赤い彷徨 part II

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こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

久能山東照宮~日本平(1)

2007-07-02 01:11:45 | ぶらりアウェイの旅
日本平での試合の翌日、起き掛けにおがわ@河岸の市にて海の幸を堪能した後、清水駅前からバスで久能山東照宮へ向かう。バスが途中までしかなかったため、ある程度歩く覚悟は決めていたのだが、それにしても3km以上の道のりをしかも雨のなか歩くのは結構しんどかった。「いちご海岸ストリート」って名前はかわいくて、しかも海沿いでそれはそれでいいんだけど何かもうトラックとかバンバン走ってるし雨だし・・・。

そうして心が折れそうになったところで前方に「いちごのジェラード」(この辺は旬の季節はいちご狩りの名所)の看板を発見、砂漠でオアシスをみつかたかのように躊躇なく飛び込む。車以外で来る客がほとんどなようで、突然の徒歩での来店におばさんもびっくりしていた。なかなか感じの良い方だった。テレビ番組「もしもツアーズ」で取り上げられたことのある様子(すんません店名忘れました・・・)。


ようやっとのことで目的地に辿り着いてやれやれと思ったら、どうもそこからさらに険しい山を登るらしいことを知りもう愕然。後でロープウェーのガイドさんに聞いたところでは1159段もあったらしいのだが、ここを毎日「通勤」しているという神主さんや巫女さんはすげぇと素で思う。ふくらはぎがしまってそうだな。


前日スタで跳ねた疲れと、何より深夜まで痛飲した反動で息が上がる極太うぃあーさん(と撮影者)。


駿河湾を見下ろす。絶景。ここで遂に頂上かと思い、両手をあげて思わず「エイドリアーーーン」と叫んでみた(加齢丸出し)が、ここはまだ一ノ門でまだまだ上がありそうな様子で再び愕然。


がっくりしてたまらず一ノ門の裏にて一息というか二息という三息というか・・・。しとしとと雨音だけが響く静寂なかで石の上に腰掛けていたら何となく癒されたような気がした三十四の昼。


もともとお寺のあったところに、1500年代に駿府に進出した武田信玄が久能城を建立。その後、徳川氏のものとなり、家康が死去した際に、遺言でこの地に葬られることとなったとのこと。ということで、道すがらは大河ドラマで盛り上がっている?山本勘介の掘ったと言われる井戸もあった。


ようやくここまで辿り着いたところでさらに階段が見えたのでさすがに萎え、とりあえず直ぐ傍に駅があったロープウェイで日本平に移動して、また戻ったところで東照宮を拝もうということにする。まあ、あとから考えればこの判断が結果的に裏目ったわけだが・・・。

(つづく)