給食室からこんにちは

2007年10月10日より高見幼稚園で、週4回の自園和食給食を行っています。ご意見などお寄せ頂ければ幸いです。

給食週間に調理士から校内放送しまた唄っちゃいました!

2007-01-31 22:15:59 | 給食室からこんにちは!
学校給食週間での校内放送(2007年1月30日)

皆さん今日は。
給食週間にみなさんから沢山の感謝の作文を頂きとっても嬉しく「たくさんのありがとう」を皆さんに伝えます。
作文の中で特に嬉しいのは、「苦手な食べ物が食べれるようになりました」とか「給食はおいしいので残さず食べちゃいます」・・・とこんな文書に私たちは「幸せ一杯」またがんばるぞ・・・と勇気がわいてきます。

でもこの場をお借りして、嫌いなものが・苦手なものがまだある人に伝えます。どうしても食べれない時には「私の体を強くし、やさしい心をつくる食べ物さん、おいしくな・・れ!」と、にこっと笑顔でおまじないをかけて、食べてみて下さい。そしてまた明日少し、その明日少し頑張ってみて下さいね。そして好きになってください。給食を!
では、私達調理士がどんな思いで給食を作っているかを歌で聞いて下さい。・・・毎度お馴染みの学校給食調理員の歌です ♪♪♪

1、私達は学校給食調理員、子ども達に温かい・おいしい給食を♪
湯気のなか目がまわーる、時計と睨めっこ♪
今日も心を込めて、包丁で刻みます♪

「おばちゃん、おいしかったよ!また明日も作ってよ!」

3、子ども達よ健やかに育ちゆけ、学校給食大切なあなたの時間
  安全で出来立ての手づくり料理を 
守ろう明るい明日と、みんなのために♪

 今日は最後なので2番まで唄ってしまいました。
給食作る調理員の姿や私達の心がつたわったでしょうか。

 次に、お話ししたいのは、「給食を食べてこんな子になってもらいたいなー」と私達が思っていることです。去年もお話しましたが覚えているでしょうか。

 1つは、給食をしっかりよくかんで、なんでもよく食べて、体も心も(脳も)イキイキ元気な子になって欲しいということです。給食をしっかり食べていることで、「これは、体にいい食べ物だ・これは体に良くないかな?」と考えられる、食べ物を選べる力を身につけて欲しい・と願っています。
 特に6年生の皆さんには「安全・安心・バランスよい食事」給食を思い出し「食の大切さ」を忘れないで下さい。しっかり食べることが頑張る力・意欲もつけるのです。

 2つめは、食という漢字は「人を良くする」と書きます。おいしく、楽しく食べて、沢山の人と仲良くしましょう。おいしいものを食べるときは自然と笑顔が出てきます。そして優しい心になります。食べる時間を大切に、楽しく食べてお友達を沢山作って思いやりの心も育てましょう。

 3つ目は、人は鰯などの魚や・キャベツ・人参などの野菜や豆など沢山の生き物の命を頂いて生きています。だから、一つ一つの食を残さず大切に。そして、沢山の命を頂く私たち、だから大切な私のいのち。だから、大切なあなたの命。一つしかない命と体を、どんなときにも大切にして欲しいと願っています。

 最後に、給食を作る想いや一つ一つの食材についてなど毎日、書かせてもらっている「給食室からこんにちわ」を、いつも一生懸命読んでくれている給食委員の皆さん有難うございます。
そして毎日、しっかり放送を聞いてくれる全校の皆さん、よく聞いてくれて本当に有難うございます。
これで、給食室からの放送を終わります。ありがとうございました。


 この日も子供たちからお手紙が届きました。クラス全員の子供たちが色んな思いを届けてくれ有難い限りです。1月は楽しい月です!
 
