給食室からこんにちは

2007年10月10日より高見幼稚園で、週4回の自園和食給食を行っています。ご意見などお寄せ頂ければ幸いです。

「人間は新しいことを始められる『存在』だ」

2007-05-26 00:15:16 | 給食室からこんにちは!
退職後2ヶ月。やっと最近になって、新しいことに挑戦しています。

 一つは歌を歌うこと。歌声のサ-クルにいってみました。30人くらいの人たちが歌っていました。私、昔はもっと声が出ていたんだけど、高音が出なくなりました。高音の、ある音が、出ない・・・まるで錆びている如く。歯がゆい思いです。 
 少し頑張って練習して声を出せるようにしたい・・・と、横のソプラノの彼女の綺麗な高音を聞きながら思ったのです。

 二つ目は、一昨年だったか沖縄に遊びにいったときに、つい三線を買ってしまったのです。楽器屋さんはすぐ弾けます。」本やビデオで皆さん勉強していますから・・・という言葉に載せられて買ってしまいました。家で何回か練習したけど、全然進まず、埃をかぶっていました。
 
 やっとその気になって、先日同好会に顔を出したのですが、唄いバチを鳴らすみなさんをすごいな・・と唖然としてみていました。3本の弦ですが、なかなか手ごわいです。歌にあわせて楽譜も見ずに弾いている、若い彼女に「あなた習いだして何年目?」と聞くと、なんと「1年目です」の答えではありませんか!
「えーっ!私もひけるようになるのかしら・・・と不安満杯!


 でも行き出したのですから、少し弾けるようになりたいものです。

 どちらも音楽なので「えい!ついでに!」・・・と始めてみることにしました。


 老化防止と美容と健康にいいかも・・・と励んでみるつもりです。



 「人間は新しいことを始められる『存在』だ」
 ハンナ・アーレントのこの言葉が、私は大好きです。

和食献立がどうして体にいいの?

2007-05-20 22:33:18 | 給食室からこんにちは!
 先週の西日本新聞の教育欄に「『食の原点』を教える鍵に」の大見出しで和食給食の記事がのっていました。
北九州市内の認可保育園は統一献立を実施している中、食育の一環として和食給食を始めて7ヶ月が過ぎたある保育園の取り組みを取材しています。
 園長先生は食について学ぶ中で、食の原点を伝える為にも和食が基本だと思うのでこの結論となったと話されています。

 私も9月から始まる幼稚園給食の給食室の検討や給食内容についての会議に参加した。
 どういう給食にするかでは色々議論ともなったが、「和食給食が基本」では一致した。内容については今後深めていくことになるが、給食室の設計も一応決まり、大分具体化してきたところ。

  
 和食は野菜を沢山食べることが出来ます。野菜の効用は栄養面はもちろん、デトックス(体の毒消し)作用が今注目されているところです。 
  
 安全・安心で美味しく体にいいものを、みんなで楽しく食べることが、子どもの心と体をバランスよく発達させ、優しく落ち着いた感性を養うことが様々なところで実証済みです。
 こうした豊かな食を、多くの子どもたちに食べさせたいものです。

いま、子どもの心が見えない!

2007-05-17 01:38:51 | 給食室からこんにちは!
 今日(16日)の新聞の福島・母親殺害事件記事を読んで、なんともいえない暗く、悲しい絶望感に襲われてしまう。『母親が「何で・・なんで・・」といっていたよ』とネットに書き込んだ、この17歳の子の、心が見えない。
 「本当にわからない・見えない子供たちの心」と日本中の親達が嘆く声が聞こえる気がする。あーっ・・・

 この記事を読んだあと、ある先生の言葉を思い浮かべた。

 「大学とはまた違って、この学生たちもなかなかいいよ!ウン!若い子も大したもん!90分の授業の中、ようがんばっとる!先生がまた、さらにようがんばっとる!あっはっはっ!」
 
 教授定年後、4月に新着任された、ある病院の看護学院長になられた先生にお会いし、元気に楽しそうにお話をされていたことが思い出される。余りにも違う子ども・学生達の様子を思い浮かべて・・!

