6月29日の献立です。
白ごはん(7分付胚芽米、発芽玄米)
牛蒡と蒟蒻の炒め煮(ごぼう、こんにゃく、人参、インゲン豆、濃口醤油、みりん、キビ砂糖、塩麹、)
キャベツ納豆(小粒納豆、キャベツ、人参、コーン、みりん、薄口醤油)
味噌汁(厚揚げ、サトイモ、こまつな、人参、大根、小葱、合わせみそ、いりこだし)
いりこの佃煮(だしいりこ、濃口醤油、みりん、キビ砂糖、ゴマ)
このワンパターンともいえる和食献立こそが日本の伝統食というものです。
世界の中でも日本の食は今や多様化して洋食・中華、フランスやイタリア料理と色んな食が氾濫しています。しかし、2000年のコメによる食文化を作ってきた和食・日本人の体に合った食の基本は、何といっても和食にあります。日本人の骨格、歯並び、歯の形など日本人の積み上げられた歴史・食育の中でこの形ができてきています。
確かに食の欧米化・食の多様化の中で、日本人の体の形、顔かたち、歯並びなど欧米化して変わってきており、美形となり、それはそれでよい点もあのでしょうが、日本人の体形からして欧米化の食が日本人の体に合っているのか、どうかというと・・そうではない…という気が私はするのです。なぜなら歯並び一つとっても、米を主食としてきた日本人の歯は奥歯がしっかりして米をすりつぶして、野菜と一緒にしっかり混ぜて食べる歯になっています。肉食の国の人とは歯の作りも違う…とものの本にも書かれていました。
こんなことを考えると、せめて大人の身体の基礎を作る幼年期・子ども時代は歴史的に日本人の体に合った和食が一番・・・ということになると私は思うし、和食が世界に認められてきた今日、いちばん食について考え、見直さなければならないのは日本人である…と私は思っています。
人としての生き方も多様で何が一番良いのかの基準がわかりにくくなっている今日、その基本は食・・・ではないのかな・・と思っています。
子どもたちに伝えたいこと…「自分の体は自分で守る」。自分の口から体に入れたものが自分の体を作る。だから口に入れるものについて考えていくこと。このことを基本的に将来ずっと心のどこかに止めていてほしい…これが私の子どもたちへの願いです。「食は生きる力」ですから・・・!
今日はなんだか屁理屈ばかりになってしまいましたが・・・私の思い・・です。