 次の日の朝、廊下を歩いていると子どもから「調理員さん歌うまかったよ!」・・・と褒められ、「本当、有難う!」と言ってしまった私です。

「給食費未納が10万人」の記事を見て思うこと

2007-01-26 00:26:43 | 給食室からこんにちは!
 昨日25日の新聞に「給食費未納が10万人」の記事が載っていました。

 10万は児童生徒の1パーセントに当たる数、地域差がかなりあること、未納が増えていることなどがのっていました。そして未納の主な原因は『保護者の責任感や規範意識』とありますが、本当にそれが主な原因なのかな・・・と思います。
 
 リストラ・不況・解雇・パート・派遣雇用など等の社会状況の中、暮らしていけないなどの生活苦、経済的な理由が一番ではないかなと思うのです。もちろん、保護者の責任感や規範意識の低下も一部あるでしょうが・・・

私は、「子供たちが給食時間を、どんなに楽しみにしているのか。みんなで一緒に食べる給食が、どんなにおいしいのか」を毎日見ています。余程のことがない限り給食代は払いたいと、親も子も思っているのではないでしょうか。しかし、経済的な事情などから払えない家庭が、今、すごく増えていることも事実です。
 
 このような社会状況を無視して、この問題は簡単に考えてはいけないな・・と強く感じた記事の一文です。

 
「給食代を払えなくて、心を痛めている子供たちが沢山いる」ことを思うと、本当に切なく怒りたくなります。
 義務教育なので無償だったら、こんな心配はしなくていいのでしょうが・・・・
 
 マスコ


大好きな歌・・『学校給食調理員の歌』です。

2007-01-22 23:51:26 | 給食室からこんにちは!
 1月24日から30日は『学校給食週間」です。

 毎年この時期になると子供たちから沢山のお手紙や作文を頂きます。
ありがたいことです。この時期、改めて給食調理員でよかった・幸せ!・・・と思うんです。

 今日、給食主任の先生から「給食週間にまた放送お願いします」といわれました。「はい!」と返事しましたら、職場の同僚が「今年もまた、歌うんでしょう」といいました。「そうね!」と答えました。

 私の大好きな歌・・『学校給食調理員の歌』です。
♭(1番)
 私たちは学校給食調理員。子供たちに温かいおいしい給食を。湯気の中、目が回る、時計とにらめっこ。今日も心を込めて、包丁で刻みます。♯♪・・・②,3番へ

 いつも楽しく歌っています。  マスコ

学校給食は教育の一環です。

2007-01-22 00:13:14 | 給食室からこんにちは!
07年1月21日
 今朝の新聞の1面にあるテレビ番組の捏造問題が明らかにされていました。
「発掘○○大辞典」で事実と異なる内容が含まれていたと発表。『納豆を食べるとダイエットができる』との内容だったが研究者のコメントや体験者の検査データーが捏造されていたというものです。

 最近の健康ブームを背景に、健康をテーマにした番組は増える傾向があります。それも番組で放送されたものは、すぐ店頭から売り切れるなどの社会現象がおきています。
 私も「給食室からこんにちは」を毎日書いている関係から時々「発掘○○大辞典」のホームぺージも開いてみていました。「なんでも信用できないな。本当かな?』と疑ってみないといけないなーとつくずく思ったものです。
 

 それにしても、ここでもコストの関係から、番組を受注した制作プロダクションはさらに複数のプロダクションに委託をしていたのです。いくら2重に3重にチェックしても、しても、出てくる不正や捏造を、防ぐことはできないようです。

 命に関る食の問題でも、雪印や輸入牛肉・最近の不二家の問題など、「えー!どうしてこんなことを!」というようなことが後を絶ちません。

 だから、私たちは子どもの心と体を健やかに育む学校給食の民間委託を、「コストが安いから、何も変らないから」と安易に委託する行政を許すことができないのです。何かの変化があったとしても、子供たちの心と体にはすぐにその影響は出てこないのです。出てきたときは取り返せないのです。

 これは杞憂ではありません。食は命です。
 学校給食は教育の一環です。作る所からが教育の一環です。
 学校給食は直営・自校でこそ、学校給食法に沿った「目的と意義」が達せられるのです。


 

生かされている命を精一杯生きたい!