 元気に朗々と話される学院長さんは,「看護士の道を選んで励む学生達は最初はのんびりしているが、3年間の先生方との2人3客の学びの中で、だんだん変わっていく子ども・学生たちの様子がなかなかいい、楽しみである」と・・・・わずか数ヶ月の学院生活の中で、子供たちへの思いを愛しみながら楽しげに語られる、その言葉を思い出し、そこの学院で学ぶ子どもたち・学生の中には、福島の子は、いないよね・・・とつい考えてしまった。

 何が悪いのか、何が足りないのか、考えたらいくつか上げられるかもしれないが、だから、何故、それが残忍な人殺しになるの・・・と解らない・・・

 ご案内です! 
 6月10日10時より戸畑区あやめが丘小学校で「北九州母親大会」を開催します。
「子どもの心が見えますか?」というテーマでパネルディスカッションを行います。パネラーに先生・父兄などを迎え子どもと教育の問題で学びあう場が第1分科会です。
どんな議論となるのか、重たい課題ですが避けて通れません。 他に介護・医療・平和・経済・環境など8つの分科会を行います。それぞれ素晴らしい助言者が参加しての分科会です。ちなみに経済の分科会は、今話題のワーキングプアーの背後には?のテーマの分科会です。

 現代の様々な問題は、一人で考えても、どうしていいか分からないほど入り組んでいますよね。だからこそみんなの中で議論してみる、話を聞いて見るのも一案ですよね!

 ちょっと参加してみませんか?

 午後(13時~)は「湯川れい子さん」のお話があり、これがまた素敵なのです。あの湯川さんのオーラーからでる、愛と優しさのあるお話しも見逃せません。
 どうぞ聞きにお出てください。


 いやなことも一杯ある世の中ですが、人と人が触れ合うとき、優しさと愛しさの中で人は自然と癒されていくのですね!

 今、私はそれをかみしめています。

 

女優の吉永早百合さんも同じ1945年生まれ・平和を愛する人です。

2007-05-13 00:42:37 | 給食室からこんにちは!
昨日11日、国会で衝撃的なことが起こった。


 戦後が数え年(1945年終戦の年に誕生)の私にとって、戦後の平和がずっと続くことが、私の願いです。この願いが打ち砕かれるような事件が、昨日起こってしまったのです。

 突然ですが、女優の吉永早百合さんも同じ1945年生まれです。早百合さんは平和を守るため様々な活動をされています。平和への熱い思いをもって・・・
 
 戦後の日本の平和を守ってきたのが「憲法9条」だから、だから守らなければ「憲法9条」を・・・の思いは戦後が数え年の世代だから強いのでしょう。

 この九条を改憲する為の法案(改憲手続き法案)が、昨日、参議院憲法調査特別委員会で充分な審議もせず、数の力で強行採決されてしまったのです。
 
 国会前では憲法9条の大切さを訴え「9条守ろう」と座り込んでいる人が沢山いる・・・憲法9条守ろうと国民は沢山声を上げているのに、「国民の宝」といえる憲法だからもっと時間をかけて、充分な審議をして欲しい。これが、大多数の国民の願いです。

 しかし、憲法9条守ろうという「9条の会」は全国に6千以上でき、運動も広がっています。
 だからもっとこの運動を拡げて、憲法を改悪させないようにするのが私たち大人の責任だと思うのです。

 子供たちを将来、戦争に行かせたくもないし、戦争で殺させるようなことがあってはならない・・と強く思うのです。


 


走行1410キロの北海道のツアー・なかなかでした!

2007-05-10 22:59:08 | 給食室からこんにちは!
 最後の5日目は小樽の自由散策でした。もう一度ゆっくりと行きたい場所のひとつです。女性が喜ぶガラス工芸、建物、食べ物、歴史ある文学館・美術館、運河などがある小樽は、せめて1日かけて回りたいものだと思いました。

 北海道には3度目のたびでしたが、まだまだ行ってない所ばかりで興味深いところです。
 厳しい季節の中で、人々の叡智溢れる開墾魂の中から切り開かれてきた北海道を根深く見てみたいものだと思いました。
 おいしいねと食べたジンギスカン鍋一つとっても、この羊の肉を食すようになった背景のこと、蟹の漁業問題、農業・酪農のことなど夫々の問題は深いものがあります。しかし、厳しい自然環境の中で果敢に闘って歴史を切り開き、生きている人々の逞しさにも触れることができました。腹いっぱいで、楽しくてゆったりとして、それだけではない厳しさも併せ持った北海道の素敵なたびでした。














きつね村で狐とご対面です!

2007-05-09 08:49:55 | 給食室からこんにちは!
 残念!キタキツネではなく、人間に飼われているここの狐はたぬきか犬のようです。少し警戒はしますが、餌を投げるとさっと寄ってきて本来の警戒心の強い、頭のよいキタキツネとは想像もつかないほど、金持ち坊ちゃん戌みたい?

