様に大変ご迷惑をおかけしました。他方、個人的には結局年明けの連休にも再度金沢を訪問しましたので、またそれは「番外編」として後刻ご報告申しあげます。




(おわり)

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前回からのつづき)

金沢城を後にして、これまた一大観光地となっており、時に「金沢の台所」などと呼ばれる近江町市場に周遊バスで向かいます。「市場」や「港」というワードは無条件にグッとくるものがあります。



昼飯時を過ぎて夕方に差し掛かろうという時間帯になればさすがに少しは落ち着くのではないか、との目論見でしたが、さすがに連休のピークタイムに比べれば人手は少な目だったのでしょうが、それでもやはり観光客の姿は少なからずでした。



前回往訪時同様「鮨処源平」さんへ。それでも多少待つことにはなりましたが、無事カウンターの一部をおっさん4人で占拠。これまた前回同様の「あげは」(12貫2,600円)をいただきましたが、安定の美味。のどぐろなど魅力的なメニューは他にもあれど、財政上の制約からここはぐっと我慢なのでした。



遅めの腹ごしらえを終えて向かったのは長町(まがまち)武家屋敷跡。こちらも金沢の有力観光スポットのひとつとして有名なところで、旧加賀藩の上中流武士の屋敷跡が立ち並んでいます。ご覧のとおり今風に言えば大変「フォトジェニック」なスポットということで、この手の歴史的建造物スポットにしては若い女性の姿も少なからずみられます。



お城同様こちらにも土塀・石垣に関する解説がありました。



前回訪問時には土塀の屋根には苔の姿も見られたのですが、吹き替えを行ったのか綺麗になっていました。苔ファンとしては、目線レベルで愛でることができる稀有なものがなくなってしまい、その点はやや残念でした。



当然ながら数多の外国人観光客が闊歩していました。我が国における外国人観光客と言えば最近ではアジア系の方々がマジョリティですが、この道中の金沢ではむしろ白人の観光客の姿の方が目立ちました。





武家屋敷の土塀沿いを流れる大野庄用水です。灌漑、物資運搬、防火、防御、そして融雪など多目的な用水路とのことです。



旧野村家の屋根越しに望む秋空です。



こちらは鞍月用水と思われます。このあたりの高低差についてはブラタモリ金沢編でかなり突っ込んでましたね。「秋吉」という赤提灯の看板が見えますが、これは当時開店直前だった焼き鳥屋さんのものです。最近知ったことですが、福井が地場の有名チェーン店だったようで、金沢まできてなんだけど食べたかったなあと。




(つづく)

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