2007-01-17 22:33:46 | 給食室からこんにちは!
  給食室からこんにちは
    2007年1月17日(水)NO142
献立  パン・牛乳・りんごマーガリン・さばのケチャップに・キャベツソテー・
    ブロッコリーのスープ

 1月17日、午前5時46分。12年前に阪神大震災が襲い、6434人の尊い命が亡くなりました。命の大切さと人が支えあう大切さを残してくれました。
 私が思い出すのは、あの災害の時、地域のお年寄りの水汲みなどのお手伝いを、一生懸命していた小学生・高学年の男の子のことです。
水道管の破裂で各家庭に水が来ないので、ポンプ車の水を各家庭まで運ばねばならなかったのです。
 お年寄りにとって、水運びは大変な仕事です。男の子は水運びのお手伝いを一生懸命頑張っていました。
 テレビに写ったその子は、しっかりした体で記者の質問に『なんでも良く食べます』と答えていました。なんでもしっかり、バランスよく食べることの大切さを、改めて確認しました。
 心と体をバランスよく育てる為に、バランスの良いしっかりした食・本当に大切です。・・・・・・(17日のこんにちは・・より)

 私は1月になると阪神大震災を思い出し、生命の大切さ・食の大切さ・人の繋がり・支えあいなどについて想います。
 生かされている私の命、精一杯生きたい!・・・と





三学期、初めての給食でーす。

2007-01-11 22:55:50 | 給食室からこんにちは!
1月10日から給食が始まりました。「給食室からこんにちは」を紹介します。
 
「給食室からこんにちは」   平成18年度 NO137号 
献立~御飯・牛乳・たかなめし・白玉雑煮・黒豆

学年の締めくくりの学期、三学期が始まりました。今学期もよろしくお願いします。
 皆さん、お正月は楽しく過ごせましたか。何気なく過ごしているお正月は五穀豊饒と言って、米や麦など大切な穀物の豊作を願う行事として、昔から行われてきたお祭りなのです。
 昔は、今以上に天気によって、農作物の出来がものすごく違いました。
だから踊りや様々な行事に豊作の願いがこめられ、今もその行事が残っています。 
 さて今日は白玉雑煮です。お雑煮は1年の無事を祈り、お正月に食べる伝統的な日本料理です。沖縄を除く日本各地で雑煮を食べる風習が今から500年も以上前から残っています。また黒豆には、まめに元気で暮らせるようにの願いがあります。
今年も1年心も体も元気に過ごしましょう。

 給食開始の日も「こんにちは」のお便りを、給食委員さん数人で読んでくれ、放送を流しました。
 さすが、最初の給食の残菜はほとんどゼロ。牛乳が300グラム位残っていただけでした。みんな頑張って食べてくれたんだ。感激!



今日はとっても深刻なブログになっちゃいました。

2007-01-09 01:30:17 | 給食室からこんにちは!
 新年明けて早々から2つもお参りに言ってきました。

 どちらも昨年末に亡くなられていたお方ですが、お一人は98歳で長寿を全うされた方で「あのお方は良く生きた!」。95歳で骨折して入院するまで頭も体も元気で気が強く、同居の娘さんといつも元気に喧嘩して楽しんでいたそうです。「やはり明治の女は強い!」・・・「そうや・そうや!凄い!おばあちゃん」・・・南無阿弥陀仏・・・・と。なんとなく故人の想い出を心やさしく聞けました。

 そこで色々お話していると、数年前に退職された友人のお連れ合いさんが、突然の心筋梗塞で逝ってしまわれたらしい・・・と聞き、その足で友人と線香を上げに駆けつけました。人間の儚さを、「寿命かね・・悔しいね!!」というしか慰めようがなく、共に涙してきました。いつ自分達も・・と思うと人ごとのようではなく。

 昨年末からなぜか3人の知人を見送って、「今をしっかり生きねば!」「周りの人(特に連れ合い)への気遣いをさらに気をつけないと・・・」などと改めて思ったりしたここ数日です。いつも食べ物のこと、健康のこと、交通事故など気をつけようなど言うのだけど・・・どうなのかなと・・反省したりの日々です。