 この後、丘・丘・丘となだらかな丘が続く美瑛をフラワーランドとし、人気のエリアにしたこの地域の人たちのすごさにまたびっくり!花盛りの夏にまた来たいな・・・と思わせる景色。十勝岳連山の眺望はまた格別な眺め。「日本もすごい景色がまだまだ一杯ね・・」いいお天気に恵まれて山頂雪山のつながる十勝そして大雪国立公園と連山のすばらしい景観を堪能しました。もちろん白樺林も・・・

 宿泊は日本3大温泉の一つ定山渓温泉泊まりです。湯量が豊富ないいお湯でした。長いようで短い北海道のたびもいよいよ明日でおしまいです!


クッチャラ湖

2007-05-08 10:42:39 | 給食室からこんにちは!
 3日目。雨は降ってないが、今日も寒そう!
日本の最北端・「宗谷岬」に到着。(北緯45度31分14秒・摂氏6度)
震えながら写真をとりこの後クッチャロ湖で白鳥と対面。もういないのかな・・と行ってみたらまだ1,200羽もいました。すごかった。あんまりたくさんの数だと白鳥の清楚なイメージじゃなく、豪快というイメージ!・・ここも寒かった!

 でも白鳥のいないクッチャロ湖はなんでもない・ただの湖!
だからこそ、餌付けをした村の人々の努力には頭が下がります。

 芝桜がまだ開花してなかったので、えぞ紫つつじを鑑賞。九州のつつじとは全然違うよね。桜も、木岐ももちろん広さが、行けども行けども広い畑と連なる山々・・だから九州の2倍の北海道なのです・・・
 

 今晩は温根湯温泉で一泊。とってもいい湯でお肌すべすべ美人になったようで、気持ちよかった。あー、やっぱり温泉に限るわね~・・・・皺も伸びたかな・・と

旭山動物園の北極熊です!

2007-05-07 10:29:38 | 給食室からこんにちは!
2日目、旭山動物園にいってきました。動物たちの姿をそのまま見ることができる動物園として様々な工夫がしてあるので人気のあるところです。お金もかけ様々な工夫がされ、思いもかけない間近なところで姿が見れました。
 「あるがまま、野生の魂」・「伝えるのは命の輝き」・・本当にこの心が伝わってくる動物園でした。さすが・・・
 この日の走行距離は320キロメートル。
この後の、ノシャップ岬は、風はびゅうびゅう小雨交じりで・・とにかく寒かったこと・・・

でも夕食の、蟹のおいしかったこと!蟹好きの私の一番の楽しみでした。食った!食った!あっはっはっ!!!腹満腹!人の分まで食べちゃいました。幸せぶとり!!・・・またまた○kg+かな?・・・

層雲峡 の銀河の滝

2007-05-06 17:20:42 | 給食室からこんにちは!
今日6日から10日まで北海道5日間の旅に出かけました。道北をバスで5日間駆け巡るたびでした。千歳空港に降りて250キロを走行し層雲峡温泉に着いたのが夕方。早朝の出発でバスの中でもコクリコクリ、ホテルについて食事後もそのままグー!・・の1日でした。何しにきたのか・・・

9条は着古したの?

2007-05-04 21:41:36 | 給食室からこんにちは!
 昨日(5月3日)の西日本新聞・朝刊のコラム欄に載っていた記事に私は「凄い!これだ!これを拡げていこう!」と思ったのです。

以下に記します。

 漢字を使わないようにしよう、いっそ日本語を捨てて英語を国語にしてはどうか、
国語にするなら英語よりもフランス語のほうがいい・・・
▲明治から昭和の終戦直後にかけて自国語を変えようという議論の流れがあった。ローマ字化論も交じる。
酒場談議のレベルとはもちろん違う。主張したのは政治家や官僚、学者、有名な小説家たちだった。
▲捨てて着替える。それを基本に日本は種々の国造りを進めてきた。
明治維新以来の「西洋に追いつき追い越せ路線」は自国語さえも着替える対象にしかかった。
 昭和の敗戦による自信喪失から説明できる一面も持つ。
▲着替えたいものに憲法を加えるところまで時は進んだ。
敗戦で得た唯一の財産といってもいい『9条』の改正もにらむ。
 戦後の日本を日本たらしめた土台である。日本人を日本人たらしめる自国語を変えようとした頃の空気と、構図は大して違わない。
▲焦土から立ち上がった日本人が、一貫して世界に誇れるものを他に持っていただろうか。
あせない誇りと思っていたのは思い違いだったのか。
時代の気分は、ややもすると九条を含めて「着古した」に押されがち
▲8年前にオランダで開かれたハーグ平和市民会議を思い出そう。
百カ国余りから集まった非政府組織(NGO)が「21世紀は日本の9条に見習おう」と宣言した。
活動は現在も世界で続く。日本国憲法が施行されて60年。
 ぜんぜん古びていない
 