 人ひとりの命の重みをかみしめる日々ですが、それにしても最近の新聞記事に出てくる事件は、考えられないくらいで、目を・耳を覆いたくなる事件ばかりです。
 何故あんなに簡単に、人の・自分の、命をうばう無残な事件があとを絶たないのだろうか?原因は一つや二つではなく、簡単に言えるものではないからこそもどかしいのだけど、だからこそ今一番真剣に多くの人と議論しあわなければならないと思います。

 しかし、それを教育が悪いと、教育基本法が悪い、だから改正・改悪・と数の力で有無をいわさず強行してしまう今の政治・政治家に、「怖さ・恐ろしさ」を感じているのは私だけではないでしょう?

 職場で子供たちの笑顔を見ていると、この子達たちが永遠に笑顔を失わずにイキイキ生きられるようにといつも思います。だから、私たち大人が守らなくては、今私たちに出来ることは・・・とも。

 今日はなんだかとっても深刻なブログになっちゃいました。でもとっても大切なことですよね!

 



みーんなと一緒に食べることが、大好き!

2007-01-05 00:14:21 | 給食室からこんにちは!
 新年明けまして、おめでとうございます。
今年が平和で暮らしやすい社会になる変化の年となりますように・・・と心より祈ります。
 
 暮れから正月にかけて、熊本の菊池温泉と佐賀の武雄温泉に家族・親族8人で旅行に行ってきました。
 菊池のお湯はすべすべ・ぬるぬるしてとっても肌によい、気持ちいい・・!温泉で、お肌ぴかぴかになった感じでした。
 次の日は佐賀・武雄温泉の御船山観光ホテルに一泊。その部屋は鍋島藩最後の藩主の別荘を移築した部屋で立派なお部屋に庭!その床の間にはなんと幕末の3舟といわれた海舟・鉄舟・泥舟の書が飾ってありました。
 
 その凄い書を背に迎えた新年。今年は何か変化の年になるかな・・・と感じられた朝でした。おいしい食事をしていい湯に入って、いい書に触れ刺激を受け、心も体も幸せ一杯。感謝・感謝!でも三社参りでは、感謝の言葉を忘れ、願い事ばかりをしている欲張りな私でしたが・・・・

 とにかく幸せな元旦の次の日は、親族寄り。おごちそうつくりは旅行から帰ってから次の日の昼まで盛り鉢大皿4皿作って、お刺身・寿司を取りなべの準備と、ワッショイワッショイ!
1歳の子どもから介護3の81歳の叔母まで総勢32名が集まり、我が家は昼から夜までテンヤワンヤ!
 翌日は車椅子の叔母は療養施設に戻ります。迎えにいく人・送る人、介護をする人、みんながそれぞれ持てる力を貸してくれるのでこの祭りができます。
 
 毎年兄弟寄りを続けてきて30数年。両親もいなくなり、姪っ子・甥っ子の子どもまで寄ってきてのこの人数。お年玉が飛びあい、子どもは喜び、正月だけの顔合わせだけど、これで何となくみんなの様子がわかるし、一族・・・だあ・・のきづなが繋がって行くのかな・・など考え、続いてきました。連れ合いさんに感謝・感謝!
 「同じ釜の飯を食う」「食べることは幸せ!」「人を良くすると書いて、食」「食べるときは人の心を開放し本音が出せる」「大勢で食べるおいしさ!」などなど・・・・

 早く母を亡くし、6人兄弟の長女で育った私の原点は、薪で炊いた2升釜のご飯を、競争でお代わりして食べていた、あの貧しく・明るく・元気な時代。

 食べるときはみんな一緒!いただきます!ワイワイガヤガヤ!おごちそうさま!あーおいしかった!(^。^)y-.。o○

 私は、みーんなといっしょに食べることが大好き!

 
 今日から仕事が始まりました。初めのこの掃除が一番大変です。天井から壁からふき、塩素消毒です。磨いて、みがいて・・・さあ!明日も頑張ろう!

楽しい思い出

http://blog.goo.ne.jp/photo/16306