 以上、少し長い引用ですが、これは説得力あると思ったのです。「憲法9条をいま守らないと、大変な時代になる!・・」とよく言われます。

話は変わりますが、
私は、元中国東北部・満州で生まれ2歳のとき引き上げてきた。私は中国残留孤児となっていてもおかしくはなかった。本当に運良く日本に両親と共に身一つで帰れたから・・今の私があるのです。

 戦後が(平和が)私の数え年。だから絶対、戦争は、いや!戦争に続く憲法改悪は許せない!
 環境権を入れるとか、世界の平和に貢献するとか、古くなって合わないとか・・・いくら色んな理屈をつけようと、戦後の日本とアジアの平和を守ってきたのが憲法だから。
 子供たちのためにも「9条守ろう」・・・の輪が大きくなるのは当然です。

この記事に出会って、またまた心が燃えました。









ちょっと待って、PEN食器。

2007-05-04 01:40:48 | 給食室からこんにちは!
 2月の市長選挙で誕生した北橋市長さんは、小学校の給食食器をアルマイトからペン食器に変えることを明言しています。
 長い間、食器の変更は子ども・親・職員の強い願いでした。
 だから変えることは本当に賛成です。だから、子どもの心身のためにも一番良いものに変えて欲しいのです。
 プラスチックのペン食器の安全性は、いまだにはっきりしていません。むしろ不安です。
 何故陶器じゃいけないの?・・・他都市でも幼稚園でも使っているのに・・といいたくなります。
 3月に私立幼稚園の給食視察をしてきた私としては、やはり陶器の食器で、そして安全安心の豊かな給食内容でこそ、子どもの健全な心と体の発育の発達があることを確信したのです。
 だからせっかく変えてくれるのなら陶器で・・と切に願うところです。
あの幼稚園の子供たちの発育状況は、よい食だからこそだとつくづく思うのです。

下記内容は女性市議藤沢さんの意見です。私もこの意見に賛成です。
 


「ちょっと待ってPEN食器  市長公約の学校給食食器の改善安全な陶磁器を!」

 北橋市長は、4月17日(火)、定例記者会見で、小学校の給食食器を平成19年度中にPEN(ペン)食器に替えるとしました。予算は1億2000万円です。 藤沢議員は3月の暫定予算議会で食器は伝統的な陶磁器に替えるよう求めました。教育委員会は、「安全性は確認されている。磁器食器は重く、割れるので導入する考えはない」としていますが、PEN(ペン)食器はPEN樹脂(ポリエチレンナフタレート)を原料とするプラスチック製です。メーカーは成分を公表しておらず、5~6年で更新するとしていること自体、安全性が確認されているとは言い難いものです。中学校給食検討の委員会も立ち上げられる予定です。食器の選定も市長・教育委員会が独断専行せず、子どもたちや先生、関係者の意見を聞いて決めるべきです。




金賞をゲット!今度は湯川れい子さんの講演の成功を!

2007-05-02 01:23:36 | 給食室からこんにちは!
 第78回メーデーのデコレーション作品は金賞でした。私もお手伝いした甲斐がありました。

 私たちは今日は早朝から大事な仕事がありました。メーデー会場でチラシを配って宣伝行動をしたのです。

『6月10日日曜日に第44回北九州母親大会を開催します。多数御参加下さい。
記念講演は音楽評論家の湯川れい子さんです。『音楽から見た平和について』を語っていただきます。資料代700円です。
 湯川さんは若い人に『絆・命についてに伝えたい・・』と話しておられます。若者も男性も多数の人の御参加お待ちしています』・・・・と訴えたのです。

 さあ、大会まであと40日、母親成功に向けて頑張ろう!

 ちなみに、母親大会ってなーに?
1953年アメリカの水爆実験の死の灰をあびて被爆した漁船員の死をきっかけに、
「平塚らいちょうさん」らが呼びかけて、子供たちを原爆から守ろうと世界によびかけて世界母親大会が発足。世界大会派遣の為日本母親大会発足。県大会、地区大
会と重ね50年以上の歴史を持っている。女性団体の運動と学びの場。子を産む性を持つすべての女性が対象ということで若い女性達も近年多い。又男性の参加も目立つようである。

 生命を生み出す母親は 生命を育て、生命を守ることをのぞみます・・・これがスローガンです。

 楽しい母親運動です。

楽しい思い出

http://blog.goo.ne.jp/photo/16306